サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

asmi「ギターもなしに歌えというのか!?」@渋谷CLUB QUATTRO 22.5.6

2022-05-30 | LIVE











去る今月の5月6日、asmiさんのライブを渋谷のクアトロで観ました。
このライブの前日には横浜にピーズのライブを観に行っており、
我ながら凄い(趣味の)ふり幅だと思いますが・・・笑
きっかけは、
3月にレビューを書いた「Gerbera」という曲がすごく好きだったので、
それが一番のお目当てと言えばお目当てではあったものの、
他の曲も凄く良くて、
また、
asmiさんのキャラも面白くて・・・と
正直すっかりasmiさんのファンになってしまった感の強い公演でした。
では、以下つらつらと。










一曲目は歌詞にこのライブの公演タイトルも入っている「Call me」という楽曲、
のっけから代表曲が来て個人的にかなりテンション上がってましたね
この曲のやり切れない想いをぶつける感じと共に、
最後の「好きだったよ」というフレーズ、
これが音源よりもよりはっきりと歌われてる様にも感じられて聴いててグッと来てました
最近の自分はこういう❝叶わなかった恋慕~❞みたいな曲に弱いのを感じます。。

そこからの「anpan」、
まるで、
クラブで音楽を聴いてるかのような凄まじい陶酔感があって、
最高に気持ち良かった・・・!
あ、でも、渋谷❝クラブ❞クアトロなので案外そのまんまなのかな?笑(何)

「Mon Star」「ladyrinth」「summer sour」と聴いてるだけでも心地良い楽曲が続いてゆく
聴いてて想ったのは、これら全部縦ノリではなく、横ノリが中心の楽曲で。
まあ要するに、
聴きながら縦に拳を突き上げる感じじゃない、
ゆらゆらと横に揺れながら心情の吐露と共に陶酔していく、みたいな・・・
そういう雰囲気が心地良くてある意味asmiならではの独自の世界観が漂ってた様にも感じました。


終わり際の静かに佇むようなポージングも格好良かった「lonely midnight」、
多少官能的な雰囲気も心地良かった「kiss me」(また、ほんのりセクシーな世界観が似合う)、
そして、
傘を小道具に使いながらステージのセットの一つであったベンチに座りながら歌唱した「lemon tea」、
これがまたゆったりとした曲調でありながら聴き手を鼓舞するような細(ささ)やかなエネルギーがあって
この曲もまた最高に気持ち良かった思い出があります
めちゃくちゃ静かで穏やかなのに、気持ちがアガる感じが不思議な感触もあったりもしました。
その静かにアガっていく感じはasmiさんの確かな個性の一つだと言えるかもしれない。
 そうそう、
この日のステージはまるで公園の一角のような・・・
ベンチがあって缶(ペットボトル)捨てのゴミ箱もあって、、、と
結構「日常の中」を意識させるステージセットになっててそれもまた滅多に無いので新鮮でしたねえ。

これまた気持ち良い空気が流れる「おすしの唄」(今時「唄」表記なのがステキ)、
そして、
満を持して披露された最新の名曲「Gerbera」に関しては、
一気にその場の雰囲気が開けてパーッと明るくなっていくような、
所謂ライブに於ける起爆剤のような役割を担っててかなり印象的な歌唱に仕上がってました
聴き手を包み込むフレーズの数々、そして母性にも近いような慈愛のこころ、
何より、
レビューでは書きそびれてたように思うんだけど、
「明後日くらいには笑えるように」ってフレーズが本当大好き過ぎる事に気付きました
「明日」ではなく「明後日」って猶予があるのが人の気持ち良く考えてて素敵だと感じます
つまり、
すぐに元気にならなくていい、なれなくてもいいよ。っていう事なんですよね。
そのフレーズと歌とasmiさんのハートを直に感じられてホントに素晴らしい熱演だったな、と・・・!
この曲はかなり盛り上がってた印象なのでまた是非ライブで聴きたい曲の一つ、ですね。

心地良い喪失感の表現が素晴らしかった「last」、
まるでレイヴのような空気感も纏っておりこの曲もまた美しい出来栄えでした
新曲の「Black」は今までのスロウな曲調とは違って攻撃的で格好良いダンサブルなナンバー、
「結構前に出来た曲~」みたいなMCもしてたのでリリースが待たれる最高の新曲だった・・・!
なんでしょう、
こういう激しい?曲も作れるんだ!みたいな新鮮な驚きがありましたね。
そこから、
渾身のバラッド「例えば」を披露、
この曲も歌い手の感情がストレートに伝わる素敵な歌で、
その前のMC、これからも自分の素直な気持ちを歌にしていく!という決意表明含めて、
「ありがとう」の想いが実直に響く深い世界観を構築出来てた様にも思いました。

そして、
「memory」がまたスゴかった・・・・・!!
まだ全然若いのに(?)あれほどの虚無感というか、
空しさの中に存在する逆にキレイな感じ、、、を表現出来るのは天才的とすら感じた
兎角心地良いサウンド、
兎角気持ち良い歌声
その中で、
どうにもならない想いが空気に混ざって一気にその場を覆う感じ、、、は物凄いものがあった
個人的には「願い叶ってもいいですよ」のフレーズが聴いてて特に感情移入しちゃいましたね。。
褒め過ぎかもしれませんが、
あれだけ静かな曲調でありながら、
あれだけ場を盛り上げる事が出来る曲も早々無いかもしれない
そういう意味でこの曲は本当大好きだな~と心から感じたりもしたのでした。

本編最後は「earth meal」、
最後の最後に希望を感じさせる元気なエネルギーを届けてくれました
この曲、実は無知ながらこの日初めて聴いたんですが、こんな曲あったんだ!という位
ライブの最後には相応しい前向きなエネルギーを感じさせる曲でその選曲もまた素敵だなあ、と。
生きていくという強い意志も感じたパフォーマンスで過不足の無い最高のライブだったと思う
盛り上がりポイントもあって、でも、ちゃんと浸れるような箇所も多々あって。
 アンコールではtiktokでの人気曲「PAKU」も披露
バンドセットだったんですが、
意外と生演奏でも映える曲でスゴイ気持ち良かった
中でも「確かなことだけ見つからないや」というフレーズを生で聴けたのは特に良かった
その時のasmiさんの顔が若干くしゃっとしてたのもまた胸に来たりもしてました
混沌とした感情がダンサブルに伝わる素敵な楽曲だな~と改めて。
 そしてサービス精神旺盛に「ヨワネハキ」まで披露!
こちらは、
最後の「生きてみよう!」の部分をジャンプしながら?拳突き上げ楽しそうに歌っていて、
それ観てちょっと泣きそうになったり感動と勇気を同時に感じれる素晴らしいエンディングでしたね・・・!!!
 セトリ的には昔のアルバムの曲から、
最近矢継ぎ早に出してたデジタルシングルたち、
そしてコラボ系の楽曲まで出し惜しみなく正しく❝出し切った❞最高のワンマン、
改めて、asmiさん、バンドメンバー、スタッフ、ハコのスタッフの皆様に大感謝です!
ありがとうございました!!










Call me
anpan
Mon Star
ladyrinth
summer sour
lonely midnight
kiss me
lemon tea
おすしの唄
Gerbera
last
Black(新曲)
例えば
memory
earth meal

PAKU
ヨワネハキ








そう、
この日のライブで一番感じたのは、
久しく忘れていた「横ノリ」の気持ち良さだったのでした
普段は所謂ロックバンドと呼ばれるジャンルの音楽ライブばっかりに行ってるんですけど、
だからこそクラブミュージック、レイヴ、ヒップホップ、エレクトロを取り込んだ
asmiさんの横ノリサウンドの連発はかなり新鮮な味わいがありまして、
ある種、
これはこれで個性たっぷりで挑戦的な表現に仕上がってるな~なんて感じたりもしたのでした。
また、12月にもワンマンがあるらしいので、この恍惚的な世界観をまた味わいに是非参加したいものですね
 もう一つ、
格好良い曲調とは裏腹に、
めっちゃハイテンションの関西弁で喋り倒すMCもギャップが凄まじくて最高でした(笑
この日貰った感情をこれからの日常にも活かしながら生きてこう。って素直に思えたりもしました
asmiさんの音楽、本当に素敵なので、これからも微力ながら当ブログでも伝えてゆきたいです。