勇者エクスカイザー 第17話「コンピュータを守れ」

勇者エクスカイザー　第17話「コンピュータを守れ」

　人々の暮らしに直結しているエリアル・コンピュータが、ガイスターによって次々に盗まれる事件が発生。宝物を盗んで歓喜に沸くホーンガイストをよそに、プテラガイスト、そしてダイノガイストは次なる獲物としてビッグマザー・コンピュータに狙いを定める。果たしてカイザーズはコンピュータを守ることが出来るのか・・・

感想
　何となくですけど、タクミの雰囲気違くない？以前より柔らかくなったというか、なんというか。

　そんな第17話はコンピュータを巡る攻防が繰り広げられることに。コウタたちが暮らす世界では、家電や各種交通機関、公共サービス、更には家の電子ロックまでもがエリアル・コンピュータにより管理されており、それが盗まれたことで様々なものが制御不能に陥るという大変な事態が発生・・・したわけですが、それはそれとして（汗。
　実のところ、コウタたちが「電話回線で繋げたエリアル・コンピュータのゲームを遊ぶ」光景が気になりまして。今でこそネット回線を通じて様々な人と対戦する、ネットからゲームをダウンロードして遊ぶといったことが当たり前になっています。また、個人的には回線を利用したゲームの先駆けといえば、後に発売されるドリームキャストやモバイルアダプタGBの印象があったので、アニメの世界とはいえ1990年にダウンロードプレイの発想があったことに驚きでした。

　本編に話を戻すと、エクスカイザーは今回の一件を通して「人間はコンピュータに頼りすぎているようだね。あまり便利なものに頼ってばかりいると、いざという時に大変なことになる」とコウタに忠告。ここで大事なのは「頼りすぎていること」を注意しているのであって「頼るな」とは言っていないことでしょうね。ある程度は人の手で管理する仕組みを残しておかないと、いざという時にどうしようもなくなってしまうことは今回の事件で明らかですし。
　にしてもこの世界、思いのほかコンピュータ制御が進んだ世界だったんですね・・・

　今回はキングエクスカイザーとゴッドマックスの活躍で事なきを得ることに。ところでゴッドマックスは一時ガイスターロボの粘着弾でビルに磔にされてしまい、それをチャンスとばかりにホーンガイストたちが迫ってきていましたが・・・殴れば粘着弾が手につくでしょうし、キングエクスカイザーの攻撃で粘着弾がはがれたところを見ると、ビームやらミサイル攻撃をすればその衝撃でゴッドマックスは脱出できたでしょうから・・・チャンスでもなんでもなかったのではと思ってしまいました（汗。

　そんなこんなでまた次回。次回は時間がめちゃくちゃに。あ！如何にも小高い丘に立ってそうなイメージのある時計台だ！・・・一体どこからそういう印象を抱くようになったんですかね・・・？