ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンZ 第23話「悪夢へのプレリュード」

2020-12-05 10:38:54 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第23話「悪夢へのプレリュード」

 銭湯でラムネを飲むヘビクラ隊長に風来坊味を感じた第23話は、怪獣総進撃。

 配置換えで警備に異動となったハルキの顔に覇気は無く、食欲もあまり無い。同じくやりがいは感じているけれども浮かない顔のヨウコ先輩でしたが、それでもあれやこれやとハルキを気遣うあたり、本当に頼もしくて優しい先輩ですね。
 そんなヨウコが腕相撲勝負にこだわる理由が明らかになりましたが、さすがにラブレター渡したらいきなり技かけられた少年は可哀想でした。「腕相撲勝負に勝たないと付き合えない」というのが知れ渡っている今ならともかく、それが知られていないであろう当時、勇気を出して告白したのに投げられるとか、何が何やらですよね…
 別れ際、ハルキに再戦はいつでも受け付けているといい、「勝ったら結婚ですよ」とサラッと言ってのけるハルキに対してもどこか満更でも無さそうなあたりも凄く好き。心の底ではハルキが自分に勝ってくれることを望んでいたりするのかなぁ…

 と、そんなほのぼのとしたやり取りも束の間。軍ではウルトロイドゼロの起動実験が進められており、それに呼応するかのように各地の怪獣たちも活性化。ユカはその危険性を指摘するも、今の軍が聞き入れるはずもなく…マスコミに対しては「地球は我々人類の手で守らなければならないのです!」と、キリヤマ隊長を彷彿とさせる言葉を発していましたが、言葉の重みが全く違いますね。
 そして全く関係ないですが、スーツ&メガネのユカ、いつにも増して可愛いですね!(笑。


 そんな中、遂にウルトロイドゼロが起動。これまで現れたウルトラマンのデータを基にしているとのことで、ゼットさんのアルファエッジにゼロ、ジード・ギャラクシーライジングを足したような印象を受けます。腕のブースターでパンチの威力を底上げするのはジード・ソリッドバーニングを彷彿とさせますが、地球では確認されていない形態でしょうから、セブンガーの硬芯鉄拳団あたりを参考にしたのかな?
 ペダニウムエンジンを搭載しており、かつ額からのビームや頭部のスラッガー部分からもエネルギー刃を出せる…と、D4レイを使用せずともそれなりに戦えることが分かります。

 それを止めんと現れたのがタッコングにキングゲスラ、デマーガ、ゴメス、パゴスといった怪獣たち。あくまでも目的がウルトロイドゼロであるためか、同時に出現したタッコングとキングゲスラは争うことなく進撃を続けていました。
 D4レイの使用は人類のみならず同じ地球上で生きる怪獣にとっても生死にかかわる重要な問題。宇宙にいるゼットさんですらD4レイの余波を感じ取ったわけですから、地上にいた怪獣たちが反応するのは当然でしょう。
 こうして普段は共に戦うことが無さそうな怪獣たちが並び立ってウルトロイドゼロの前に立ちはだかる姿を見ていると、一体どちらが「地球」を守っているのか、分からなくなりますね…戦いそのものは哀しいものでしたが、ゼットさんVSタッコング&キングゲスラ戦では、色んなアングルからの映像が楽しめて面白かったです。あとベリアロクとゼットライザー二刀流カッコいい…!

 そして、よりにもよってこのタイミングでのネタバラシに加えて、何やらイズマエル染みた雰囲気を感じる妙なヤツがおもちゃウェブに表示されている中、物語はどこへと向かうのか…もう終わっちゃうんだなぁ…まだ見たいなぁ…でも続けたら続けたで、終わるまでにバロッサ星人10代目ぐらいまで出てきそうだよなぁ…(笑。


 そしてボイスドラマ第23回ではゼットさんが宇宙警備隊に入隊するための実技試験が執り行われることに。メビウス兄さん曰く、審査員も隊長格が務めているとのこと。
 ゾフィー隊長:もちろん知ってます!
 メロス支部隊長:は!?メロス!?
 アウラ支部隊長:どちら様!?
 …えーっと、メビウス外伝の後日談に登場した方だそうで…満遍なくウルトラシリーズに触れている方にしてみれば納得の人選なんですかね…
 そんな人選に驚くのも束の間、ゼットさんを待ち受ける審査員は!…あー!これPVのあれか!?あれに繋がるのか!?本編も良いけど、ボイスドラマも良い展開ですね!とても毎週のようにコントやってたとは思えない熱さのボイスドラマもいよいよクライマックス!
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ウルトラマン80 第36話「がんばれ!クワガタ越冬隊」

2020-12-05 08:07:50 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン80 第36話「がんばれ!クワガタ越冬隊」

 ちょいちょいセリフ回しが面白い第36話は、そのまんまクワガタを越冬させようとする子供たちの物語。

 まずはオオヤマキャップ。厳しくもあり隊員たちを家族のように大切に思う優しい人物という印象を抱いていました。が、今回は「逆転現象」による蜃気楼と思しきドームが丘の上に出現した際には「突っ込め!」と命じていました。そこはこう、何か発射するとかでも良いのでは…(汗。
 とはいえ隊員たちを心配していたのも事実で「びっくりさせるなぁ…」と安堵していました。その後セラから「突っ込めって言ったのはキャップですよ!」と突っ込まれて「…ひどいキャップだ」と返すのは上手いというかなんというか(笑。
 これで終わりかと思いきや、その後クワガンダが出現した際には「濃い蜃気楼かもしれない」「インドネシアやボルネオに生息しているクワガタの蜃気楼かもしれない」と言い出す有様。ここら辺のやり取り、BGMは緊迫しているんですけども、コントにしか見えませんでした(笑。まさかあれほど頼もしかったオオヤマキャップに対して「キャップはクビですよ!」という言葉が飛び出て来るとは思いもしませんでしたね。

 UGM隊員もいつになく明るく、脱出した後に「UGMのお兄さん!」と助けを求められると「お!君たち良い子だなー!おじさんつったら返事しなかったぞ!」と返したのには、思わず吹き出してしまいました(笑。
 そして80もクワガンダと戦っている最中に唐突に握手を申し出て拒否され、悔しさのあまり地面に拳をたたきつける様が描かれていました。ここら辺、80=矢的猛なんだなと感じる一コマではありましたが、たまたま良い位置に生えていた木がちょっと可愛そうでした(苦笑。

 で、当のクワガンダはといえば、元はアッちゃん少年が越冬させようと大事に育てていたクワガタ。それを山ちゃん少年に貸して欲しいと言われたところ、山ちゃん少年の母親が虫嫌いだったために悲劇的な結末をたどることに。
 それについてアッちゃんに謝る山ちゃんを見て「何だ、ちょっとジャイアンっぽい感じもあったけど、良い子じゃん!」と思っていたのも束の間、動かなくなったクワガタをアッちゃんの手のひらに乗せるわ、「ま、仕方ないよ。生きるものは必ず死ぬんだ。なんまいだなんまいだ」とサラッと言い残して去っていく…これはアッちゃんが怒るのも無理はないわ…単語は出てきませんが、クワガンダもマイナスエネルギーによる産物なんですかね。


 ともあれ何だかんだで一件落着した今回。前回がシリアスな話だっただけに、笑いどころも多く、振り幅が凄かったです。で、次回はバルタン星人久々の登場!予告では初代ウルトラマンや帰マンのみならず、ウルトラマンジョーも苦しめたことが語られていました。ジョーってジョーニアスのことか…特撮のみならずアニメ作品について触れるのも良いですね。


 …ところで今回、劇中で「去年80が怪獣が潜んでいるビルを持ち上げようとしたら逆転現象だった」ということが語られていました。劇中が何年なのかは分かりませんが、リアルタイムの放送日は1980年の12月。そこから去年となると1979年。じゃあ一体80の名前の由来って…?と頭の中がグルグルし始めたところで、今度こそまた次回。
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