相棒17 第19話「漂流少年~月本幸子の決断」
「あぁ、やっぱりなぁ・・・」と感じた相棒17、第19話は別れのお話。
彬の決死の行動と幸子さんの覚悟によって、自らは影に隠れ、子供を道具にして罪を犯し続けた者の正体が白日の下にさらされることに。そして幸子さんは今回の事件のように、悪い大人に騙されて被害に遭う子供たちを側で支える、「花の里」を出て新たな一歩を踏み出すこととなりました。
思えば「ついてない女」で特命係と幸子さんが出会ってから、「ついている女」「狙われた女」での予期せぬ形での再会、「つきすぎている女」で出所した後の彼女と再会し、「花の里」を任せてから随分長い時が経っていました。長い付き合いの右京さんだからこそ、彼女の心境をいち早く察していたのでしょう。
そんな理解者に恵まれたことを喜んでか、「私は、本当に運の良い人間ですね」と呟く幸子さんと、「ついてない女」の時のように下に現れる「月本幸子」のテロップ・・・良いですねぇ。
しかもその後には亀山くんを皮切りに、神戸くん、カイトくんとの回想シーンも入ってくれるのがまた良い。右京さんと神戸くんと一緒に笑ったり、悦子さんの社交ダンスを笑顔で応援したりと、本当に「幸せな子」であることが伝わってきます。
冠城くんがグッと涙を堪える中で交わされた、右京さんと幸子さんの硬い握手。彼女は「花の里」からいなくなってしまいますが、2人の間に芽生えた絆や繋がりといったものは決して消えることが無いと、そう感じられたシーンでした。
壮絶な過去を送ってきた幸子さんですが、そんなことは微塵も感じさせずにいつも穏やかな雰囲気で「花の里」にいてくれました。勘違いをしたり、おっちょこちょいなところもありますが、それでいて芯の強い部分も持っている、楽しくて頼もしい女性でした。
「つき過ぎている女」の面接の際も今回も、自らの過去を隠そうとはしなかった幸子さん。包み隠さない彼女だからこそ、彬のみならず、これから彼女が相談に乗る子供たちも心を開いてくれることでしょう。
正直卒業そのものは物凄く寂しいですし、これからもあそこにいて欲しい気持ちも強かったですが、ただ個人的には納得のいく卒業の形だったのでそこは良かったなと。右京さんと対峙してしまった負い目を感じて辞めるのではなく、自らの意思でやりたいことを見つけての卒業という、前向きな卒業だったのは好印象です・・・いや、ほんとダークナイト・・・
ともあれ、長い間「花の里」の女将、幸せな子と書いて月本幸子さんにも、彼女を演じてくださった鈴木杏樹さんにも感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました。あなたと、あなたがいる「花の里」が大好きでした。またいつか、「相談される女」など、相談員・月本幸子として出会える日が来ると嬉しいです。
本当に、本当にありがとうございました。
「あぁ、やっぱりなぁ・・・」と感じた相棒17、第19話は別れのお話。
彬の決死の行動と幸子さんの覚悟によって、自らは影に隠れ、子供を道具にして罪を犯し続けた者の正体が白日の下にさらされることに。そして幸子さんは今回の事件のように、悪い大人に騙されて被害に遭う子供たちを側で支える、「花の里」を出て新たな一歩を踏み出すこととなりました。
思えば「ついてない女」で特命係と幸子さんが出会ってから、「ついている女」「狙われた女」での予期せぬ形での再会、「つきすぎている女」で出所した後の彼女と再会し、「花の里」を任せてから随分長い時が経っていました。長い付き合いの右京さんだからこそ、彼女の心境をいち早く察していたのでしょう。
そんな理解者に恵まれたことを喜んでか、「私は、本当に運の良い人間ですね」と呟く幸子さんと、「ついてない女」の時のように下に現れる「月本幸子」のテロップ・・・良いですねぇ。
しかもその後には亀山くんを皮切りに、神戸くん、カイトくんとの回想シーンも入ってくれるのがまた良い。右京さんと神戸くんと一緒に笑ったり、悦子さんの社交ダンスを笑顔で応援したりと、本当に「幸せな子」であることが伝わってきます。
冠城くんがグッと涙を堪える中で交わされた、右京さんと幸子さんの硬い握手。彼女は「花の里」からいなくなってしまいますが、2人の間に芽生えた絆や繋がりといったものは決して消えることが無いと、そう感じられたシーンでした。
壮絶な過去を送ってきた幸子さんですが、そんなことは微塵も感じさせずにいつも穏やかな雰囲気で「花の里」にいてくれました。勘違いをしたり、おっちょこちょいなところもありますが、それでいて芯の強い部分も持っている、楽しくて頼もしい女性でした。
「つき過ぎている女」の面接の際も今回も、自らの過去を隠そうとはしなかった幸子さん。包み隠さない彼女だからこそ、彬のみならず、これから彼女が相談に乗る子供たちも心を開いてくれることでしょう。
正直卒業そのものは物凄く寂しいですし、これからもあそこにいて欲しい気持ちも強かったですが、ただ個人的には納得のいく卒業の形だったのでそこは良かったなと。右京さんと対峙してしまった負い目を感じて辞めるのではなく、自らの意思でやりたいことを見つけての卒業という、前向きな卒業だったのは好印象です・・・いや、ほんとダークナイト・・・
ともあれ、長い間「花の里」の女将、幸せな子と書いて月本幸子さんにも、彼女を演じてくださった鈴木杏樹さんにも感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました。あなたと、あなたがいる「花の里」が大好きでした。またいつか、「相談される女」など、相談員・月本幸子として出会える日が来ると嬉しいです。
本当に、本当にありがとうございました。