ひびレビ

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ウルトラマン80 第11話「恐怖のガスパニック」

2020-06-12 08:10:57 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン80 第11話「恐怖のガスパニック」

 天然ガス貯蔵基地に出現した小さな怪獣は、UGMの手で早々に駆除された。だがその破片を貝殻だと勘違いして持ち帰ってしまったことがきっかけで、東京はガスを吸収し巨大化する怪獣メダンの恐怖に陥ることとなる・・・

感想
 ハラダ隊員の行動を見て「レオなら死んでそう」と思ってしまった第11話。レオは全話見たことは無いのですが、画報で怪獣の概要とかを見ていると「○○隊員を殺害し・・・」というのが時折目に入るので、どんだけ物騒な世の中なんだとビクビクしてます。まぁ、隊員どころか組織ごと壊滅させたやつがいますしね・・・

 さて今回はUGM隊員たちの活躍が描かれることに。天然ガス貯蔵基地での一件は見事なチームワークで解決し、オオヤマキャップも隊員たちに束の間の休息を与えるなど粋な計らいをしてくれたわけですが、その最中見つけた貝殻と思しきものが、まさかメダンの破片だとは夢にも思わず。
 これに対してオオヤマキャップはハラダ隊員と城野隊員の外出を禁じ、基地内での怪獣の分析を命じていました。この命令をキャップが名誉挽回の機会を与えてくれたと捉える城野隊員と、ふてくされるハラダ隊員の対比も面白いですね。これまでは基本生徒や先生たちがピックアップされてきましたが、ここら辺からUGM隊員の個性が目立ち始めるのかなぁとも感じる1シーンです。
 また、処罰こそ受けなかったものの、自分たちにも責任があると進言した猛とタジマ隊員も良いですね。

 ガスを吸収し巨大化した毒ガス怪獣メダン。下手に攻撃すれば大爆発を起こし、再び破片から再生しかねないため「冷凍ビーム弾」で凍結させて宇宙に葬り去るのが最適解とのこと。「冷凍ビーム弾」って、光線なんだか実弾なんだかよく分からない名前ですね(汗。
 
 この後雷雨が発生し、雷がメダンに落ちても大惨事になるという事態が待ち受けていました。
 原田隊員が乗ったスカイハイヤーはいつまでもつのか?さすがの80も雷とメダンの毒ガスにいつまで耐えられるのか?冷凍ビーム弾はいつ完成するのか?・・・と、メダン撃破に至るまで迫力のあるアクションシーンは無いのですが、状況の緊迫感だけで十二分に見ごたえのあるシーンでした。ボロボロになりながらも必死に避雷針としての役目を果たし続けようとする80もカッコよかったですし、そんな80を黙ってみているだけでなく今度は自分が避雷針になろうとしていたタジマ隊員の発言もまた良かったです。

 その後ハラダ隊員と城野隊員の処罰がくだるわけですが・・・減給かと思ったらまさかの・・・ま、まぁ地球の平和を守るのに休みは無いわけですし、猛だって休日返上で働いたりしてるし・・・でも半年間はきついと思います(汗。
 そしてラストシーン!部屋のドアが閉まり今回の話は幕を閉じるのですが、ドアに描かれた「UGM」の文字が映し出されるのが良い味を出しているなぁと。主役である矢的猛やウルトラマン80だけが活躍するのではなく、オオヤマキャップを始めとした各UGM隊員の尽力あってこそ怪獣撃破に繋がった話だったので、「UGM」で締めくくられるのがとてもしっくりきました。


 次回はゴラ登場!アクションシーンに期待です!
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