「映画ドラえもん のび太の宝島」をテレビ放送で見ました。
序盤の宝島を探すくだりで「南海大冒険だ・・・」と思い、気分重視なあたりで「南海大冒険だ・・・」と感じ、しずかちゃんが連れ去られるあたりで「タイムスリップしない、しずかちゃんが連れ去られるバージョンの南海大冒険だ・・・」と、序盤こそ同じくドラえもんの映画である「南海大冒険」を思い出す点が多かったですが、後半になるに連れてどんどん面白くなっていった本作。まさか悠木碧さんと早見沙織さんも出演されていたとは思いもせず、気づけず・・・不覚。
さて、いつも通りの流れで宝島を探しに出かけたのび太たち。しかしその宝島は巨大な海賊船だった!そうとは知らずに近づいてしまったのび太たちは海賊たちに襲われ、しずかちゃんは海賊戦の乗組員の一人・セーラだと勘違いされて連れ去られてしまう。
さらわれたしずかちゃんを助けるため、のび太たちは海賊船を抜け出してきたセーラの兄・フロックと共に海賊船を追いかけるべく出航する!
といった感じで話は進んでいくのですが、何といっても道具の使い方が素晴らしい作品でした。
ドラえもんは「○○○~!」と、道具の名前を言いながらつつポケットから出していますが、船旅で遊んでいる最中に使われたと思われる「重力ペンキ」や「トランポリンゲン」といった道具は、特に説明なく使われていました。
有名どころである「桃太郎印のきびだんご」や「透明マント」はまだ分かりますが、前述した2つの道具や「手ばり」、海賊に襲われた際に使用していた「ころばし屋」や「時限バカ弾」などの道具はそこまで登場頻度が高いわけではないと思います・・・アニメの方は見ていないので何とも言えませんが、少なくともマンガを読む限りでは、そう頻繁には出てきませんね。
遊びに使った重力ペンキやトランポリンゲンが終盤重要な役目を果たしたり、海賊に襲われた際にみんながひみつ道具を使いこなして応戦しているのを見ると、彼らの日常にドラえもんとひみつ道具が息づいているんだなと、そう感じられる良いシーンでした。
そして忘れちゃいけない最強の、とっておきのひみつ道具である「石頭」もバッチリ活躍!雲の王国やロボット王国でも活躍したあの石頭が今回も活躍。しかし、それを使うということはドラえもんがあわや・・・という目に合うわけで、終盤ドラえもんがダメージを負うシーンは見ていて辛かったですね・・・
また、ドラえもんより先の時代の技術が相手であるため、とおりぬけフープが通じない素材があったり、強大なエネルギーの前にはスーパー手袋も文字通り破れ、素手で押さえつけている間にタケコプターも壊れる・・・というのもなかなかに絶望感がありました。
お馴染みの「なんかないか!」と焦って色んな道具を出すシーンでは、これまでの映画に登場した道具や、パーマンセットまで出していたのが印象的です。みつ夫くんが動物に変えられそうですが、きっとみつ夫くんがコピーロボット使って増やした、見た目だけのパーマンセットだから大丈夫でしょう(笑。
序盤こそ南海大冒険を彷彿とさせるシーンも多かったですが、終盤海賊船の船長・シルバーの目的が果たされようとしている中、海賊船を追いかけるシーンの迫力が凄まじく、そこから両親との思い出をたどるクイズを解きながら父のもとへと進んでいき、そして親子対決・・・という流れは素晴らしかったです。
フロックが自分のプログラムに対抗できるわけがないと踏んでいたシルバーが、隙を突かれて次第に追い詰められていきながらも、奮闘するフロックに最愛の妻の面影を見る・・・というのが何とも。愛する子供たちのためと言っておきながらも、彼らの成長ぶりに今の今まで気づけなかった。親としての反省と喜びが入り混じった良いシーンだったと思います。
命がけでドラえもんを助け、シルバーの目的を阻止したのび太たち。世界を救わなきゃという思いもありつつ、一方で「ボクだったら」と親子で争うことの悲しみを自分のことのように感じ取っていたのび太。その言葉に、シルバーはフィオナから告げられた「人の幸せを願い、人の苦しみを悲しむことのできる人」という言葉を思い出していました。
この言葉は「のび太の結婚前夜」において、しずかちゃんのパパがのび太を評するの言葉として用いられていたので、それを上手いこと使ってきたなと。
金銀財宝だけが宝物じゃない。愛する家族や家族との思い出だって、立派な宝物。宝物のために人は一心不乱にもなれるけれども、そのために無くしてしまう宝物もある。子供には分からないことも沢山あるけど、大人だって間違えないわけじゃない。一方的に思いを押し付けるのではなく、まずは互いの話を聴くことや本音をぶつけ合うことの大事さも描かれていたと思います。
地球のエネルギーや宇宙に飛び立つという展開に意表を突かれたところはあるものの、面白い作品でした。
最新作は、その、ウサギがね・・・「ヒョンヒョロ」に出てきたアイツに見えてしまってね・・・(汗。
序盤の宝島を探すくだりで「南海大冒険だ・・・」と思い、気分重視なあたりで「南海大冒険だ・・・」と感じ、しずかちゃんが連れ去られるあたりで「タイムスリップしない、しずかちゃんが連れ去られるバージョンの南海大冒険だ・・・」と、序盤こそ同じくドラえもんの映画である「南海大冒険」を思い出す点が多かったですが、後半になるに連れてどんどん面白くなっていった本作。まさか悠木碧さんと早見沙織さんも出演されていたとは思いもせず、気づけず・・・不覚。
さて、いつも通りの流れで宝島を探しに出かけたのび太たち。しかしその宝島は巨大な海賊船だった!そうとは知らずに近づいてしまったのび太たちは海賊たちに襲われ、しずかちゃんは海賊戦の乗組員の一人・セーラだと勘違いされて連れ去られてしまう。
さらわれたしずかちゃんを助けるため、のび太たちは海賊船を抜け出してきたセーラの兄・フロックと共に海賊船を追いかけるべく出航する!
といった感じで話は進んでいくのですが、何といっても道具の使い方が素晴らしい作品でした。
ドラえもんは「○○○~!」と、道具の名前を言いながらつつポケットから出していますが、船旅で遊んでいる最中に使われたと思われる「重力ペンキ」や「トランポリンゲン」といった道具は、特に説明なく使われていました。
有名どころである「桃太郎印のきびだんご」や「透明マント」はまだ分かりますが、前述した2つの道具や「手ばり」、海賊に襲われた際に使用していた「ころばし屋」や「時限バカ弾」などの道具はそこまで登場頻度が高いわけではないと思います・・・アニメの方は見ていないので何とも言えませんが、少なくともマンガを読む限りでは、そう頻繁には出てきませんね。
遊びに使った重力ペンキやトランポリンゲンが終盤重要な役目を果たしたり、海賊に襲われた際にみんながひみつ道具を使いこなして応戦しているのを見ると、彼らの日常にドラえもんとひみつ道具が息づいているんだなと、そう感じられる良いシーンでした。
そして忘れちゃいけない最強の、とっておきのひみつ道具である「石頭」もバッチリ活躍!雲の王国やロボット王国でも活躍したあの石頭が今回も活躍。しかし、それを使うということはドラえもんがあわや・・・という目に合うわけで、終盤ドラえもんがダメージを負うシーンは見ていて辛かったですね・・・
また、ドラえもんより先の時代の技術が相手であるため、とおりぬけフープが通じない素材があったり、強大なエネルギーの前にはスーパー手袋も文字通り破れ、素手で押さえつけている間にタケコプターも壊れる・・・というのもなかなかに絶望感がありました。
お馴染みの「なんかないか!」と焦って色んな道具を出すシーンでは、これまでの映画に登場した道具や、パーマンセットまで出していたのが印象的です。みつ夫くんが動物に変えられそうですが、きっとみつ夫くんがコピーロボット使って増やした、見た目だけのパーマンセットだから大丈夫でしょう(笑。
序盤こそ南海大冒険を彷彿とさせるシーンも多かったですが、終盤海賊船の船長・シルバーの目的が果たされようとしている中、海賊船を追いかけるシーンの迫力が凄まじく、そこから両親との思い出をたどるクイズを解きながら父のもとへと進んでいき、そして親子対決・・・という流れは素晴らしかったです。
フロックが自分のプログラムに対抗できるわけがないと踏んでいたシルバーが、隙を突かれて次第に追い詰められていきながらも、奮闘するフロックに最愛の妻の面影を見る・・・というのが何とも。愛する子供たちのためと言っておきながらも、彼らの成長ぶりに今の今まで気づけなかった。親としての反省と喜びが入り混じった良いシーンだったと思います。
命がけでドラえもんを助け、シルバーの目的を阻止したのび太たち。世界を救わなきゃという思いもありつつ、一方で「ボクだったら」と親子で争うことの悲しみを自分のことのように感じ取っていたのび太。その言葉に、シルバーはフィオナから告げられた「人の幸せを願い、人の苦しみを悲しむことのできる人」という言葉を思い出していました。
この言葉は「のび太の結婚前夜」において、しずかちゃんのパパがのび太を評するの言葉として用いられていたので、それを上手いこと使ってきたなと。
金銀財宝だけが宝物じゃない。愛する家族や家族との思い出だって、立派な宝物。宝物のために人は一心不乱にもなれるけれども、そのために無くしてしまう宝物もある。子供には分からないことも沢山あるけど、大人だって間違えないわけじゃない。一方的に思いを押し付けるのではなく、まずは互いの話を聴くことや本音をぶつけ合うことの大事さも描かれていたと思います。
地球のエネルギーや宇宙に飛び立つという展開に意表を突かれたところはあるものの、面白い作品でした。
最新作は、その、ウサギがね・・・「ヒョンヒョロ」に出てきたアイツに見えてしまってね・・・(汗。