ひびレビ

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機動新世紀ガンダムX 第10話「僕がニュータイプだ」

2022-07-14 07:48:47 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第10話「僕がニュータイプだ」

 「よっ!ガンダム坊や」「話って何だよクソガキ」キッドとガロードの、気の置けないやり取り好き。それでいて、ガロードを介してからジャミルの許可をもらおうとしていることから、キッドがパイロットに敬意を払っているのが伺えるのが良いですね。ガロードも決してサテライトキャノンばかりに頼っているわけではないことを分かっているからこそ、説得し辛いのでしょう。
 もしも、この時点で例の装備を積んでいたとしても、カリス&ベルティゴに初見で勝てたとは考えにくいです。そもそも慣れない雪原での戦いを強いられたうえに、縦横無尽に飛び交うビット相手に苦戦は必死でしたでしょうし。

 さて、そんなカリス&ベルティゴとの戦いも描かれる第10話ですが、フリーデンと長期契約を結んだロアビィが、艦内に娯楽施設を設ける場面も描かれていました。サラも頭ごなしに否定するのではなく、柔軟な対応を見せています。こうした柔軟性も、共に生きていくうえでは大事なことなのでしょうね。艦長代理を務めた経験から、心の安らげる場所の必要性を感じたのかもしれません。

 ガロードもティファと共にくつろいでいましたが、目的地が近づくに連れて、次第にティファにはGXが、ガロードが敗北する嫌なビジョンが見えるように。そして、いよいよ出撃というタイミングで、ティファはガロードに出撃をやめるよう進言。それでもガロードは「俺、信じてるけど…超えてみたいんだ!」と、彼女の手を振りほどいて出撃。
 このセリフにはガロードの魅力が詰まっていると思います。この先もティファと一緒にいるならば、今回のように悪い未来を見ることが少なからずあるでしょう。その都度、それを回避し続ければ安全かもしれませんが、それではあまりにも窮屈です。この広い世界で、ティファと共に自由に生きていくためには、自ら困難に立ち向かい、超えていけることを証明しなければならない。そう感じていたのかなと。

 ですが、ニュータイプの力を存分に発揮するカリス、そして愛機ベルティゴの前には歯が立たず。戦闘能力も然ることながら、ティファが望んでいないのに、彼女に干渉したこともガロードにとっては許しがたい行為だったのでしょう。不慣れな地形、未知の武装、感情の昂り。様々な要因がかみ合った結果が……


 入浴中は髪を結んでいるティファも可愛かったところで、次回。しかし本当に見ていて微笑ましいなぁ、ガロードとティファ……キッドも交えての買い物や、甘さ全開の夢の話も早く見たいなぁ……
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