相棒18 第18話「薔薇と髭との間に」
退勤直前の特命係にかかってきた一本の電話。それは右京とかつての相棒・亀山薫の知人であるヒロコからのSOSだった。
聞けばヒロコが「ハニー」と慕う鶴橋光太郎が、契約金の一部である1億円を運搬中に何者かに襲われたという。襲われた現場が人目が少なく防犯カメラも無い場所であること、加えて急に決まった話であるにも関わらず1億円が奪われたことから、疑いの目は契約に携わっていた光太郎の上司にかかる。
だが後日、その上司の一人である押田課長が殺害された。事件当夜、光太郎は病院を抜け出して押田課長と言い争いになっていたことも発覚するが、そこへ光太郎とは疎遠であった兄・宗一郎が自首してきて・・・
感想
ヒロコの登場は12年ぶりとのこと。先日の清掃員の方は「どの話の人でしたっけ・・・」となってしまいましたが、ヒロコは覚えています。というか、再放送で時々見ます。
さてそんなヒロコが登場した第18話。話の流れは途中から薄々感づいていましたが、まさか最後にヒロコの店を「花の里」代わりにしては?という話になるとは思いもしませんでした。「薔薇の里」はまだしも「髭の里」は、事件が解決した後に心を休める場所の名前としてはいささか面白すぎると思います(苦笑。
情報発信の手軽さならびに情報伝達速度の速さ故に、良い噂も悪い噂もあっという間に広まってしまう。それが例えデマや仕組まれたものだったとしても、一度広まってしまえば抑えるのは難しく、また誤解を解くのも難しい。
そんな弱っている相手に手を差し伸べるフリをして、実は裏から手をまわして相手を弱らせ、その相手に手を差し伸べていたという・・・出来レースというか、何というか。助けられた、救われたと感じていた人々の心を弄ぶ、最低の行為でしたね・・・
そうとは知らずに相手の陰謀に巻き込まれ、兄弟で営んでいた旅館を退いてしまった宗一郎。それでも旅館を大事に思う気持ちは変わらず、勝手に出ていった宗一郎に苛立ちを覚えていた光太郎も、兄が理由もなく客に暴力を働いたわけではないことは理解していました。それだけに、一緒に旅館を立て直したかったからこその苛立ちだったんでしょうね。
こちらの兄弟は事件に巻き込まれこそしたものの、最後の一線を超えることは無かったため、いつかの再起を兄弟で誓い合っていました。しかし、今回の事件の犯人たちは一線を超えてしまったため、再起には時間がかかるでしょう。
続けることは難しく、しかし終わらせるのは一瞬。そんな儚さとやりきれなさを感じた話でした。
にしても、本当に次回から髭の里(仮)がレギュラーになるんですかね・・・右京さんたちは名前を変える必要は無いと言っていましたが、店に来ないとまでは言ってませんでしたし・・・あるいは今シーズンの最終回で新天地が見つかるとか?
そんなこんなでまた次回。
退勤直前の特命係にかかってきた一本の電話。それは右京とかつての相棒・亀山薫の知人であるヒロコからのSOSだった。
聞けばヒロコが「ハニー」と慕う鶴橋光太郎が、契約金の一部である1億円を運搬中に何者かに襲われたという。襲われた現場が人目が少なく防犯カメラも無い場所であること、加えて急に決まった話であるにも関わらず1億円が奪われたことから、疑いの目は契約に携わっていた光太郎の上司にかかる。
だが後日、その上司の一人である押田課長が殺害された。事件当夜、光太郎は病院を抜け出して押田課長と言い争いになっていたことも発覚するが、そこへ光太郎とは疎遠であった兄・宗一郎が自首してきて・・・
感想
ヒロコの登場は12年ぶりとのこと。先日の清掃員の方は「どの話の人でしたっけ・・・」となってしまいましたが、ヒロコは覚えています。というか、再放送で時々見ます。
さてそんなヒロコが登場した第18話。話の流れは途中から薄々感づいていましたが、まさか最後にヒロコの店を「花の里」代わりにしては?という話になるとは思いもしませんでした。「薔薇の里」はまだしも「髭の里」は、事件が解決した後に心を休める場所の名前としてはいささか面白すぎると思います(苦笑。
情報発信の手軽さならびに情報伝達速度の速さ故に、良い噂も悪い噂もあっという間に広まってしまう。それが例えデマや仕組まれたものだったとしても、一度広まってしまえば抑えるのは難しく、また誤解を解くのも難しい。
そんな弱っている相手に手を差し伸べるフリをして、実は裏から手をまわして相手を弱らせ、その相手に手を差し伸べていたという・・・出来レースというか、何というか。助けられた、救われたと感じていた人々の心を弄ぶ、最低の行為でしたね・・・
そうとは知らずに相手の陰謀に巻き込まれ、兄弟で営んでいた旅館を退いてしまった宗一郎。それでも旅館を大事に思う気持ちは変わらず、勝手に出ていった宗一郎に苛立ちを覚えていた光太郎も、兄が理由もなく客に暴力を働いたわけではないことは理解していました。それだけに、一緒に旅館を立て直したかったからこその苛立ちだったんでしょうね。
こちらの兄弟は事件に巻き込まれこそしたものの、最後の一線を超えることは無かったため、いつかの再起を兄弟で誓い合っていました。しかし、今回の事件の犯人たちは一線を超えてしまったため、再起には時間がかかるでしょう。
続けることは難しく、しかし終わらせるのは一瞬。そんな儚さとやりきれなさを感じた話でした。
にしても、本当に次回から髭の里(仮)がレギュラーになるんですかね・・・右京さんたちは名前を変える必要は無いと言っていましたが、店に来ないとまでは言ってませんでしたし・・・あるいは今シーズンの最終回で新天地が見つかるとか?
そんなこんなでまた次回。