
去年の12月、21日にネクライトーキーの対バンライブに参加して来ました。
このライブが、
去年のライブ収めだったんですが、
元々その先にも行きたいライブはあったんですよね
でも、
チケットが取れなくて(笑
結構・・・
去年はそういう事が多かったんですよ
具体的に書くと一般発売でそれまでは普通に取れてたのに取れない事が多かった
つまりは俗に言う音楽ファンが多分それまで以上に生ライブに飢えてたのかもしれないですね
それと、
やっぱり近年は正直ライブに因る興行収入と物販の売り上げ等がミュージシャンの生命線になってるのを
いち音楽リスナーとしてはビンビンに肌で感じてるんで、自分でさえそう感じるっていう事は
それなりに同じ事考えてる方も多かったのかもしれないですね
それって、
生が主流になってくのは演奏で魅せる分野としてはある意味正しい流れなのかもしれないですけどね。
とはいえ、
今振り返ると、
この日のライブがライブ収めで「むしろ良かった。」とも感じてます
まず会場が自分の生まれ&育ち故郷の横浜ですし、ライブの内容も・・・・・
それまでの頑張りに対するお疲れ様、みたいな、、、そういう感覚も個人的にあったりもして。
特に、
ネクライトーキーの本編最後の曲の選曲でそれを強く感じてました
お疲れ様っていうか、そっと肩をポンと叩かれた様な、そういう感覚ですかね
ああいうのを希望に満ちたメロディって言うのかな?とかちょっと思いましたけど・・・
去年から有観客ライブが再開されましたが、
そんな年に観る最後のライブの場所が先述の横浜っていうのもドラマチックですしね
逆に言えば12月30日のライブが取れなかったのは「ここで収めとけ。その方がお前にとったら絶対に良いから」
っていう、
音楽の神様からのギフトだったのかも分かりません
考え方としては無駄にロマンチックですが、まあでもこの日がライブ収めの「方が」良かったと感じたのは事実
では以下そんな日の記憶を自分なりの観点で掘り起こしてゆきます!!
■フジファブリック
セットリスト
Sugar!!
Green Bird
徒然モノクローム
音の庭
TAIFU
東京
楽園
君を見つけてしまったんだ
若者のすべて
うん、こんな感じかな
多分合ってると思う、多分。
まずのっけから「Sugar!!」という選曲が最高だった
迸る疾走感といきなりピークになるテンション、掴みとしては正にベスト
今振り返るとこの初っ端の時点でベテランとしての手さばきの巧さを感じますね
「徒然モノクローム」も嬉しかった・・・!!
リリース当時はよく聴いてたしうろ覚えですが前のブログでレビューも書いてたと思うので、
約9年越しに初めて生で大好きな曲を聴けてテンション上がったし個人的に3人体制で一番好きな曲なので余計に。
この曲の聴いててスッと胸が楽になる感覚、ユーモアかつリラックス出来る歌詞、独特のメロディラインは
流石のもので、実は3人体制のフジファブリックを観るのは初めて(!)だったので、
しかも曲数の少ない対バンライブでこの曲を聴けたのはラッキーでした
この曲の歌詞ってある意味トップクラスにフジファブリックらしいと思ってるので、
旧体制のファンにも是非聴いて欲しい一曲ですね。
その後も良い流れが続く
ネクライトーキーと同名の曲がある!って事で、
「TAIFU」を披露
山内ボーカルで聴くのは初ですが違和感無いくらい格好良かった
「東京」では「花咲く横浜~!!」って歌ってくれて横浜出身の自分としてはかなり嬉しかった(笑
ああ、そうそう、こういうライブで公演場所に合わせて歌詞が変わるのも生の醍醐味だよなあ、って思いつつ、
去年出た新曲である「楽園」がこれまた存外に格好良くてビックリしました
なんというか、音源よりも攻撃性?或いはロックバンドらしい突き放す感覚がより増していて、
その妖艶かつ水面下で強く伝わってくる攻撃的なメッセージに陶酔してしまいました
今のフジファブリックはこういうリスナーを挑発するような刺激的な曲もあるんだなあ、
って改めて感じれて良かったです。
ポップに突き抜ける「君を見つけてしまったんだ」と最新モードのキラーチューンも披露しつつ、
最後が有名曲である「若者のすべて」っていう、これまたニクい選曲になってて・・・
今振り返ると、
掴みで過去のスマッシュヒットナンバー、
中盤でネクライトーキーのファンを意識した昔の曲、
その流れで今のフジの勝負曲を入れ込み、
最後は王道の外さない直球で攻める・・・ってあまりにも隙の無い完璧なセトリに脱帽ですね(笑
そりゃ満足度も高い訳だ、、、と思いつつ、やっぱりベテランのライブも良いな。と再確認するには十分でした
「若者のすべて」、
生まれ故郷の横浜で観たっていう事で、
正直子供の頃の記憶や思い出とすり合わせて観てしまって、
そのバイアスも合わさってたので余計に感動して胸に来ている自分が居ました
こう、あの日の感情を深堀りしていくと、やっぱこの日がライブ収めだったのはベストだったかな、って。
3人のフジファブリックも余裕で格好良かったです。ありがとうございました!!!
■ネクライトーキー
セットリスト
めっちゃかわいいうた
北上のススメ
タイフー!
ふざけてないぜ
魔法電車とキライちゃん
許せ!服部(TAIFUカバー含む)
がっかりされたくないな
大事なことは大事にできたら
気になっていく
オシャレ大作戦
俺にとっちゃあ全部がクソに思えるよ
こんがらがった!
遠吠えのサンセット
こちらも冒頭からファニーかつ攻撃的な(笑)「めっちゃかわいいうた」で掴みはオッケー、
更にフジの「TAIFU」に対してネクライもポップで切れ味あるメロディが光る「タイフー!」で応戦
この曲も格好良かったし、
「許せ!服部」のブレイクの部分ではまさかの「TAIFU」カバーを入れ込み、
一日で3回も台風ってタイトルの曲を聴いたのも面白かった笑
けど、
もっさのボーカルも思ってたより「TAIFU」に合っていて、それもまた素敵だな。。と思いながら聴いてました
「ふざけてないぜ」は
前回聴いた時より更にライブ仕様にブラッシュアップされていて、
サビの部分で手を振るのも楽しかったし、アウトロのシュッと終わる格好良さも生で聴いて改めて痺れた
情熱的なメロディが迸る「魔法電車とキライちゃん」もテンション上がりましたし、
シューゲイザーみたいな始まり方がやっぱり気持ち良い「大事なことは大事にできたら」も沁みる出来でした
あの曲の素直な言葉がまっすぐに胸に入って来る感覚はもっさのボーカルありきかな、とも感じましたね。
後半戦、
「気になっていく」もまた前回聴いた時より更に激し目にブラッシュアップされていて、
歌い出しの時点でアグレッシヴなアプローチが光り、途中のダバダバブレイク含めて抜けの良い仕上がりでした
サビのペーソスが聴き手の胸にじんわりと広がっていく感覚含めてグッと来てました
この曲は今後更にライブで化けそうな感覚もあってまた是非聴きたいですねぇ。
「オシャレ大作戦」も本当に良かった。。
今振り返るとこの曲の歌詞も必死な歌声の感じも、
2021年最後のライブで聴くにはピッタリだったのかもしれないですね
ただ、
最大のハイライトは「俺にとっちゃあ全部がクソに思えるよ」でした
この曲のサビの歌詞「大丈夫~」の部分を初めて聴いた時、純粋に「締めに合う曲だなあ。」って思いましたし、
音源やライブではセクションの初めの方で披露される印象が強かったので目から鱗みたいな感覚もあって・・・
こんなに最後の曲に似合う曲だったんだ!!っていう発見も含む感動と、
色々あった、個人的にも色々あったあの年の終わりに、
サビで高らかに「大丈夫、僕らは心配ないけど」って歌われたら流石に胸に来てしまって、、、
聴きながらちょっと涙腺揺さぶられてましたし、
ギリギリ涙までは行かなかったんですが、それでも揺さぶられたのは事実でした。
アンコールの曲も勿論どっちもキラーチューンで最高だったんですけど、
自分的にはこの日はこの曲がナンバーワンのハイライトだったかなあ。とか強く強く感じました
なんとなく、
ここまでやってこれたじゃんか、
ここまで頑張ってこれたじゃんか、
ここまで生きてきたじゃないか。っていう、
そういうポンと肩を叩かれるような感覚を聴いてて覚えたんですけど。
それも良かったし・・・
何よりライブでこの曲の魅力に改めて気付けて良かった、
ライブで聴いて大好きになった曲がまた一つ出来て良かった!
・・・っていう、
それが多分一番嬉しかったんじゃないですかね(笑
やっぱり、ライブで聴いて好きになった。っていうのは現場でないと得られない感覚ですし、
それでお金出して買ったフィジカルをもっと好きになれるって最高じゃないですか笑
特にライブ収めの日の本編ラストで「大丈夫」ってメッセージを受け取れたのは良かったし、
2022年にも繋がる最高のバトンだと当時も今もはっきりと想いました。
ありがとうございました!!!!!

物販で購入したロングTシャツです♬
去年は物販で忖度無しに好みなグッズがあればバンバン買うようにしてました
ちゃんと好きであればそれがWIN-WINかな~、って。
今年も、
対策バッチリしてくれてるハコに
対策バッチリして参加させてもらって、
また感動的な瞬間を自力で味わいに行きたいと考えてます。
ネクライトーキーは既に野音ワンマンも決まってるのでそれも(チケット取れたら)是非行きたいですね!