ひびレビ

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「シン・ゴジラ」を見て

2016-07-29 21:22:06 | 特撮
映画「シン・ゴジラ」を見ました。

 ・・・すげぇ、すげぇよこの映画!映画中に思わず身を乗り出しているわ、お馴染みの音楽が流れた時にはめちゃくちゃテンション上がるわ、最後の最後まで気が全く抜けないわで、とにかく凄い映画でした。これに関しては前もってパンフレットを見るべきではないと強く思います。パンフレットにはご丁寧に帯までついていました(笑。

 パンフレットの表紙を堂々と飾る、今作のゴジラについてですが、私が今作のゴジラに抱いた印象は「ゴジラであって、ゴジラではない」というものでした。
 最初に上陸してきた際「このゴジラ、何でこんな風に動いているんだろう?」と疑問に感じましたが、その疑問はすぐに晴れることになりました。この映画では度々ゴジラに驚かされますが、まさか初上陸時からあんなに驚かせてくれるとは!確かに尻尾に違和感を覚えてはいましたが、あんなゴジラ、誰が予想できようか。
 
 徐々に明らかになる恐るべき生態とその能力にも度肝を抜かれます。見た目や能力を含め、人によっては「こんなのゴジラじゃない」と思われるかもしれません。それだけ、既存のゴジラとは思えぬ見た目と動きを見せてくれました。
 ただ、過去にもゴジラは空を飛んだり、従来の青い熱線とは異なる赤い熱線を吐き、心臓だけでも生き続け、カイザーギドラを宇宙まで吹っ飛ばす強力な熱線を披露したりと、予想もつかない行動をしてきました。ゴジラは、人間の予想の遥か上を行く生物です。この映画でゴジラは、ただ熱線を口から放つだけの怪獣ではないことを存分に見せ付けてくれたと、私は思います。
 題名にある「シン」からは、様々な意味合いが感じられます。従来のゴジラとは異なる「新しい」ゴジラ。「進化」の頂点に立つゴジラ。「神」のように人々に「審判」を下すゴジラ。人々の日常を「侵略」し、人々を「震撼」させるゴジラ。シンの受け取り方もまた、人それぞれでしょう。

 先のハリウッド版では、どこか超然とした存在として描かれていたゴジラですが、今回のゴジラは倒すべき敵そのもの。「恐怖」の権化として人々の前に君臨し続けます。東京の街がゴジラの侵攻によって灯りがていくシーンはゾワッとさせられます。
 上記のとおり、従来のゴジラとは異なるゴジラであるため、最後の最後まで何をしてくるのか分からないという恐怖がありました。正直、「この映画もそろそろ終わりかな」というところに差し掛かっても、一瞬も気が抜けませんでした。
 そうした恐怖がある一方で、今度のゴジラは何をしてくれるんだ!という期待もありました(苦笑。

 
 ゴジラに立ち向かう大勢の人々。登場人物が多く、台詞量も比例して多くなっているため、登場人物の名前やポジションなどを覚えるのは相当難しいと思われます。ですが名前や説明を頭に入れずとも、大体今何をしているかは何となく伝わってきました。
 時間の余裕も、過去作のように超兵器もない現実において、如何にしてゴジラを倒すかが描かれていました。劇中でゴジラやゴジラについて研究していた人は、まるで人間を試しているかのようだといった旨の台詞があります。予断を許さない危機的状況に陥りながらも、決して諦めず手を打ち続ける人々の姿は非常にかっこよかったです。人脈、技術、知識。現実の人間がもてる全てを活用してゴジラに立ち向かっていく様は緊張しっぱなしでした。

 音楽に関しては、時折エヴァっぽい音楽が流れます。それが妙にマッチしているので何ともいえぬ不思議な気分になりますね(笑。ですが、ここぞという時はまさにゴジラ!という音楽が流れます。終盤の作戦決行時は胸が震えました。本当、総動員って感じがする作戦でしたね。


 もしも「現実」に「虚構」の存在であったはずの怪獣=ゴジラが現われたらどうするか。人間がたどり着いた結論は全く予想だにしないものでした。ですが、実は以前と何ら変わりはないのかもしれません。いつ虚構だと思っていたものが現実に現われるのか、それは誰にもわかりません。シン・ゴジラの世界では、「虚構」が「現実」になり、現実として受け入れるしかなくなっていったのでしょう。人間が想像できないことが、現実に起こらないとは限らない。その恐怖を感じさせられました。

 個人的には非常に恐ろしく、そして面白い怪獣映画でした。こりゃ映像ソフトとフィギュア買わないと・・・
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パンフレットのタイミング

2016-07-29 08:07:42 | 日々の生活
 いよいよ今日が久々の日本製ゴジラの公開日なわけですが、有休はとれず・・・ともあれ、なるべく早めに見に行きます。

 さて、映画館に行くとパンフレットや関連グッズ、ポップコーンなど様々な商品が売っているのを目にします。私は映画中は一切飲食しないのでポップコーンなどは買いませんが、パンフレットは在庫があれば必ず買いますし、グッズもたまーに買います。ゲノセクト公開時、映画館で売られていたイーブイのコスメポーチは、今尚3DSケースとして活躍してくれています(笑。

 そのパンフレットに関してですが、私は映画上映前に購入し、始まるまでは大体パンフレットを読んで時間をつぶしています。人によっては映画が面白かったら買う、映画が終わった後に買うという話も聞きますが、私は必ず上映前に買っています。確かにパンフレットには作品の大まかなあらすじが書いてあったり、下手をするとネタバレをくらってしまうことにもなりかねませんが、やはり上映前に買わずにはいられません。最近はネタバレ回避のために、読むのをグッとこらえることもありますが、大体は上映前に読んでしまいますね。

 アニメ映画なんかだと、誰が声をあてているのか気になります。鑑賞中も「この声、すげぇ聞き覚えあるけど誰だっけなぁ」と考えつつ見てしまうので、内容を頭に入れつつ、感想を考えつつ、誰の声だったかも考えなければならない・・・じっと座ってみているものの、頭の中では結構忙しいです(苦笑。
 そんな時はパンフレットで前もってキャスト一覧を見ておくと、スッキリとした気持ちで鑑賞できます(笑。

 買うタイミング、見るタイミングも人それぞれ。でも映画を見た記念ということもあって、必ずパンフレットは購入しています。まぁ私の持っているパンフレットの大半はポケモンとライダーの映画なわけですが(苦笑。その分、買い逃した時は辛いですね・・・そうそう簡単に売り切れるものじゃないという思い込みがあったために、ライダー映画のパンフレットを買い逃した時はショックでした。
 なので、今年の春に公開された「仮面ライダー1号」は、映画を見る時間はないけれども、前売り券購入がてら映画館に立ち寄った際にパンフレットだけ購入しました。いずれレンタルで見る際に、それを片手に見ようと思います。

 パンフレットがなくならないうちに、早めに見に行かないとなぁと思う今日この頃でした。
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