サブカルチャーマシンガン

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新しい自分で。/ルリドラゴン 第5話「やっと倒した」 感想(週刊少年ジャンプ2022年32号)

2022-07-11 | ルリドラゴン











やっぱり自分はこの漫画が大好きです。
一言で人と人との関係性の描き方が気持ち良いし、物凄い誠実な作風/ドラマに感じるんですよね
今週も盛り沢山過ぎて何から書こうか書く前から嬉しい悩みとかあったくらいで(笑
そうだな、まず、母親の行動には純粋に感動しましたね。。
正直、
あそこまで出来る親っていうのも早々居ないと思うけど、
やっぱり娘の人生の事を本当に真剣に想ってるのは伝わって来ました
しかも、それを敢えて言わないのも粋で素敵だなあ。って感じましたし・・・。
だからこそ、クラスメイトがあそこまで良くしてくれたんだなあ~と思うと物語に説得力も増しますし、
でもそれが無くとも神代さんなんかはきっとああいう風に気さくに接してくれてただろうなとも思うし。
自分らも不安だったけど、
ルリもきっと不安なんだろう。

っていう、
そういう相手の心情までも察して動けるのは素晴らしい人間性の証拠だと思うし、
またそれを意識させた根底にはルリの母親の尽力もあったんだと思う。
なので、ホント色々な人の想いの結晶という感じがして、
ぶっちゃけ結構泣きそうにもなったりもして(笑
そう、
ルリもまた、
それを「当たり前」とは思ってない、
やっぱり心のどっかで感謝してるのはセリフではなく表情から伝わって来てね、
なんかそういう親子の関係性も素敵だと思えたし、ゲームに付き合うのもそうですよね。
みんながみんな支え合って懸命に生きている・・・その作劇の深みが物凄く秀逸に感じた5話目でした。
(余談ですが、ルリの母親だって、きっとルリの存在に救われたりしてるんでしょう)。







また、
「名言メーカー」である母親のこのセリフが良いんですよ。。
上記のカットは今週のジャンプの「ルリドラゴン」13ページ目3コマ目からの引用ですけど、
誰にだって・・・・・
そう、
斯く云う管理人にだって、
めっちゃ気にしてる事とかコンプレックスとかはありますし、
そうだな、個性的であるから故の他者とのズレに敏感になってしまう節はあると思います
でもその中で個々の重なるトコだったり分かり合える部分を探して生きてる訳ですし、
そういう観点では・・・
ルリは、
確かにドラゴンガールだし、
めっちゃ個性的ではありますけど、
言っちゃえば我々だってめっちゃ個性的なのかもしれないですから(笑
そういう点ではルリだってあくまでそういう中の一人でしかなくて。
だからルリが他者の気にしてる部分に対して、
理解したり、
優しく出来る場面だってこの先きっとあるかもしれないですよね。
そうなったら益々ルリはルリだし、 決して自分だけが特別じゃない事を肌で実感出来るかもしれないですよね
なので気にするな、、、というのは無理かもだけど、だけど、❝気にし過ぎる必要も無いんだよ❞っていう。
そこには、母親の祈りにも似た感情も穏やかに且つ自然にたこ焼きと共に混ざってたのかもですね
(余談ですが、日常感溢れるたこ焼き食べてる描写がまたアットホームで良かった・・・!!)




尊い。。(一週間ぶり2回目)



何よりも、
ここまでずっとネガティブで学校に行く事に対して悲観的かつ懐疑的だったルリが、
ラストのページでは素直に笑顔で「行ってきます」と告げたのにはウルウル来ちゃいました
まだ5話目なんだけど、
まるで長編読んだかの如くルリの❝成長❞が感じられて・・・。
母親の想いを汲み取ってる感じもしたし、
その上で、
神代さんだったりを信用する気持ちが生まれてるのも感じたし、
前回までは後ろ向きな言葉を吐きながら嫌々学校に行くルリを見て来たのもあって、
前向きな発言をしつつ嬉々として学校に行ける様になったルリの姿は本当素敵に感じられました。
そりゃ良い事ばかりでもないけど、
でも、
ちゃんと優しい人もいる~って事が分かったし、
ルリ自身もそういう人の想いをしっかり受け止められる器量を得たという事でもあるから。
これを成長物語と言わずとして何を成長物語と言うんだ!って感じですね笑
そこには周りの人々の尽力だったりも勿論きちんと存在していて、
それもまた尊い事ですし、
それを感じれてる(と、感じる)ルリもまた順調に凛とした女の子に育ってる気もしてね、
なんかその限りなく優しくて想いに溢れてる作中観に今週も魅せられてしまいました。
この先の遺伝の事に関しても気にはなりますけど、
きっとこの子(ら)なら大丈夫。
そう信じて、
この先の物語も熱視線をもって追い駆けたいと思います・・・!!
気の置けない母親と楽しそうにゲームに興じるルリの描写もまたニッコリ出来るクオリティでした♬
ああいうシーンを至極ナチュラルに、且つどこか情感深く描ける作家はホント大好きなんです。










でも本作は、
本当❝心のやりとり❞と言いますか、
人と人との繋がりだったりお互いを思い遣る純真な気持ちだったり、
「人として重要なこと」がしっかりと描かれてるので心の底から素晴らしい作品だと想えます。。
また、絆を表現する技法がセリフではなく表情やリアクション中心なのも好みです。。
今週は、母親との日常のやりとりのシーンでは特に、ね。
自分の想像以上の内容がここまで描かれてるので6話目もホント楽しみですね!

ただ、
作者さんが体調不良により来週まさかの休載らしいです(!!)
正直、始まったばかりで早速の休載は色々な意味で不安でしょうし自分もいたたまれない気持ちになりました
でも、「ルリドラゴン」が最高に面白くて最高に素晴らしい漫画なのは間違いないので、
巻末コメント見ましたが謝らなくても大丈夫ですよって事は伝えたいですね!
 それと、
こういう時こそファンが恩返しする時です
今週はこの後速攻でアンケ書いて出すのは勿論ファンレターも出したいと考えてます。
そしてこの感想が少しでも多くの方に伝わる事を願って。。
当ブログはルリドラを全力応援します!!!