ひびレビ

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タイムボカン24 第22話「アメリカの月面着陸はヤラセだった!」

2017-03-04 19:11:37 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第22話「アメリカの月面着陸はヤラセだった!」

 今回は月面着陸の真歴史。早速昔のアメリカの宇宙センターに・・・のはずが、何故か着いたのはハリウッド。そこではジョーブリック監督が、ラムズフェルドを通してニクソン大統領から「月面着陸のヤラセ映像を撮れ」と無茶ぶりをされていた。何とアメリカの月面着陸はヤラセだったのだ!ヤラセ映像に否定的だったトキオとカレンだが、その原因の一端が自分たちにあると知り、ヤラセ映像撮影に協力することに。

 一方アクダーマはといえば、「アームストロング」という名の人物を無理やり宇宙に連れて行き、一応は本物の月面着陸の映像を撮ろうとしていた。だが、両者共に大統領の無茶ぶりに応えきれなくなり、とうとうアクダーマはトキオたちを邪魔する策に方向転換。自由操縦の自由の女神メカに苦戦を強いられるクワガッタンだったが、フリーダムな自由の女神メカは砂遊びを初めてしまい、その隙をオケドリラーとボカンドリルに突かれて敗北。

 結局ジョーブリックは月面着陸ができなかった事を告白するが、トキオたちの戦いを「宇宙昆虫VSフリーダム星人」として撮影しており、フリーダム星人の侵略にあっていたからと理由づけるのでした・・・


感想
 Xファイルはまだしも、自由の女神とアントニオ猪木のテーマが結びつかない・・・自由だなぁ(笑。

 さて今回は月面着陸の真歴史。最近はいつも「〇〇だった!」でボカしているのに、何で今回だけ堂々とタイトルでぶっちゃけてるんですかね(汗。しかもネタが、何年も前からたまーにテレビ番組で取り上げられている題材で、ちょっと危ない匂いもしました。
 ただ、この話を最初の頃に持って来ていたら色んな意味でハラハラさせられたと思いますが、これまでの積み重ねで「真歴史だからどうせふざけた内容なんだろう」=「月面着陸がヤラセだったわけがない!」と思えるようになっているのかもしれませんね。ただ単にチャレンジャーなだけな気もしますが。

 また、今回は過去の真歴史探索と繋がるという初めてのパターン。まさかガガーリンの回がこんな風に生きてくるとは・・・「この番組、観てんじゃね?」「絶対観てるよな、あの回」とトキオもメタ発言を連発です。
 パンダを30匹連れて行く、自由の女神を立てる、人間大砲をやる、宇宙昆虫を捕まえる・・・とまぁ、無茶ぶりを連発し、それらの理由をすべて「素敵やん?」で片づける大統領。言うのは自由ですよね・・・

 ヒーローがヤラセ映像に(訳アリで)加担して、悪玉が一応本物の映像を撮ろうとするという、相変わらず逆の構図だなぁと感じたところでまた次回。しかし、そろそろ終わるはずなのですが、そんな雰囲気が一切ありませんね。「これ以上真歴史に関わるな」とトキオの部屋の窓に黒ずくめの人物がいた時は「話が動くか!?」と思いましたが、結局カレンのイタズラでしたし。というか、関わりたくて関わってるんじゃなくて、大体がカレンに強制的に連行されて真歴史に関わってますよね(笑。
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「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」を見て

2017-03-04 06:59:51 | アニメ・ゲーム
 昨日テレビで放送された「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」を見ました。

 各々の事情で家出を決意したのび太たちは、広い土地を求めて7万年前の日本に到着。そこで洞窟の家や畑などを作り、時折元の時代に戻って家出を楽しんでいたが、ある日時空乱流に巻き込まれ20世紀にたどり着いたヒカリ族の少年・ククルと出会う。
 ヒカリ族はクラヤミ族と彼らを率いる精霊王・ギガゾンビによって「トコヤミの宮」という場所に連れて行かれようとしていた。のび太たちはククルたちを救うべく、ギガゾンビに立ち向かう!


 ・・・とまぁ、タイトルからも分かるとおり、ドラえもん映画10周年を記念して作られた作品「ドラえもん のび太の日本誕生」のリメイクとなっています。原作漫画も読みましたし、リメイク元は大分前にテレビで視聴した記憶があります。なので大体の展開は知っていたのですが、いい具合にリメイクされていたと思います。

 大筋は同じなのですが、ツチダマやギガゾンビとの戦いがとても迫力あるものになっていました。ツチダマが放つ衝撃波の描写が素晴らしく、如何にもな強敵感が半端なかったですね。それに対し、岩に隠れつつ、岩が壊された次の瞬間にヒラリマントで衝撃波をヒラリ!この流れを知っていても、思わず胸が熱くなるくらいドラえもんがかっこよかったシーンです。また、7万年前の日本に来た直後にはバイソン相手に「トレアドール」という闘牛士の道具を使っていました。ヒラリマントと闘牛士・・・「エル・マタドーラにまた会いたいなぁ・・・」と思ったのは私だけでしょうか。

 そんな強敵・ツチダマを一瞬で溶解させるギガゾンビ。これまた迫力がかなり増しています。22世紀の技術で作った石槍を真っ向からバラバラにするシーンは敵ながらかっこよかったですね。この直後の「残念、1世紀負けたか」はこの映画の中で一番印象的な台詞だったりします(笑。
 しかしながら1世紀の差を仲間との友情で補う、「機械の石槍」を分解するギガゾンビに対し「本物の石槍」で対抗するシーンは「そう来たか!」と感動しました。てっきり取り寄せバッグか何かで更に最新式の石槍を取り寄せたかと思いましたが、ククルに会ったあたりで描写されていた「本物の石槍」を上手く拾ったなぁと感心しました。
 
 今ある技術で本物の歴史を作ろうと頑張っているククルたち原始人が、未来の技術を用いて偽物の歴史を作ろうとしているギガゾンビを打ち負かす。元を知っていても十分に楽しめる話になっていたと思います。ただ、欲を言わせてもらえるのならば、ギガゾンビの杖を銃で撃ち落すのはのび太にやってもらいたかったなぁ・・・と。そうすると目立ちすぎですかね?


 そして何といっても、この映画でのび太がドラえもんの道具で作った動物であるペガ、グリ、ドラコとの別れのシーンの涙腺直撃っぷりが半端なかったです。こんなに泣けたっけかなぁというぐらい泣いてました・・・そういえば昔テレビで見た時も、泣いたような・・・
 のび太が如何に3匹を大切に思っているか、3匹がどれほどのび太を慕っているかが丁寧に描かれていました。のび太が3匹の特徴を涙ながらに告げるシーンで自然と涙が溢れ出していました。何だか、昔より涙もろくなっている気がします(苦笑。ドラミとタイムパトロールと一緒に未来に行くシーンでは、扉が閉まるギリギリまでのび太を見つめようと、ドラコとグリが顔を動かすのがまたグッときました。
 
 そんな感動のシーンの後に、家出したのび太を心配するママの姿で更に涙腺がやばい。ペガたちに頑張ると誓ったのび太が0点だったテストの復習をしており、それを見たママが目を潤ませるのがこれまた・・・


 とまぁ、そんな感じで気軽に見たら思いのほか泣けた「新・のび太の日本誕生」でした。カチコチも気になっているんですよね・・・雲の王国やブリキの迷宮のように、ドラえもんがピンチ!というのはハラハラしますが、一方でそのピンチをどう切り抜けるのか楽しみなところもあります。 
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