1992年の映画「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」を見ました。
静岡の町に出かけた際、まる子は似顔絵を描いているお姉さん・しょう子と出会う。図画の授業で「わたしのすきな歌」をテーマに絵を描くことになったまる子は、音楽の授業で習った「めんこい仔馬」の絵を描こうと思い至るが、なかなか上手く描けずにいた。
そんな折、しょう子から歌の続きを教わったまる子は、子馬のことを好きな気持ちは忘れないという思いを絵にこめることに。一方でしょう子は東京で絵の勉強をしたいと考えていたが、付き合っている彼氏から「結婚して一緒に北海道に来て欲しい」と言われ・・・
タイトルに「歌」とあるとおり、劇中では様々歌と映像が流れます。劇中に登場した歌は「めんこい仔馬」に始まり「1969年のドラッグレース」「ダンドウット.レゲエ」「ヒロシの入浴」「はらいそ」「買い物ブギ」「星を食べる」「B級ダンシング」の全8曲。「めんこい仔馬」を含めて初めて聴く歌ばかりでした(汗。
いきなり歌いだす映画には慣れていたつもりでしたが、結構な数の曲が話の合間に流れていたのには驚かされました。話の筋にあった曲ではあるものの、子供受けはどうだったんでしょうね?
選曲も含めて、どことなく雰囲気は第1作の「大野くんと杉山くん」よりも対象年齢が若干上のように感じました。物語では「めんこい仔馬」の歌詞に秘められた思いと、それを知って成長したまる子の姿が描かれています。
「めんこい仔馬」が子馬とたわむれる楽しい歌ではなく、軍馬として旅立っていく悲しい歌だと知ってなお、しょう子の助言もあって子馬が大好きな気持ちは変わりないという思いを絵にこめたまる子。別れが来るのに泣かずに万歳なんてできない・・・そう思っていたまる子でしたが、しょう子を見送る時は涙をグッとこらえ、笑顔で万歳していました。歌の中で万歳していた人々も、同じような気持ちだったのかもしれません。泣くと自分も相手も別れが辛くなるでしょうしね。
また、この歌を敢えて1番しか教えなかった大石先生は「最後まで歌うと涙が出る」とまる子に告げていました。一瞬先生の回想シーンが入るのですが、実体験がある分、まる子とはまた違った感情が湧いてくるのでしょうね。短いシーンではありますが、まる子と大石先生のシーンは印象に残りました。
「遠く離れても、会えなくなっても大好きな気持ちは変わらない」。様々な曲が流れる中、映画の中心に据えられた「めんこい仔馬」とこの映画からは、そんな印象を受けました。
全体的にまる子としょう子のシーンが多目なのですが、しょう子を「お姉さん」と慕うまる子に対し、まる子の本当のお姉ちゃんが一瞬寂しそうな表情を見せたのが印象的でした。普段は喧嘩することはあっても、何だかんだで妹をとられたみたいで寂しかったのかもしれませんね。
そんなわけで、2作目もなかなか楽しめました。今作が1992年の作品で、続く第3作が2015年に公開されることになろうとは、夢にも思わず・・・
余談ですが、まる子のお姉ちゃんって大体劇中で「お姉ちゃん」か「さくらさん」と呼ばれていた記憶しかないので、字幕表示で「さき子」と本名が出てくると新鮮に感じます(汗。おばあちゃんが「こたけ」と表示されるのも同様。
名前よりも「お姉ちゃん」と「おばあちゃん」が一番しっくりくるのは、多分、自分の家でも家族の名前ではなく「お母さん」「お父さん」と呼んでいるからかなと思った今日この頃です。
静岡の町に出かけた際、まる子は似顔絵を描いているお姉さん・しょう子と出会う。図画の授業で「わたしのすきな歌」をテーマに絵を描くことになったまる子は、音楽の授業で習った「めんこい仔馬」の絵を描こうと思い至るが、なかなか上手く描けずにいた。
そんな折、しょう子から歌の続きを教わったまる子は、子馬のことを好きな気持ちは忘れないという思いを絵にこめることに。一方でしょう子は東京で絵の勉強をしたいと考えていたが、付き合っている彼氏から「結婚して一緒に北海道に来て欲しい」と言われ・・・
タイトルに「歌」とあるとおり、劇中では様々歌と映像が流れます。劇中に登場した歌は「めんこい仔馬」に始まり「1969年のドラッグレース」「ダンドウット.レゲエ」「ヒロシの入浴」「はらいそ」「買い物ブギ」「星を食べる」「B級ダンシング」の全8曲。「めんこい仔馬」を含めて初めて聴く歌ばかりでした(汗。
いきなり歌いだす映画には慣れていたつもりでしたが、結構な数の曲が話の合間に流れていたのには驚かされました。話の筋にあった曲ではあるものの、子供受けはどうだったんでしょうね?
選曲も含めて、どことなく雰囲気は第1作の「大野くんと杉山くん」よりも対象年齢が若干上のように感じました。物語では「めんこい仔馬」の歌詞に秘められた思いと、それを知って成長したまる子の姿が描かれています。
「めんこい仔馬」が子馬とたわむれる楽しい歌ではなく、軍馬として旅立っていく悲しい歌だと知ってなお、しょう子の助言もあって子馬が大好きな気持ちは変わりないという思いを絵にこめたまる子。別れが来るのに泣かずに万歳なんてできない・・・そう思っていたまる子でしたが、しょう子を見送る時は涙をグッとこらえ、笑顔で万歳していました。歌の中で万歳していた人々も、同じような気持ちだったのかもしれません。泣くと自分も相手も別れが辛くなるでしょうしね。
また、この歌を敢えて1番しか教えなかった大石先生は「最後まで歌うと涙が出る」とまる子に告げていました。一瞬先生の回想シーンが入るのですが、実体験がある分、まる子とはまた違った感情が湧いてくるのでしょうね。短いシーンではありますが、まる子と大石先生のシーンは印象に残りました。
「遠く離れても、会えなくなっても大好きな気持ちは変わらない」。様々な曲が流れる中、映画の中心に据えられた「めんこい仔馬」とこの映画からは、そんな印象を受けました。
全体的にまる子としょう子のシーンが多目なのですが、しょう子を「お姉さん」と慕うまる子に対し、まる子の本当のお姉ちゃんが一瞬寂しそうな表情を見せたのが印象的でした。普段は喧嘩することはあっても、何だかんだで妹をとられたみたいで寂しかったのかもしれませんね。
そんなわけで、2作目もなかなか楽しめました。今作が1992年の作品で、続く第3作が2015年に公開されることになろうとは、夢にも思わず・・・
余談ですが、まる子のお姉ちゃんって大体劇中で「お姉ちゃん」か「さくらさん」と呼ばれていた記憶しかないので、字幕表示で「さき子」と本名が出てくると新鮮に感じます(汗。おばあちゃんが「こたけ」と表示されるのも同様。
名前よりも「お姉ちゃん」と「おばあちゃん」が一番しっくりくるのは、多分、自分の家でも家族の名前ではなく「お母さん」「お父さん」と呼んでいるからかなと思った今日この頃です。