ひびレビ

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「宇宙人ポール」を見て

2016-11-04 07:42:14 | テレビ・映画・ドラマ
2011年の映画「宇宙人ポール」を観ました。

 SFオタクのイギリス人、グレアムとクライヴはアメリカのコミコンやUFOスポット巡りを楽しんでいたが、ある夜、本物の宇宙人・ポールと遭遇する。ポールはかつて地球に落下し、1人の少女に介抱された後、政府の手中にあった。しかし命の危機を感じて逃亡し、仲間が来る場所へと向かいたいという。
 旅先で出会った女性ルースや彼女の父、そしてポールを追うエージェント・ゾイルと、何も知らされないままゾイルの捜査に付き合わされる2人の捜査官。様々な人々を巻き込みつつ、ポールたちの旅は終着点へと向かっていく・・・


 そんな感じの映画です。何気なく見始めた作品でしたが、これがまた面白い!劇中には様々なSFネタが散りばめられているようですが、私にはほんの一部しか拾えませんでした。「E.T.」観てないんですよね・・・(汗。ですが、そうしたネタが分からずとも十分に楽しめます。

 英語がペラペラで、グレアムたちと出会った時から気さくに接してくるポール。外見は「宇宙人」と言われて最初に思い浮かべるであろう宇宙人像のまんまですが、その瞳はとても綺麗に輝いています。表情も豊かですし、見た目は違えども親しみを持ちやすい感じの宇宙人でした。
 彼が与えた影響も数知れず。「E.T.」や「Xファイル」にも携わっているとのことで、こうした宇宙人関係の番組には本当にポールのような宇宙人が情報提供をしている・・・と思うとワクワクしますね。

 目的地に至るまでのドタバタがテンポよく、時におかしく、時にシリアスに描かれており、飽きることなく最後まで見続けられました。個人的には終盤、ポールがとある人物の家を尋ね、そこから逃亡劇を繰り広げる流れが印象的です。
 ルースの父親が爆発に巻き込まれ、父親から逃亡し続けたルースもさすがに父に駆け寄るシーンがありまして。そこで「ここでルースは離脱するのかな?」と思いきや、父が無事だと知るや否や踵を返して車に戻るルースに笑いました(笑。彼女を追っていたグレアムも意表を突かれて戸惑っていたのも面白かったです。
 その後、何も知らされていなかった捜査官が鬼の形相で迫ってくるのが恐ろしく、笑いとシリアスが詰まっている場面でした。

 ポールとの初対面で戸惑うグレアム(と気絶するクライヴ)に対し、ポールは「たまには冒険するのもいいだろう」と一言。平穏に日々を過ごすだけでは決して味わえない冒険が彼らを待ち受けていました。このポールの台詞は、短いながらもとても印象に残った台詞です。いつも部屋でぐーたら過ごすだけでなく、たまには遠出するのもいいかもなぁ・・・と思わされました。


 わかりやすいストーリーでテンポも良く、かつ、どんでん返しもあり。そのどんでん返しの内容がまた素晴らしいっ!そして、かっこいい!予想以上に楽しめた映画でした。 
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