「ざわざわ森のがんこちゃん」の謎の実写化「がんこちゃんは大学生」を視聴しました。全4話構成で「何故か」大学生になったがんこちゃんが、現代に住む様々な人間に興味を抱く・・・といった物語。がんこちゃんが大学生の理由を「何故か」のひと言で済ませる力技に脱帽しました(笑。全編通して、がんこちゃん以上に友達のしかりちゃんがいい味を出していると思います。
第1話「いいね!が命 ネタクレくん」
フォロワーが1万人もいるSNS界のスター・ネタクレくん登場。「いいね!」の数は人を楽しませた数だそうですが、しかりちゃんが転んだ写真を撮影して「しかりちゃんがこけた姿、SNSにアップしました」と自慢げにひと言・・・ネタクレくんは外道か何かでしょうか(汗。
そんなネタクレくんが、最後は自分自身が他人の「いいね!」になるというオチ。ネタクレくんが苦しんでいるのに、誰一人手を貸そうとせずに、その光景を写真に撮っている・・・サラッと描かれていますが、怖い光景です。そんなんで評価をもらって喜べるんですかね?
ちなみに私は「いいね!」やアクセス数が多いのを見ると嬉しいと思う反面、「何か間違ったことは書いていないか」と不安が増します(苦笑。あと、そんな時は調子に乗らないように「自分の心の中で自分を殴る」ようにしています。「調子に乗るなよ!お前の人気じゃないからな!作品の人気だからな!」といった感じで。とある方の受け売りです。
第2話「情報大好き! ケンサクくん」
何でもすぐ検索して教えてくれるケンサクくん。でもずーっと下を向いてばっかりで、顔を見て話をしようとしない。がんこちゃんが絡まれても下を向いてばっかりで、スマホが壊れてようやく上を向いたケンサクくんでしたが、スマホを買いに走り去ってしまうのでした・・・
「見ろよ!今は前見ろよ!」「もうスマホは助けてくれない!あなたの手でがんこちゃんを守るの!」と、しかりちゃんのツッコミがいい味を出しています。
私も気になったことはなるべく調べるようにしていますが、時には知りたくない情報まで仕入れてしまったり、些細な気持ちで調べたら逆に気になってしまったりと、検索も考え物だと思います。ネットは色んなことを教えてくれますが、その全てが正しいとも限らず、いざという時には助けてくれません。やっぱり面と向かって専門家の方から話を聞くのが一番だなぁと感じたことも何度かありました。
ちなみに男性2人に絡まれたがんこちゃんですが、持ち前の怪力で知らぬ間に男性の手をひねっていました(汗。1話でも相撲部員をあっさり投げてますし、大学生になっても力持ちなところは変わらないようです。
第3話「はっきり言うぞ!シュチョウくん」
自分の意見をはっきりと自己主張できるというシュチョウくん。でもカレーに輪ゴムが入っていた際、シュチョウくんは袋を被り「匿名希望だ!」と言い張り、袋を被らなければ面と向かって話ができないのでした・・・
言いたいことをちゃんと伝えるのは意外と難しい、という話。ネット上で匿名なら何でも言えるけれども、いざ面と向かって話すとなるとそうもいかず、口をつぐんでしまう。言いたいことをはっきり伝えられるのは大事だと思いますが、仮にそれが正論だとしても時にはトラブルの元にもなりかねませんし、難しいところですよね。
でも、ネットで匿名だからといって何を言っても良いというわけでもないと思います。画面の向こうには生きている人がいるわけですから、これを書いたら、これをしたら相手がどう思うか。そのことを頭に入れたうえでネット上での会話を楽しみたいですね!・・・というのは、匿名だから言える話かもしれません(汗
でもシュチョウくん、カレーに輪ゴム、しかも配膳中に気づかない点についてははっきり主張しても問題ないと思うんだ。これをネタクレくんがネットにアップして拡散・炎上させ、ケンサクくんが異物混入の場合の対応について検索する・・・あれ?これまでの3人が揃ったら、結構やばいんじゃね?(汗。
第4話「目立つの禁止!ブナンくん」
ナンバーワンでもオンリーワンでもなく、その他大勢になるのが一番だというブナンくん。個性なんか無い方が良いといい、とうとうがんこちゃんはブナンくんに指摘され、トレードマークである黄色いリボンまで取ってしまう・・・という話。
全4話の中で、オチが最も秀逸だったのがこの作品でした。ラストにはうっすら恐怖すら感じましたね。ナレーションは「困った、困った」といったちょっと軽めの雰囲気でしたが、あの光景は若干ホラーです。
リボンが無く、服も超普通ながんこちゃんは、最早がんこちゃんでも何でもありませんでした。ピンクの服と葉っぱのポシェット、黄色いリボンが揃ってのがんこちゃんだと改めて認識させられました。放送時間も話数も短い中で、超普通な人物を無個性だと感じるためには、やはり「がんこちゃん」という有名なキャラクターである必要があったのでしょう。もし仮に「がんこちゃんが大学生になった」という設定抜きでこのドラマをやった場合、超普通な人物の格好を見ても「こういう服装もするのか」ぐらいにしか思わなかったと思います。「がんこちゃん」でなければならない理由があって良かったです。
少しでも出る杭は打たれまくる時代。何でもすぐにSNSにアップできて、簡単に検索&匿名で自己主張できる時代。裏を返せば、何でもすぐにSNSにアップされ、検索され、色々と言われる時代。無難に、ひっそりとやっていきたい気持ちは分かります。
そんな感じの全4話でした。短い中にも考えさせられることが含まれていたドラマだったと思います。しかりちゃんが印象に残ったドラマでもありました。
第1話「いいね!が命 ネタクレくん」
フォロワーが1万人もいるSNS界のスター・ネタクレくん登場。「いいね!」の数は人を楽しませた数だそうですが、しかりちゃんが転んだ写真を撮影して「しかりちゃんがこけた姿、SNSにアップしました」と自慢げにひと言・・・ネタクレくんは外道か何かでしょうか(汗。
そんなネタクレくんが、最後は自分自身が他人の「いいね!」になるというオチ。ネタクレくんが苦しんでいるのに、誰一人手を貸そうとせずに、その光景を写真に撮っている・・・サラッと描かれていますが、怖い光景です。そんなんで評価をもらって喜べるんですかね?
ちなみに私は「いいね!」やアクセス数が多いのを見ると嬉しいと思う反面、「何か間違ったことは書いていないか」と不安が増します(苦笑。あと、そんな時は調子に乗らないように「自分の心の中で自分を殴る」ようにしています。「調子に乗るなよ!お前の人気じゃないからな!作品の人気だからな!」といった感じで。とある方の受け売りです。
第2話「情報大好き! ケンサクくん」
何でもすぐ検索して教えてくれるケンサクくん。でもずーっと下を向いてばっかりで、顔を見て話をしようとしない。がんこちゃんが絡まれても下を向いてばっかりで、スマホが壊れてようやく上を向いたケンサクくんでしたが、スマホを買いに走り去ってしまうのでした・・・
「見ろよ!今は前見ろよ!」「もうスマホは助けてくれない!あなたの手でがんこちゃんを守るの!」と、しかりちゃんのツッコミがいい味を出しています。
私も気になったことはなるべく調べるようにしていますが、時には知りたくない情報まで仕入れてしまったり、些細な気持ちで調べたら逆に気になってしまったりと、検索も考え物だと思います。ネットは色んなことを教えてくれますが、その全てが正しいとも限らず、いざという時には助けてくれません。やっぱり面と向かって専門家の方から話を聞くのが一番だなぁと感じたことも何度かありました。
ちなみに男性2人に絡まれたがんこちゃんですが、持ち前の怪力で知らぬ間に男性の手をひねっていました(汗。1話でも相撲部員をあっさり投げてますし、大学生になっても力持ちなところは変わらないようです。
第3話「はっきり言うぞ!シュチョウくん」
自分の意見をはっきりと自己主張できるというシュチョウくん。でもカレーに輪ゴムが入っていた際、シュチョウくんは袋を被り「匿名希望だ!」と言い張り、袋を被らなければ面と向かって話ができないのでした・・・
言いたいことをちゃんと伝えるのは意外と難しい、という話。ネット上で匿名なら何でも言えるけれども、いざ面と向かって話すとなるとそうもいかず、口をつぐんでしまう。言いたいことをはっきり伝えられるのは大事だと思いますが、仮にそれが正論だとしても時にはトラブルの元にもなりかねませんし、難しいところですよね。
でも、ネットで匿名だからといって何を言っても良いというわけでもないと思います。画面の向こうには生きている人がいるわけですから、これを書いたら、これをしたら相手がどう思うか。そのことを頭に入れたうえでネット上での会話を楽しみたいですね!・・・というのは、匿名だから言える話かもしれません(汗
でもシュチョウくん、カレーに輪ゴム、しかも配膳中に気づかない点についてははっきり主張しても問題ないと思うんだ。これをネタクレくんがネットにアップして拡散・炎上させ、ケンサクくんが異物混入の場合の対応について検索する・・・あれ?これまでの3人が揃ったら、結構やばいんじゃね?(汗。
第4話「目立つの禁止!ブナンくん」
ナンバーワンでもオンリーワンでもなく、その他大勢になるのが一番だというブナンくん。個性なんか無い方が良いといい、とうとうがんこちゃんはブナンくんに指摘され、トレードマークである黄色いリボンまで取ってしまう・・・という話。
全4話の中で、オチが最も秀逸だったのがこの作品でした。ラストにはうっすら恐怖すら感じましたね。ナレーションは「困った、困った」といったちょっと軽めの雰囲気でしたが、あの光景は若干ホラーです。
リボンが無く、服も超普通ながんこちゃんは、最早がんこちゃんでも何でもありませんでした。ピンクの服と葉っぱのポシェット、黄色いリボンが揃ってのがんこちゃんだと改めて認識させられました。放送時間も話数も短い中で、超普通な人物を無個性だと感じるためには、やはり「がんこちゃん」という有名なキャラクターである必要があったのでしょう。もし仮に「がんこちゃんが大学生になった」という設定抜きでこのドラマをやった場合、超普通な人物の格好を見ても「こういう服装もするのか」ぐらいにしか思わなかったと思います。「がんこちゃん」でなければならない理由があって良かったです。
少しでも出る杭は打たれまくる時代。何でもすぐにSNSにアップできて、簡単に検索&匿名で自己主張できる時代。裏を返せば、何でもすぐにSNSにアップされ、検索され、色々と言われる時代。無難に、ひっそりとやっていきたい気持ちは分かります。
そんな感じの全4話でした。短い中にも考えさせられることが含まれていたドラマだったと思います。しかりちゃんが印象に残ったドラマでもありました。