ひびレビ

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あの頃の亀山くん

2022-10-12 07:38:42 | 相棒シリーズ
 というわけで今夜の相棒シーズン21より、初代相棒の亀山薫くんが帰ってきます!……「初代」ってつけると「亀山くんの前にも特命係に6人いたので、初代じゃないです!」とツッコミが来るんじゃないかと身構えます(苦笑。

 昨日は亀山くん最後の事件となるはずだったシーズン7の事件が放送されていました。「お世話になりました!」と言われて無言で握手を求める右京さんとか、最後まで悪態を突きあう亀山くんと伊丹さんとか、良いよね……あと、相棒が神戸くんに決まるまでの「越境捜査」とか面白いよね……
 ともあれ、先日放送された話以外で個人的に亀山くんといえば!な話を2つほど。

 まずはシーズン3「ありふれた殺人」。時効を迎えた殺人犯の自首に端を発し、それを知った被害者遺族が犯人の名前を尋ねてくるが、言うことはできない。しかし亀山くんの「底の浅い同情心」が遺族に期待を持たせてしまうばかりか、自首した犯人が殺害されてしまったため、遺族にも疑いの目が向くことになる…という話です。
 「あなたは、教えてくれますよね…!」遺族である坪井夫妻が亀山くんにすがるように尋ねる様は、何度見ても心が痛みます。そして覚悟を決めた亀山くんが、目に涙を浮かべながら毅然と言葉を発する様も印象的な話ですね。自首した犯人が殺されたという特異な事件であるにも関わらず、何故サブタイトルは「ありふれた殺人」なのかという点にも注目です。
 被害者遺族の想い、亀山くんの想いが、その表情や言葉から痛いくらいに伝わってくる哀しくも、警察官としての決意を新たにさせる物語となっています。


 続いてシーズン6「20世紀からの復讐」。爆破事件が相次ぐ中、亀山くんは偶然立ち寄ったコンビニで、爆弾魔から遠隔操作された人質になってしまう羽目に。しかしこれまでの爆破事件とは異なる状況に右京さんは違和感を覚え始め……という話。
 最初は緊迫感が漂っていたものの、あまりにも出来過ぎた話に違和感を覚え始めたところで、事態は思わぬ方向に……と、物語が二転三転していき、最後の最後まで全く予想がつかない事件となっています。特命係以前から続く亀山くんと伊丹さんのいつもの言い争いが思いがけず事件解決のきっかけになったのも印象的ですね。
 
 他にもシーズン4、亀山くんが勘違いから監禁されて命の危機に瀕する「監禁」も印象的ですね。久々にシーズン5「狼の行方」も見直そうと思ったのですが、どうにもディスクが見当たらず……録画してたはずなんだけどな…

 久々の再登場は嬉しい一方で「昔の方が良かった」と比較してしまいかねないという不安もあります。再登場にあたって過去のシーズンを見返していたから猶更そう感じかねません。ともあれ、ここ最近のシーズンはあまり楽しめていなかったので、今度は楽しめるといいな……
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