
去る先月10日にネクライトーキーのライブを野音で観て来ました。
今年初の野音でした
前々から思ってたんですが、
野音は野音で❝ロックの聖地❞という感じがしますよね
個人的にはそんな感じがします
で、
この時、
実は私的な事で落ち込んでたりもしたんですが、
このライブで得た感情でちょっとだけ立ち直れた気もして、
そういう意味ではストレートに励みになった公演・・・と言っても良いんですかね
多分、そういう感情を持ってプレイされてる~という事では無いとは思うんですが
まあ聴き手としては純粋に元気になっちゃったんですよね(笑
では、
以下そんなパワフルなビートの応酬をガッツリ伝えたいと思います。。
あ、ちなみに、ライブレポでMCの事を殆ど書かないのは、
個人的にMCよりも音楽の鳴り方、響き方に注視して観てるので、
そこまで気が回ってない~というのが本音です(笑
いきなりですが、
一発目の「Mr.エレキギターマン」で早速ハイライトでした。。
まさか、この曲を一発目に据えるとは!っていう驚きもあったけど(以前は本編最後の曲だったので)、
それ以上に、もっさがガムシャラに歌う「下手でもいい」ってフレーズにヤラれて、
大体場を温める感じが多い一曲目で個人的ハイライトになってしまう~という。
でも、
たまにそういうライブもありますよね(笑
私的な事なんですけどプライベートで思ってたよりも上手くいかなかった出来事が直近であって、
この頃はその事でもう鬼の様にへこんでたんですけど、
のっけから、
転がる様な泥臭いビートと歌い方で「下手でもいい」って思い切り歌われたんで、
その時に「ああ、そっか。」と純粋に腑に落ちたし気持ちがちょっと楽にもなったんですよね
ライブはただ騒がしいだけじゃない、楽しむだけじゃない・・・否、そんなんは人それぞれだけど(爆)。
でも、この日の「Mr.エレキギターマン」はすごく自分の中で心に残ったというか、
それはその時の心境との化学反応でもあったのかもしれないけど、
意識すら変わった感じがあったというか、
もうちょっと自分も泥臭く頑張りたい~という感情を貰えて本当に❝有難い❞一曲になりました。
そこから、
「はよファズ踏めや」のガンギマリのビート感に、
「北上のススメ」「ジャックポットなら踊らにゃソンソン」と勢いのある曲が続き、
久々に聴く大好きな「誰が為にCHAKAPOCOは鳴る」がまた痛快な響き方で気分も高揚
この曲はノリが良い割に歌詞はちょっと沁みる部分も強いし、
聴き始めに好きになった曲なので思い入れも強いから、
正直イントロの時点でブチ上がりますね(笑
朝日さんのギターの音色が更に爆音かつキレッキレに仕上がってた「ふざけてないぜ」、
この曲もサビの歌詞にシンパシーを感じ過ぎて聴きながら頷きまくってましたね。
「魔法電車とキライちゃん」も良かった!
もうライブで聴くの3度目なので、
大分自分の中で馴染んで来たというか・・・そのもどかしい想いを歌う歌詞に、
ストレートに感情移入しながら聴いてる自分も居て、それがまた良かったなぁと振り返って。
その流れでポップで心地良い音像が素敵な「涙を拭いて」なのも秀逸でしたし、
もっさの歌唱の良さも相俟って素直に「いい歌!!」って気持ちになってました
「踊る子供、走るパトカー」は去年のリリースツアーぶりに聴きましたけど、
その時よりも所謂❝横ノリ❞の気持ち良さが強調されてる様に聴こえてそれもまた新鮮でした
その後、
もっさのシャウトも強烈で格好良かった(!)「夕暮れ先生」、
ノリの良さを感じつつロックバンドらしい攻撃性も光ってた「ボケナスのうた」~と、
良い具合に聴き手の中のモヤモヤを解消させてくれる様な素敵な曲が続く
そこから、
高速ビートの心地良さも快感だった「カニノダンス」からの~「こんがらがった!」と
曲間の繋ぎ方も終わって即始まるDJのような仕上がりになってて超聴いてて気持ち良かったですね笑
また、この日の「こんがらがった!」はいつも以上にダンサブルに感じられて実に最高でした
多分、ぴょんぴょん飛び跳ねながら聴いてたと記憶してるんですけど、
歌詞の痛快な攻撃性含めて完全にイッちゃってましたね(笑
本当に気持ち良かったです、この2曲は。
トーキーのライブでは恒例の「許せ!服部」での切り替え演出&個々のソロ演出も楽しかったし、
からの「豪徳寺ラプソディ」がまたイカついロックンロールを豪快に響かせてて最高でした!!
個人的に、
この日のトーキーのライブでは以前よりも更にロック色を強く感じてたので、
メンバーの誰かがロックンロールって叫ばないかな?とか思いながら観てて(これはマジです)、
なので、この曲で朝日さんが「ロックンロール!!!!!」と大声で叫んでくれたのはホント良かった
個々のコーラスワークが大きく進化してたのも含めてこの曲もまた研ぎ澄まされてたかな、と。
この日のこの曲のインパクトは相当デカくて、
ロックンロール・バンドらしい反骨精神に満ちてて実に至福だった記憶です。。
歌がしっかりと、丁寧に響いていた印象の「朝焼けの中で」、
そこからの、
「思い出すこと」~「大事なことは大事にできたら」の轟音パートも良かったし、
「続・かえるくんの冒険」も好きになったきっかけの曲だったので久々に聴けて嬉しかった
この曲の最後の歌い終わりを生で聴くと、
今まで出来損ないなりに頑張って来た自分のこれまでを多少誇れる感覚も貰えて、
個人的には❝沁みる❞という意味合いで割と生演奏向けの曲なのかも?とか感じたりもしました。
ライブだと更に爆音&テンポアップするアレンジが大好きな「気になっていく」も良かったし、
ノリの良さだけではなく、サビの歌詞がまたじわーッと聴き手の内側に広がってく感覚も好きでした
特に「足りない僕ら~」のトコは自分のペーソスに寄り添ってくれる感じが堪らず。。
そこから、
やりたい放題な歌詞が響き渡る「めっちゃかわいいうた」も痛快だったし、
「オシャレ大作戦」も・・・本当に良かったです
あの、
インパクト抜群のキーボードの爆音アレンジもさることながら、
この曲もライブで聴くのはもう3回目なので大分歌がガンと沁み込むようになってて、
そのクタクタになりながらも仄かな夢を抱えて進むいじらしい感じが胸に来ましたね・・・。
本編最後の、
「俺にとっちゃあ~」がまた、
そんな感情を爆発させるような流れにもなっててより素晴らしかったと思う
それと、この曲は前のライブでも感じましたけど、曲名の割には(笑
ラストに相応しい希望も感じさせるメロディーと歌詞で本当にステキだな~と感じました。
何もかも大丈夫なんてないけど、そう無理矢理にでも思って生きてく事自体が希望に繋がる、っていう。
そういう転がりながら前進し続けるロックンロール・バンドらしい最高の一撃でライブは終了!
今、
振り返りながら書いてて思いましたが、
この日のライブって自分が思ってた以上にロックなライブだったんだな、と。
「ロックなライブ」とは令和ではむしろ評価されにくいのかもだけど、
それでも自分はやっぱりこういう転がってるようなバンドは大好きだな!!と純粋に思いました。
ありがとうございました!!!!!
Mr.エレキギターマン
はよファズ踏めや
北上のススメ
ジャックポットなら踊らにゃソンソン
誰が為にCHAKAPOCOは鳴る
ふざけてないぜ
魔法電車とキライちゃん
涙を拭いて
踊る子供、走るパトカー
夕暮れ先生
ボケナスのうた
カニノダンス
こんがらがった!
許せ!服部
豪徳寺ラプソディ
朝焼けの中で
思い出すこと
大事なことは大事にできたら
続・かえるくんの冒険
気になっていく
めっちゃかわいいうた
オシャレ大作戦
俺にとっちゃあ全部がクソに思えるよ
君はいなせなガール
遠吠えのサンセット
という訳で、
エネルギーに満ち満ちた全25曲でした・・・!!
ワンマンで全25曲ってかなり詰め込んでると思うしこんだけ演奏してくれて大感謝でした
新曲(6月に出る新譜から!)「君はいなせなガール」も久々にボーカルパートが分かれてて、
もっさと藤田さんの歌声の対比も面白くて聴いてて楽しい曲だった、気がする
「遠吠えのサンセット」は、
音源よりも演奏のテンポが激早でそれも含めて気持ち良かった、
この曲こそトーキーのロール感がたっぷり出ていて聴いててすっごく痛快でしたね!
でも、最後の最後らしく賑やかで楽しい雰囲気もあったし、アンコールまで含めて最高のライブ、
正にあの時点での全部を出し切ったかのような渾身のワンマンだったかと思います。
やっぱりネクライトーキーは凄く良い❞ロックバンド❞だと感じました。
中でも、
先述の通り「Mr.エレキギターマン」の熱演は忘れられないですね・・・
あれこそ俗に言う最初からクライマックス!って感じで、
非常にトーキーらしい始まり方だと思ったし、
自分の思想にすら影響を与える様な、
渾身の演奏だと感銘受けました
全部が上手く行く事なんて早々ないから、その時その時の全力を尽くして、
それが理想通りではなくても、ちょっとでも「何か」に繋がればいい。
聴きながら、そんな事を想っていました。
改めて、この日の野音に感謝!
夏のツアーもチケットが取れたら是非ゆきたいですね♬