ウルトラマン80 第38話「大空にひびけウルトラの父の声」
今回の主役は怪獣により命を奪われたトラック運転手を父に持つ太少年。UGMが調べても怪獣の痕跡は見つからず、太は周囲から怪獣を見たなんて嘘だ、お前の父親は人殺しだといじめられ、母親も同乗していた男性の妻から白い目で見られ…それでもなお彼は父の言葉が真実であると信じていました。
いつもなら、ここら辺で猛が太と「矢的さん!お父さんは怪獣を見たよね!?嘘つきなんかじゃないよね!?」とか「怪獣がいたっていう証拠を探してください!」「お父さんの言うことを信じてくれないUGMなんて嫌いだ!」などの交流がありそうですが、今回は何と太との交流は殆ど無し。ウルトラマン80の凧として間接的に励ましたり、最後に凧を拾って渡したりしたぐらい。太の成長は、父からの言葉がきっかけでした。
それは「正直に生きるために強くあれ」というもの。ビュンビュンと風が吹く中で、ぐんぐん上がっていく凧のように強くなって欲しいという願いが、太に残された凧にはこめられており、それは今回の太や母親の状況と一致していました。彼らには「怪獣を見たなんて嘘じゃないか」「人殺し」という世間からの冷たい向かい風が吹いていましたが、その向かい風の中でひたむきに父親の言葉が真実であると信じ続ける強さが、太の中で成長し続けたように思えます。
正直に生きる中では、時として謂れの無い非難を浴びることもあるかもしれない。それでもなお、自分の想いや信念を覆すことなく、真っ向から立ち向かっていく強さが大事だと…凧になぞらえて少年の成長を描いた、良い話でした。もしもどこかで父親は嘘つきだったという道に逃げてしまっていたら、凧あげ大会で活躍しても声援を浴びることは無かったかもしれません。
そんな中突如として現れたのが心霊怪獣ゴースドン。怪獣凧に乗り移って実体化し、脱出直後の猛を狙って大ピンチに陥れていました。その後の戦闘においても外見からは想像もつかないほどの身軽さで80を翻弄していましたが、どこからともなく糸を出現させた80により凧のように操られる羽目に。こういう奇抜な技を見ると「タロウ以外でもこういう技使うウルトラマンいるんだ…」と思ってしまいますね(笑。
また、瀕死の猛の耳にはウルトラの父の声援が。帰ってきたウルトラマンからウルトラマンレオに至るまでは、何らかの形でウルトラ兄弟が客演する中、80はこれまで単独で頑張っていました。直前にジョーニアスが放送されていたとはいえ、レオからは5年ほど空いているわけですから、ウルトラ兄弟を持ち出しても知らない子だっているかもしれませんし、これまで出してこなかったのかなーと。当時の再放送ってどんな感じだったんだろうか…
そんなこんなで次回は…また一風変わったお話のようで…
今回の主役は怪獣により命を奪われたトラック運転手を父に持つ太少年。UGMが調べても怪獣の痕跡は見つからず、太は周囲から怪獣を見たなんて嘘だ、お前の父親は人殺しだといじめられ、母親も同乗していた男性の妻から白い目で見られ…それでもなお彼は父の言葉が真実であると信じていました。
いつもなら、ここら辺で猛が太と「矢的さん!お父さんは怪獣を見たよね!?嘘つきなんかじゃないよね!?」とか「怪獣がいたっていう証拠を探してください!」「お父さんの言うことを信じてくれないUGMなんて嫌いだ!」などの交流がありそうですが、今回は何と太との交流は殆ど無し。ウルトラマン80の凧として間接的に励ましたり、最後に凧を拾って渡したりしたぐらい。太の成長は、父からの言葉がきっかけでした。
それは「正直に生きるために強くあれ」というもの。ビュンビュンと風が吹く中で、ぐんぐん上がっていく凧のように強くなって欲しいという願いが、太に残された凧にはこめられており、それは今回の太や母親の状況と一致していました。彼らには「怪獣を見たなんて嘘じゃないか」「人殺し」という世間からの冷たい向かい風が吹いていましたが、その向かい風の中でひたむきに父親の言葉が真実であると信じ続ける強さが、太の中で成長し続けたように思えます。
正直に生きる中では、時として謂れの無い非難を浴びることもあるかもしれない。それでもなお、自分の想いや信念を覆すことなく、真っ向から立ち向かっていく強さが大事だと…凧になぞらえて少年の成長を描いた、良い話でした。もしもどこかで父親は嘘つきだったという道に逃げてしまっていたら、凧あげ大会で活躍しても声援を浴びることは無かったかもしれません。
そんな中突如として現れたのが心霊怪獣ゴースドン。怪獣凧に乗り移って実体化し、脱出直後の猛を狙って大ピンチに陥れていました。その後の戦闘においても外見からは想像もつかないほどの身軽さで80を翻弄していましたが、どこからともなく糸を出現させた80により凧のように操られる羽目に。こういう奇抜な技を見ると「タロウ以外でもこういう技使うウルトラマンいるんだ…」と思ってしまいますね(笑。
また、瀕死の猛の耳にはウルトラの父の声援が。帰ってきたウルトラマンからウルトラマンレオに至るまでは、何らかの形でウルトラ兄弟が客演する中、80はこれまで単独で頑張っていました。直前にジョーニアスが放送されていたとはいえ、レオからは5年ほど空いているわけですから、ウルトラ兄弟を持ち出しても知らない子だっているかもしれませんし、これまで出してこなかったのかなーと。当時の再放送ってどんな感じだったんだろうか…
そんなこんなで次回は…また一風変わったお話のようで…