ひびレビ

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カードキャプターさくら 第57話「さくらと小狼とエレベーター」

2017-03-10 08:12:21 | カードキャプターさくら
カードキャプターさくら 第57話「さくらと小狼とエレベーター」

 
 今日もツインテールの知世が拝めましたが、それ以上に遂に小狼がさくらを名前で呼んだことが嬉しかったです。やっぱり呼び方が変わるのって良いですよね。「ONEPIECE」でニコ・ロビンがルフィ以外を名前で呼ぶようになった時は、仲間になったんだなぁと感じましたし。

 さて今回は完全なる小狼回。キャラソンも1番だけかと思いきや、2番以降も流れるとは思いもしませんでした。
 気になるアイツとは、雪兎のことではなくさくらのこと。いつの間にか自然と意識するようになっていた小狼。そんな小狼の気持ちが落ち葉と水の波紋で描かれていました。「恋に落ちる」と言いますが、この場合は「落ち葉」が「さくらを好きになるきっかけ、出来事」、水が「小狼の心」、波紋が「心の動揺」を表わしていたと思います。
 初めは1枚の落ち葉が作り出した小さな波紋。でもそれが何枚も何枚も落ちることによって、波紋は次第に大きく広がっていく。さくらとの出会い、クロウカードや学校生活を通じた様々な触れ合いが、小狼の心に幾つも波紋を作っていったのでしょう。そうした心の揺らめきが「さくらを好き」という気持ちだと、小狼自身もようやく自覚したようです。

 また、1枚の落ち葉が水の流れであちこちをたゆたい、最後には一輪の花のもとにたどり着く、というシーンもありました。色々迷って、悩んで、そうして一輪の花=さくらのもとにたどり着いたという暗示なのかなぁと。

 以前なら喜んでいたはずの、雪兎と一緒の買い物や雪兎のくれたクッキーも、今の小狼は心から喜んでいるようには見えませんでした。さくらの雪兎への気持ちを知っているだけに、辛い部分もあるでしょう。さくらが笑顔なのは嬉しいけれども、それは自分に向けられたものではなく、雪兎に向けられたもの・・・さくらは未だに小狼が雪兎のことを好きだと思っていますから、共に好きな人がくれた喜びを分かち合おうとしているだけなのでしょうけども、今の小狼にとっては・・・


 そんな小狼の気持ちを後押しするor弄ぶかのように、さくらと小狼をエレベーターに閉じ込めたエリオル。何だかんだで小狼の恋路を応援しているということなのか、はたまた単に面白そうだからやってみただけなのか・・・後者な気がします(汗。

 そんなわけで小狼回ではありましたが、さくらも良いところを見せてくれました。エレベーター内で座ろうとした際、わざわざハンカチを敷いて座ろうとし、その上に座るようにと小狼を誘っていました。何というか、これが女の子の発想なんだなぁと感じさせられましたね。でも結局、遠慮してハンカチの上に座っているかどうか微妙な座り方をしている小狼もまた良かったです(笑。

 名前を呼び、さくらを優しく抱きしめた小狼。一日が終わった後の彼の顔は、どこか清々しいものでした。さてこれからの恋路がどうなっていくのか、注目していきたいと思います。さくらが小狼を意識するのはいつの日か・・・

 次回はケロちゃんとユエのピンチ?
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