ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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仮面ライダー555 第49話

2020-03-23 08:04:16 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー555 第49話

 灰にまみれた幼い真理の写真。それを拾い上げた巧と三原は草加の死を悟る。更に巧は木場から草加を殺害したこと、そしてオルフェノクの王を倒せばオルフェノクは遅かれ早かれ死に至り、オルフェノクの王が覚醒すれば生き永らえることを知る。
 真理と啓太郎に草加がオルフェノクに殺されたことを告げた巧は「オルフェノクなんて滅べばいいんだよ一人残らず!・・・俺もな!」と自棄になるが・・・

感想
 「おい見ろよ、草加の血だ」と灰にまみれた手を真理に見せる巧。今更ですけど、本ッッ当にニチアサだったんですよね?(汗。しかし灰を「草加の血」と表現するあたり、「草加は人間だった」「人間としてオルフェノクに殺された」ということを強調しているようにも感じます。

 さてそんなわけで前回ラストで草加が殺され、今回は巧もオルフェノクの末路と王の真実を知り、そして次回最終回・・・早いね!?最終章三部作とかの感じで、次回で木場との決着をつけて、次々回最終回とかならまだ分かりますが、これは結構な急展開の予感。これまでじわりじわりと話を進めてきただけに、ここら辺は話が加速しているようにも感じられます。

 草加は手放しで褒められるような人間ではなかったと思いますが、それでも死んでも良い人間ではなかった。それは今回の巧たちの動揺を見ていればよく分かります。何だかんだで巧は草加のことを気にかけていましたし、三原や里奈は流星塾生の生き残りという大事な繋がりがある。啓太郎は何だかんだで草加に頼る場面もありましたし、草加に言い寄られて迷惑がっていた真理も彼の死を望んでいたわけではなく。良くも悪くも色んな人間に影響を及ぼしていた、記憶に残る人物でしたからね・・・
 真理と啓太郎に草加の死を告げつつも、「木場に殺された」とは言わずに「オルフェノクに殺された」とぼかす巧。話の切り出し方は不器用でしたが、こんな時でも少しでもショックを和らげようと木場の名前を出さないあたり、巧の優しさが伺えます。

 そんな草加殺しの張本人・木場はオルフェノクの王を守ることを決断。これに対し海堂は一度は賛同したものの、人間を守る英雄としてオルフェノクの王を倒すことを選択。滅びの道をたどると知りながらも、自分のやるべきこと、やりたいことを見つけたんでしょうね。これまであてもなくさまよい続けてきた海堂が取った選択は王を倒す道ですが、しかし照夫が王だと未だ知らない彼は本当に倒せるのでしょうか・・・

 
 王を倒そうと決断したのは北崎も同じ。北崎の場合は自身の強さの証明のためだったようですが。しかし倒したいと思っているのは北崎だけで、冴子と琢磨くんは「生存」を選択。これまでブラスターフォームやゴートオルフェノクぐらいにしか苦戦してこなかった北崎でしたが、今回は巧ファイズと三原デルタにトドメを刺される一歩手前まで追いつめられることに。
 ギリギリで耐えるあたりはさすがの強さですが、既に満身創痍。そんな彼のもとに最初に現れたのは琢磨くんでした。仲間ではなく触れてもすぐには壊れない遊び道具のように扱っていた琢磨くんから復讐されるのは、何とも皮肉というか・・・この時、琢磨くんは敢えて北崎に攻撃を当てていないように思えます。当てて痛がる姿を見て楽しむのではなく、当たっていないのに怯える北崎の姿に愉悦を感じていたんでしょうね・・・まぁ、そんな愉悦タイムも王=アークオルフェノクの登場で恐怖に変わったわけですが(汗。あんなのを見せられたらとても王を倒す気にはならないでしょうし、王が覚醒していつか自分も同じ目にということを考えると、王に付き従う気にもならないでしょう。琢磨くんはどこへ行くのやら・・・うん、まぁ何となく話には聞いてますが。

 その一連の流れを見ていた巧は、照夫にアークオルフェノクが宿っていると知り驚愕。一時はファイズに変身して手にかけようとしていましたが、如何にアークオルフェノクが潜んでいるとはいえ、照夫を攻撃することが巧に出来るはずもなく。ここら辺、草加だったら躊躇いなく殺してそうですね・・・だからこそ、木場は一番最初に草加を手にかけたのかなって。

 そこへ現れた木場カイザ。王を守る木場カイザと、王を倒そうとしても倒せない巧ファイズ。王と知らずに守ってしまっている海堂。以前のファイズならもう2話ぐらい引っ張りそうな誤解・すれ違いですが、次回最終回。まとまるのか、これ・・・
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魔進戦隊キラメイジャー 第3話「マンリキ野郎!御意見無用」

2020-03-22 10:01:27 | 魔進戦隊キラメイジャー
魔進戦隊キラメイジャー 第3話「マンリキ野郎!御意見無用」

 時雨がケガを押して撮影に臨んだという話を聴いて「やせ我慢がいいとは限らない」と思う充瑠。そんな折、街には人々の頭を万力で締め付けるマンリキ邪面が出現。彼の動きを見切ったという時雨だったが、隙を突かれて頭に万力をはめつけられてしまう。
 マンリキ邪面のハンドルが無いと外せない万力に苦しむ時雨に「仲間の前ぐらい、やせ我慢しなくたっていいと思うんだ」と充瑠は告げるも、それでも時雨は「このためが良い」と、主役である自分の出番を減らすことで引き立つカッコよさを説いて撮影を続行し・・・


感想
 「アクセル・ポリス8」で「振り切るぜ」・・・「俺に質問するな」とか言います?

 さて今回は時雨回。万力に締め付けられながらもクールでカッコいい映画俳優のまま・・・かと思いきや、実際はやせ我慢をしていただけ。誰も見ていないところでは思いっきり泣きごとを叫んでいました。クールじゃないブルーは過去にもいましたが、「ぱっと見クールだけど、やせ我慢してクールを振舞っているブルー」というのも珍しいですね。

 弱音を吐けないのは弱さはあるかもしれないけれども、それでも兄貴にはとことんかっこつけてもらいたい。そんなジェッタ、そしてやせ我慢してでもカッコつけたい時雨の意思を汲んで、時雨にはかっこつけさせたままで4人でマンリキ邪面のハンドルを奪う作戦を提案。さすがひらめき、想像力の力でキラメイジャーになっただけのことはありますね。為朝も感心する良い作戦でした。
 ここで時雨を逃がしては時雨はカッコ悪く、彼のきらめきも失われてしまいかねません。キラメイジャーは敵を倒すだけでなく、誰かのきらめきも守る戦士なんだなーと。

 4人のキラメイジャー、そして魔進たちの力により危機を脱した後は、マンリキ邪面にハンドルを返したうえでの一騎打ち。これもまた「カッコよさ」なんでしょう。
 そしてマンリキシェルガ相手にランドメイジとスカイメイジ、更に5人と5体の力を合わせて合体キラメイジン出陣!その名にふさわしいキラッキラに輝く姿が暗闇の中で良く映える。加えて爆発も迫力が増しているように感じます。今回はランドメイジ、スカイメイジからの合体だっためにシンプルに感じましたが、最初っから5体で合体するバージョンも早く見たいですね。

 弱さを見せないのが時雨の美学。でも弱さを見せた時、それはまた新しい輝き、強さに繋がるかもしれない。そんな良い話でしたが、最後はインタビューでカッコつけまくった時雨の「変だよね」が散々いじられる羽目に(笑。これも仲良くなる前、時雨が弱さを見せる前だったら、時雨のきらめきを失わせるきっかけにもなりかねないなーと。いじりすぎた結果、不貞腐れてしまうこともあるかもしれませんしね。そうならなかったんのは5人が仲良くなったからこそでしょう。

 時雨回ではありましたが、「ひらめきを現実にして、きらめきに変える」充瑠の良さも描かれていた回でした。為朝とはしばらくギクシャクするのかなーと思っていただけに、思いのほか関係が良好で何よりです。

 サラッと初見で万力の外し方を見抜く瀬奈お嬢様がさすがだったところで、また次回。
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仮面ライダーゼロワン 第28話「オレのラップが世界を変える!」

2020-03-22 09:34:38 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第28話「オレのラップが世界を変える!」

 ヒューマギア自治都市構想が実現するか否か。ZAIAは「人間から雇用を奪うヒューマギアは廃絶すべき」という政治家・由藤政光を候補とするが、ヒューマギアはそもそも政治家になることが出来ない。そこでイズはラッパーのヒューマギア・MCチェケラを起用し、最後のお仕事五番勝負・演説対決に臨むことを提案。若者たちには人気だったが、福添たちはより幅広い世代に受け入れられる必要があるというが・・・

 一方ZAIAでは衛星ゼアを手に入れれば「仮面ライダーの新たな神話が始まる」と計画を進めており、垓から唯阿の手にレイドライザーが渡り・・・

感想
 長かったお仕事五番勝負もいよいよ最後の対決に。

 最後は演説対決となったわけですが、ヒューマギアが政治家になることは出来ないため、対抗馬として選ばれたのはまさかのラッパー・MCチェケラ。MCチェケラのおかげで盛り上がったところへ、或人が誠心誠意訴える・・・というフリースタイルの演説で対抗。ノリノリのイズちゃんめーっちゃ可愛い。

 一方諫は滅亡迅雷.netの行方を確かめるべく、垓にレイドライザーが盗まれたという証拠、そして滅亡迅雷.netの居場所を尋ねたわけですが、そこで何と彼と唯阿の脳には「人工知能が搭載された特殊なチップが埋め込まれている」ことが発覚。唯阿にとっては既知のことであり、ショットライザーで変身するために必要なものだったとのことですが・・・てことは、2話、下手したら1話の時点で諫は適合手術を受けていたってこと・・・?もしかして「デイブレイクの日にヒューマギアに襲われた」っていう記憶そのものがZAIAによって埋め込まれた、作られた記憶の可能性が・・・?
 もしくはその記憶そのものは事実だけれども、それを知ったZAIAが利用したとか・・・どちらにせよ、うーん、黒い。

 そんな諫をかばうように現れたのが滅。諫が手も足も出なかった垓=サウザーを相手に有利に立ち振る舞う滅は、敵?ながらカッコよかったですね。かばった理由は「アークの意志」。ランペイジバルカンのキーをアーク側の手で作っていたこと、そしてアサルトウルフのキーを諫が問題なく使えたことからして、アークの、ZAIAの計画には諫も知らず知らずのうちに大きく関わっていそうですね。
 そして迅からは諫自身が、彼が追っていたフードの人物である映像を見せられる羽目に・・・精神的に追い詰められた諫の運命や如何に。


 そして由藤らの演説にサクラが紛れ込んでいたことを見抜き、更に由藤らの黒い取引を見破ったチェケラだったものの、由藤はZAIAスペックに記録された監視カメラの映像で、チェケラの映像を否定。するとチェケラは怒りに我を忘れ「政治はヒューマギアが行う」「汚ねぇ人間は滅びろ」と暴走する羽目に・・・
 そして怒りのまま、垓に渡されたゼツメライザーでチェケラはドードーマギアにゼツメライズ。そんなチェケラを軽々とあしらったのは、唯阿が「実装」したジャッカルレイダーでした。

 どこまでも垓の思うがまま、命じるがままに動く唯阿に対し、諫は自分の意志で自分の想いを貫き通そうとしている模様。唯阿も早いところ垓のもとを離れて、自由に戦って欲しいところですが・・・
 ともあれ次回バルカンが「最強パワーアップ!(CM談)」。サクラの影響も相まって、絶体絶命の危機に立たされた飛電に逆転の芽はあるのか・・
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ヒーリングっど♡プリキュア 第8話「とべないちゆ!?陸上大会大ピンチ!」

2020-03-22 08:58:35 | ヒーリングっど♡プリキュア
ヒーリングっど♡プリキュア 第8話「とべないちゆ!?陸上大会大ピンチ!」

 陸上大会に向けて練習を続けるちゆ。しかしライバルの西中陸上部は、県大会の記録どころか、この間ちゆが出した自己ベストすら更新していた。 それを知ったちゆは「私のライバルは、私だから」とのどかたちに告げるが、その後の練習で初めて失敗してしまう。
 それを心配したのどかとひなたは、翌朝のちゆのランニングに同行。そこでちゆが幼い頃、泳ぐのが好きだった話を聴き・・・

感想
 映画の公開が5月16日(土)になったため、OPは映画仕様から通常版に戻ることに。4月末ぐらいにはまた映画版になるんですかね?にしてもほぼ同時期のドラえもんが、のび太の誕生日に合わせる形となったとはいえ8月なのに対し、プリキュアは5月中旬という時期のずれは・・・プリキュアは秋にも映画があるからですかね。

 さて今回はちゆ回。ペギタン用のお布団を用意しているのが何か微笑ましい。
 ちゆがハイジャンプを始めたのは、幼い頃に抱いた「空を泳いでみたい」「海と空が溶け合った青い世界に近づくため」とのこと。泳ぐのが好きだから水泳選手、ではなくハイジャンプを志すのは面白いですね。ハイジャンプの選手でありながらも、キュアフォンテーヌに水の意匠が盛り込まれていたのはペギタン要素だけではなく、ちゆ自身にも由来していたんだなーと。

 そんなちゆが、ライバルの話を聴いてからというものハイジャンプでは失敗続き。それを心配したペギタンはちゆが「イップス」、これまで出来たことが急にできなくなり、それが気になって更に出来なくなること・・・に当てはまるのではと心配。
 あぁ、これアレだわ。「なんか調子悪いなー」と思ってネットで症状検索したら「自律神経失調症です!」「ガンかもしれません!」って言われて、変に心配になるやつに似てるわ(汗。心配だったら病院に行くのが一番だと思うんですよ・・・

 ペギタンのみならず、のどかたちもちゆを案じていました。ひなたの「記録でなくても死なないし!」という微妙にずれた励まし方が、何か等身大で面白い。それでもちゆは、限界を超えてみたいと笑顔を見せたため、のどかとひなたも彼女を応援することに。医者ではないのどかたちに出来るのは、友達としてちゆを応援するだけ・・・不安な彼女の心を支えることもまた「お手当」なのかもしれませんね。

 そしてメガビョーゲンとの戦いでは、のどかとひなたが攻撃を逸らしている隙に、ちゆがハイジャンプで敵の頭上から攻撃!上手いことハイジャンプを生かした戦い方でしたね。戦いの後には氷のエレメントボトルももらえましたが、これもあっさり使われそうな悪寒・・・
 てっきりこの後の大会で、自己ベストもライバルの記録も超えて優勝!みたいな展開かと思いましたが、大会自体は観客も選手も逃げてしまったため中止になった模様。それでもちゆはハイジャンプに挑戦し、見事成功。優勝のトロフィーも観客の喝さいもありませんが、今のちゆにとっては友達の喜ぶ顔、そして目指す場所に近づけたことが何よりの勲章だったのでしょうね。
 で、「しらすおろし」とは一体・・・

 ペギタンの想像している「お買い物をしているひなたとのどか」の「お買い物たのしー」「生きてるって感じー」が面白すぎたところで、また次回。真っ赤になるひなたがめっちゃ可愛いので次回はよ。
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勇者エクスカイザー 第24話「Go!Go!豪華客船」

2020-03-21 08:17:52 | アニメ・ゲーム
勇者エクスカイザー 第24話「Go!Go!豪華客船」

 コウタたちが1泊2日の豪華客船の旅を楽しむ一方、街ではガイスターが電車をガイスターロボ化させて暴れていた。だがガイスターが何も盗まずすぐに逃げていったことを不審に思うカイザーズ。
 それもそのはず。ガイスターの真の狙いはコウタたちが乗っている豪華客船だった。遂にダイノガイスト自らが出陣し指揮を執る中、ダイノガイストとカイザーズの直接対決が始まり・・・

感想
 調べたところによれば、エクスカイザーは全48話とのこと。なのでこの24話がちょうど折り返し地点。このタイミングでの大ボス・ダイノガイストの出陣、ロボットモードの披露、カイザーズを全員まとめて相手しても一歩も引かないその強さの誇示。一方のカイザーズもOPと共に合体を披露。盛り上げてくれますねぇ・・・

 そんなわけで今回は優雅に豪華客船の旅・・・をしていたのも束の間、いつものガイスター4人に加えてダイノガイストまで出陣。
 そんなダイノガイストにより「部下たちを囮に使ってカイザーズをおびき寄せる」「船から救難信号が出せないように妨害する」という作戦が展開され、宇宙商人トレイダーとの交渉がもう少し早く終わっていれば、作戦が成功してしまっていたのでは・・・というくらい、これまでになく順調に進んでいました。
 間一髪、電車ロボたちを片付けたカイザーズが駆けつけてきてくれたわけですが、プテラガイストたちがゴッドマックスとウルトラレイカーを前に撤退を選択したのに対し、ダイノガイストはキングエクスカイザーとゴッドマックスを同時に相手にする強さを発揮。ジェット機モードでは単体で豪華客船を持ち上げる馬力を発揮。恐竜モードでは他のガイスターを遥かに上回る巨体を披露し、ロボットモードではカイザーズをまとめて相手する実力を披露・・・如何にもガイスターのボス、かつてない強敵感があって、敵ながらカッコいいですね!

 対するカイザーズはOPでも披露していたキングエクスカイザー、ウルトラレイカー、ゴッドマックスの合体技である「ギャザウェイビーム」を披露。OPでも「GATHER WAY」のところで放っていましたが、それがまんま必殺技名だったとは!「gather」は「集める」、「gather way」で「動き出す」という意味があるそうなので、「3体の力を一つに束ねて放つ」必殺技、かつダイノガイスト出陣という物語が動き出すこのタイミングで放たれた技にぴったりのネーミングですね。
 更にキングエクスカイザーも空中でのサンダーフラッシュを披露!カイザーソードが弾き飛ばされた際はどうするのかと思いましたが、まさか光線で手元に引き寄せることが出来るとは・・・ギャザウェイビームからの流れるようなサンダーフラッシュ、カッコよかったです。

 しかしダイノガイストには通じず。ガイスターとの戦いはこれから本格化していくことでしょう。
 なお、今回の一件か前回のテレビを介しての宣戦布告がきっかけになったのか、次回以降アナウンサーがエクスカイザーたちを指して「カイザーズ」と呼ぶ場面がありました。24話を経て、ダイノガイストも出陣し戦いが本格化する中、人々の間でもカイザーズの認知度が高まってきたんだなと、そう感じさせてくれる一幕ですね。

 そんな次回は病原体騒動。全く、何の意図も無いんでしょうけども、24話と25話で取り上げられた「宝」が、現代の状況に当てはまりすぎていますね・・・(汗。
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「Cuphead」をプレイして

2020-03-20 08:53:50 | アニメ・ゲーム
 ニチアサ!ファイズ!エクスカイザー!相棒!のコンボで成り立っていた当ブログですが、一方でSwitchで「Cuphead」というゲームをダウンロードし、プレイしていました。

 「Cuphead」はニンテンドーストアの説明によると「レトロカートゥーン冒険アクションゲーム」。
 主人公であるカップヘッド/マグマンは、カジノのオーナー・デビルとの賭けに負けてしまい命の危機に。命乞いをする2人に対し、デビルは他の債務者たちの「タマシイの契約書」を集めてくることを条件に、2人を逃がす。そんな流れでカップヘッド/マグマンを操作して、数々のボスやステージを攻略していくのがこのゲーム。

 とある方のプレイを見たのがきっかけで、昔のディズニー映画っぽい雰囲気が気に入り早速購入。いや、昔のディズニー映画あんまり見たことないんですけどね?(汗。イメージ的にはそんな感じだったので。ちなみにプレイ動画をちょっと見て「初見の方が面白そう」だと感じたので視聴を中断し、全部クリアしてから再度視聴しました。
 で、遊んでみるとこれがまた面白い!ボスといえば「雑魚敵を倒した先にいる存在」というイメージがあったのですが、今作ではボスと戦うステージと、雑魚(強い)を倒しつつゴールを目指していくラン&ガンステージに分かれています。中間ポイントは存在しませんが、諦めない限り何度でも挑戦できるのはありがたいところ。

 ラン&ガンステージにはコインが散らばっており、コインはマップ上のショップで様々な武器やアイテムと交換可能。武器は2種類まで、アイテムは1種類選択可能。買ったもの全てを持ち込むことが出来ない分、ステージやボスに応じてどの武器とアイテムの組み合わせが最適か、試行錯誤するのがまた面白く、それらが上手くかみ合って突破出来た時がまた楽しい!

 しかしこのゲーム、何度でも挑戦できますが基本ライフはたったの3。しかも特定のステージを除いて回復要素は無し。ライフを増やせるアイテムも存在しますが、持ち込むと攻撃力が減ってしまうのが困り者。
 残りライフは評価にも関わってくるため、完全クリアを目指すのであればライフを増やして安定を取るのが良いのかもしれませんが、しかし長期戦になると集中力が切れかねませんし、おまけに時間も評価に関わってくるため、ライフを増やす=攻撃力を減らすことが必ずしも良いとは言い切れず・・・上手いことバランスが取られていますねぇ・・・
 また、このゲームではピンク色のオブジェクトをタイミングよくジャンプで「パリィ」すると、必殺技ゲージが増え、パリィ数もまた評価に関わってきます。しかしパリィを狙いすぎると失敗してライフが減って評価が下がることもあり、「オートパリィ」という最初のパリィだけを自動で発動してくれる便利なものもありますが、それに頼りすぎると連続パリィが必要な場面で失敗する・・・ということもしばしば。どれがパリィできるのかを試すのもまた面白いですね。
 
 必殺技ゲージは1つからでも使用できますが、5つ溜まると全ゲージを消費した更に強力な必殺技も放てます。まぁ一番最初のやつしか使わなかったのですが(汗。必殺技も温存すればいいわけではなく、使わないと評価に直結しないのがまた面白い。


 タマシイの契約書を集めるのが目的であるためか、ラン&ガンステージよりもボスステージの方が多めです。このボスがとにかく個性に溢れまくっていて面白い。ボスによってはカップヘッド/マグマンが飛行機に乗って戦うシューティング要素もあり、ボスは残りHPに応じて様々な姿と攻撃パターンを披露。しかも攻撃がランダム性に富んでいるため、一戦一戦が初見プレイのようなもの。加えてパリィが出来るものがいつ現れるか分からないボスもいるため、ボスは倒せたけどパリィ数が足りない!なんてこともあったり。

 
 とまぁ、そんな感じで数えきれないくらい(負けた数を教えてくれる場所もありますが)負けたわけですが、不思議とクリアは無理!と諦めることは無かったですね。何度も挑戦していくうちに攻略法は自然と身についていきますし、あれこれ試すのも楽しく、個性豊かなボスや敵と戦うのも面白く、自分の作戦がはまった時は最高に嬉しく。素晴らしいBGM、どこか懐かしい雰囲気、何度となく挑戦して突破出来た時のあの達成感。様々なものを味わえた素敵なゲームでした。

 一応ラスボスは倒したものの、更に上の難易度もあるということで、ちまちまとではありますが挑戦中。「簡単」とはいえないゲームですが「絶対無理!」ではなく「あとちょっとで行けそう!」と感じさせてくれる絶妙な難易度が、何度でもプレイしたくなる魅力なんだろうなと感じた「Cuphead」でした。
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相棒18 第20話(最終回)「ディープフェイク・エクスペリメント」

2020-03-19 08:07:21 | 相棒シリーズ
相棒18 第20話(最終回)「ディープフェイク・エクスペリメント」

 「推理力減退症候群」。かつて「花の里」が無くなった時、右京は一時的に体調が良くなかった時期があった。その話を神戸から聞いた冠城は、再び「花の里」が無くなったことで、右京の推理力が減退していると感じていた。
 話を聴いた周囲の人間が右京を案じる中、如何にも特命係が興味を持ちそうな事件が勃発。特命係も関与したドローン爆弾事件の際、捜査の手が伸びていた桂川宗佐が自宅で何者かに刺殺されたのだ。加えて現場には内閣情報調査室の柾庸子と親しくしている映像まで残されていた。右京はその映像が「ディープフェイク」、本物と見分けがつかない偽物の映像ではないかと考えるが、柾本人は否定しておらず・・・


感想
 最終回・・・最終回?といった感じの相棒18最終回は、まんまサブタイトルどおりの「ディープフェイク・エクスペリメント」でした。

 瞬く間に広まっていった右京さんの「推理力減退症候群」の噂。減退の兆候に気づいたのは冠城くんでしたが、それに「花の里」が関わっていると気づいたのは、かつての相棒・神戸くんだったとのこと。本人の顔出し出演は無く、会話の中で名前が挙がった程度ではありましたが、亀山くん共々名前が出てくると嬉しくなりますね。
 神戸くんが相棒だった頃の「つきすぎている女」、月本幸子さんの再々登場回でも同じように「推理力の減退」が幸子さんから指摘されており、右京さん自身も「体の調子が良くない(悪くない)」「頭が冴えない、ピンとくることがない」と自身の異変を周囲に漏らしていました。
 今回右京さんは「花の里」の欠落を克服していると豪語していたものの、右京さんが考えているよりも遥かに「花の里」は大事な場所というのは証明済みですからね・・・詳しくは相棒10の「つきすぎている女」見よう!な!今見ると「何でこうなったかなぁ・・・」という思いも少なからず生まれるけども!(汗。

 まぁ右京さんの「僕としたことが!」は「花の里」があっても無くても時折発せられている気はしますが(苦笑。でもそんな右京さんの口癖に対して「それって自分が優秀な人間だって前提に立った、謙虚さがこれっぽっちもない物言いですからね。結構、感じ悪いですよ」と冠城くんがはっきりと指摘したことには驚きました。いつものことだなーと思ってましたけど、言われてみればそういう風にも受け取れるんですよね。右京さんにしてみればそんな意図はなく、自分のうっかりミスを認めているだけなのかもしれませんが。
 今回は美彌子も「私としたことが」と呟いていましたが・・・演じているのが仲間由紀恵さんということもあって「まぁ山田だし・・・」と思ってしまうTRICK視聴者が私です(苦笑。


 その代わりとなる店は見つかるのか。「花の里」を誰かが引き継ぐのか。誰が女将をやるのか。約1年間店の代わりは見つからなかったわけですが、このたび峯秋の紹介により、小出茉梨が営む「家庭料理 こてまり」が新たな「花の里」候補になることとなりました。
 落ち着いていたたまきさん、おっちょこちょいなところもあった幸子さんたちと比べると、茉梨は活発かつなかなかに気が強そうな女性に思えます。今回登場した鶴田官房長官をはじめ、著名人とも繋がりがあるとのことなので、今後彼女を通して様々な人物とコンタクトを取ったり、時には彼女が事件に巻き込まれたりすることもあるんでしょうかね。何というか、たまきさんや幸子さんと比べると「事件に関わりやすそうな人物」という印象を抱いてしまいました(汗。
 これまでの女将とは趣が異なる茉梨の「こてまり」での一時が、今後の「相棒」にどう影響を及ぼしていくのか、それは次のシーズンのお楽しみといったところのようで・・・


 さて今回の事件では珍しく青木が全面協力してくれることに。特命係を去った後も特命係に入り浸っているために一派だと思われてしまい、特命係が興味を持ちそうな事件には関与させてもらえなくなったために、ならばいっそのことと全面協力すると・・・本当、以前とはだいぶ雰囲気が変わってきたというか、特命係への復讐やら貶めるつもりはあるのかと、変に不安になってしまいますね(苦笑。
 何だかんだで冠城・青木も良いコンビだなーと思ってしまうのも、良いんだか悪いんだか・・・青木が「警察嫌い」の本領を発揮する時がいつかまた来るのではと思っているので、微妙にハラハラした感じが残り続けているんですよね・・・

 で、肝心の事件ですが・・・何というか、最終回っぽくない事件だったようにも思えます(汗。いや最終回に相応しい事件って何だと言われると困るのですが。
 話自体は「偽物と断言できない映像は本物として扱われてしまい、それが証拠としての能力を持ってしまうことへの危惧」やら「ディープフェイクを利用せんとする内閣情報調査室により仕掛けられた迷宮入りの罠」「新たな敵としての鶴田内閣官房長官の登場」といった緊迫する要素もあるんですが、如何せん右京さんの推理力減退症候群の話で場が和んでしまうので、緊迫感に欠けたと言いますか。内閣官房長官を絡めなければ1話に収まりそうだなーとか、南井の話が最終回でも良かったのではと思わなくもなく。

 今回が前哨戦で、またいずれ鶴田や鬼石たちと対峙する時が来るのでしょうか。だとすると、ブラックパールの女に続いてまたも厄介な人物が増えてしまったような。いずれ全員と決着をつけるのか、はたまた忘れ去られていくのか・・・


 ともあれ、相棒18はこれにて終わり。シーズン18は以前の事件に関わった人物が出てくることが比較的多かった印象を受けました。一方で最終回にして小出茉梨という新しい出会いを経て、これからの相棒はどうなっていくのか、気になるところです。
 また10月頃に会えることを願いつつ、今シーズンもありがとうございました!
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デジモンアートブックVer.Xを読んで

2020-03-18 08:05:25 | デジモンシリーズ
 デジモンのアートブックVer.Xが届きました。

 箱を開けて真っ先に目に入るのは、表紙にでかでかと描かれたアルファモン:王竜剣!・・・ではなく「お詫びと訂正」文です(汗。計7体のデジモンのレベルか属性、いずれかが間違っている旨と修正後のデータが記されていました。これを見て「あぁ、デジモンだなぁ」と感じてしまうのは何かがおかしい気がしてならないです(苦笑。ちなみに前のアートブックと並べてみていたところ、前のアートブックではジエスモンXの属性が間違っていました。前回掲載時点とデータが異なるのかもしれませんが、ともあれ間違いが一目でわかるようになったのは良いこと・・・なのだろうか。

 さて今回のアートブックには、2018年から展開された携帯液晶玩具「デジタルモンスターX」ver1~3に登場するデジモンと、未登場のX抗体デジモンたちのイラストが収められています。
 また、2003年に発売された「ペンデュラムエックス」の簡単な紹介や、「デジタルモンスターX]の進化系譜、「デジモンクロニクルX」のラストエピソードも併せて収録されています。

 まずはデジモンたちのイラストですが、基本的には公式イラスト1枚と玩具におけるドット絵、アップ時の表情、プロフィールが掲載されています。デジモンによっては線画やデザインラフ、初期設定なども併記されていますが、無いデジモンもいます。
 メインは公式イラストですが、出来れば設定資料などをもうちょっと大きく載せてくれると嬉しかったですね。特に資料等が記載されていないデジモンは2体で1ページ、資料等の記載があるデジモンは見開き2ページ使って、公式イラストと設定資料で1ページずつでも良いかなーと。

 また、以前のアートブックで掲載済みのデジモンもいますが、同じ線画等が記載されているとは限らず、一部掲載されていなかったり、新規に追加されたものもあったりと、微妙な違いもありました。例えばジエスモンXは前のアートブックでは「設定(デザイン)ラフ」のみでしたが、今回のアートブックには設定資料も追加されています。一方でオウリュウモンは「初期設定(設定資料)」のうち、正面を向いている図が今回のアートブックには記載されていません。
 あと、前述の「設定(デザイン)ラフ」「初期設定(設定資料)」のカッコ書きなんですけども、同じ(ように見える)資料でも、前回と今回とで微妙に扱いが違っているんですよね・・・設定ラフとデザインラフはまだしも、初期設定と設定資料って結構意味合い違う気がするんですけど、どっち?私が違いに気づけてないだけ?


 プロフィールは全員分を照合したわけではありませんが、公式のデジモン図鑑と同じかな?何せアルファモン:王竜剣のプロフィールに「究極戦刃王竜剣」の記述が無かったり、ホウオウモンXのプロフィールでは図鑑と同じ個所に脱字がありましたから(汗。
 丸写しするな!新しい情報くれ!とまでは言いませんが、せめて必殺技欄ぐらい設けてくれても良いんじゃないですかね・・・いや、まぁ「アート」ブックだからと言われたらそれまでなんですけども、じゃあアルファモン:王竜剣のイラストが前のアートブック収録時より小さめなのは何故なのかとか、そういうツッコミはして良いんでしょうか・・・

 あと気になった点といえば、p206の進化系譜。「エグザモンXからジエスモンGXに進化する」って書いてるんですけど、これで良いの?エグザモンXのすぐ下にいるジエスモンXからジエスモンGXに進化するんじゃないの?ゲームをやっていない身として感じた疑問なので、実際のゲームではそうなのかもしれませんが・・・


 最後に掲載されている、デジモンクロニクルXのラストエピソードは「ジエスモンX大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!!」といった感じの、ジエスモンXとガンクゥモンX、デュークモンX、ルーチェモンXをメインとした物語になっています。結構読みごたえはありましたが、なんならデジモンクロニクルXのこれまでのエピソードも全部収録して欲しかったなーとも。
でも、折角なら20周年記念デジモンたちにも活躍の場を与えても良かったんじゃね?とも思います。15周年のジエスモンがここまでの進化を遂げるのはどうなんでしょうね…好きだけどさ、ジエスモン。
 
 といった感じのアートブックVer.Xでした。存在は知っていたけれども、じっくりと見たことは無かったデジモンたちの姿を眺められて楽しかったという気持ちもありつつ、前述したように色々と気になるところもあったり。索引ページをカラーにするんだったら、デジモンクロニクルXのコミックをカラーで見せて欲しいとも思いつつ、でもそれは買った人の特典かなぁとも思った本でした。

個人的にお気に入りはヴァンデモンX。ヴェノムヴァンデモンっぽい設定、良い…
 とりあえずアートブック系は一旦打ち止めですかね。次に出すのなら、ver別も良いんですけど、レベル別にも見たいかなって・・・
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勇者エクスカイザー 第23話「アイドルを探せ!」

2020-03-17 07:57:29 | アニメ・ゲーム
勇者エクスカイザー 第23話「アイドルを探せ!」

 フーコのアイドル製造番組への出場が決まった頃、時を同じくしてガイスターもアイドルを狙っていた。ガイスターはテレビ製造工場、中継局を経てとうとうテレビ局を襲撃。フーコの応援に駆けつけていたコウタたちも危機に陥ってしまう。その模様はカメラを通してダイノガイストにも伝わっていた。果たしてエクスカイザーはコウタたちを救うことが出来るのか・・・

感想
 テレビに映る可愛い一面のみならず、アイドル活動の過酷な一面を知ってしまったがためにちょっと白けてしまったコウタたちが妙にリアルだった第23話。事実なんだろうけど、知りたくないものってありますよね・・・「お仕事でやってるだけかもよ」とはよく言ったものです・・・

 そんな今回は人気アイドル・クミコと未来のアイドル(金の卵)たちが狙われることに。地球に来てもう23話も経つというのに、未だにテレビの中に人がいると思っているっぽいアーマーガイストはちょっと可愛らしかったです(苦笑。

 テレビ局に赴いたコウタたちは、クミコに会えることを楽しみにしていたものの、実際の彼女はアイドル活動やマネージャーに嫌気が差して苛立っており、テレビや人前で見せるような笑顔はどこへやら、といった感じ。もうちょっとマイルドに「でも最近は2時間しか眠れていなくて・・・」「でもみんなに元気を与えられるアイドルが好きなの」といった描写をせずに、ここまで直球放ってくるとは思いませんでした。
 一時期はアイドルを辞めようとしていたクミコですが、コウタから「アイドルをやめたら、エクスカイザーが何のために頑張ってくれているのか分からなくなる」と告げられ、考えを改めることに。実際睡眠時間は短く、それでも人前では元気な姿を見せるのは大変な仕事でしょう。でも、そんな彼女を応援してくれている、命を懸けて助けようとしてくれる人がいるのもまた確か。そんなエクスカイザーを間近で見て、エクスカイザーに負けないアイドルになると決心した様子・・・無理はして欲しくないですが、逆境にも負けない強いアイドルになるといいですね。

 で、そんなクミコを助けるために、今回1人で頑張ったエクスカイザー。単騎だからということもあってか、変身バンクも最近に比べると長め(フルバージョン?)で、かつ・・・スパイクカッター!ジェットブーメラン!カイザーショット!カイザーブラスター!膝に仕込まれていたカイザーミサイル!テレビ局を助けるために反重力ビーム!めっちゃカッコいいカイザーウイングブレイク!カイザーソード!からのカイザーフレイム!そしてサンダーフラッシュ!・・・と技も大盤振る舞い。
 中でも両肩の青い翼の意匠から同じ形のエネルギー体を形成・合体させて放つカイザーウイングブレイクがチョーイイネ!でもここまで技を見せちゃったら、後々のダイノガイスト戦で困りません・・・?まぁダイノガイストとはこれが初対面では無いっぽいので、ある程度手の内はバレているのかもしれませんが。

 戦闘後、キングエクスカイザーはテレビを通じてダイノガイストに必ず捕らえると宣言。存在を隠したがっている割には、結構大胆な宣戦布告ですね・・・

 撮影中のヒーロー番組をこっそり見学する様を見て、ラッキーマンにも似たような話があったなーと思ったところでまた次回。次回は遂にダイノガイスト出陣!そりゃ部下間で手柄を横取りしようとしてエクスカイザーに逆転されているのを見たら、ねぇ・・・
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仮面ライダー555 第48話

2020-03-16 07:23:16 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー555 第48話

 木場率いるライオトルーパー部隊が照夫を狙うことに動揺する海堂だが、木場は何も答えない。そんな木場のやり方に反発した海堂は、彼への憧れを告げて木場と絶交。三原と共にライオトルーパー部隊と交戦するが・・・
 一方頭痛にさいなまれる頻度が増してきた草加のもとには花形が現われ、これ以上のカイザへの変身は危険だと警告し・・・

感想
 さて今回はライオトルーパー部隊との戦いから!と思いきや、海堂が木場に反発し、草加が現場に駆け付けた以降の戦いの内容は描かれませんでした。コメントによれば次々回が最終回とのことですから、だいぶ駆け足になっている影響ですかね?

 最初はライオトルーパーに変身し、木場の指示に従っていた海堂ですが、照夫が狙われていること、その理由を木場が話してくれないこと、そして木場が人間と決別してしまったことを知った海堂は彼の元を離反。別れ際に自分への憧れを告げられた木場さんは口でこそ「くだらない」と一蹴していましたが、目をそらすあたり、複雑な気持ちだったんでしょうね・・・
 これまで自分の想いを素直に口に出さなかった海堂が、自ら本心を語るのがどういった意味を持つのか、そしてそれが嘘偽りではないことは他の誰よりも海堂と長く過ごしていた木場さんが一番よく理解しているでしょうし。照夫を狙う理由を話さなかったのは「海堂は自分の指示に従うことでしか居場所を見つけられないのだから、話しても話さなくても同じ」と考えていたとか?

 海堂は自らライオトルーパーのベルトを投げ返し、更に三原と組んでライオトルーパー部隊と衝突。巧も同意してくれそうではありますが、巧がオルフェノクだと知ってなお共に戦っている点や、一時的とはいえ照夫の面倒を見ていてくれた三原に頼るというのが印象的でした。そして三原も三原で、花形に会う約束があったにも関わらず、海堂の土下座を目の当たりにして、海堂と共に行動することを決断。ベルトを持つ3人の仲では最も一般人といった印象がある三原ですが、随分と精神的にたくましい人物になったなぁ・・・と。

 そんな三原と海堂の戦いに駆け付けた巧。ファイズエッジを手にして、アクセルフォームですれ違いざまに撃破!確かこのシーンのフィギュアありませんでしたっけ。中古店で買った記憶があるのですが、あれどこに行ったんだろう・・・(汗。

 また、花形の口からオルフェノクは人間の進化系ではあるものの、一方で急激な進化故に肉体が滅びる、いわば死に至る病であることが明らかとなりました。本来時間をかけて「進化」していくものが、急激に「進化してしまった」「進化させられた」存在がオルフェノク。人間が手を出すまでもなく、オルフェノクはいずれ滅びる。人間とオルフェノクの共存は出来ない。だからこそ、花形はオルフェノクの王を倒し、滅びの道を歩もうとし、滅びの道を歩める存在として木場を選んだと・・・確かに木場さんは共存を望んでいた頃もありましたが、かといって自ら滅びることを良しとしていたかというと、それはまた別なような・・・
 オルフェノクが短命だとすれば、巧や海堂もまた同様なのでしょうか。それとも、オルフェノクとしての力を振るわない限りは、普通の人間と同じように暮らしていけるとか?


 そして今回の主役といっても過言ではない男・草加雅人。花形から変身を止められたにも関わらず、真理たちに花形を会わせないために、最期の変身を決心していた草加ですが、花形は草加が手を出すまでもなく灰化してしまいました・・・この時「父さん」と駆け寄っていることから、やはり草加であっても父親のように慕っていた花形に手を出すのは相当の抵抗があったのでしょう。花形の灰を握りしめた後に振り払う様は、親の遺言である「生きろ」を受け止めつつ、オルフェノクと戦い続ける覚悟が感じ取れました。

 が、「生きて戦う」ことを決断した草加のもとにかかってきたのは、真理をさらったという木場の電話。呼び出された場所で待ち受けるのは、ラッキークローバーの面々。変身すれば最後だと知りつつ、一瞬ためらいつつも真理のために変身し、戦う様はカッコよかったです。
 しかし戦力差は絶望的。巧たちもライオトルーパー部隊と戦っていたために間に合わず、目を覚ました真理が探してくれたものの、草加が真理に見つけてもらえることはなく。ボロボロで、それでも生きようと足掻く草加にトドメを刺したのは、皮肉にも彼が最も頼りにしていた力であるカイザ(木場)でした。おそらく最も看取られたくない、殺されたくない相手に殺された草加の心境は如何ほどだったのか・・・カイザに変身した木場以外、誰にも最期を見られることなく、灰となって散っていった草加・・・

 草加雅人といえば、ファイズ視聴前から断片的に話題は目にしていましたが、いざ実際にファイズを見て改めてヤベーやつだと知りました(汗。
 巧と真理・啓太郎の仲を裂こうとしたり、巧と木場が仲良くなるのを邪魔したり、真理に過剰なまでに執着し、巧がオルフェノクだと知ると容赦なく倒そうとし、真理が巧を受け入れた後もたびたび皮肉を言い・・・本当、味方なのかと疑いたくなってしまう言動・行動が多々ありました。
 そうした「嫌なやつ」としての側面もある一方で、一貫して「オルフェノクは人類の敵であり、倒すべき存在」という信念を貫き通した男でもあったなと、そう感じました。真理や啓太郎が巧がオルフェノクだと知って接し方に迷い、巧もオルフェノクにも人間の心を残している存在がいるのではと迷い、三原が戦いを避ける中で、終始一貫して迷わず戦い続けたのが草加でした。

 真理への想いも過剰ではあったものの一途でしたし、真理のために死を覚悟しての変身を遂げたわけですから、良くも悪くも「信念」を貫き通した男、それが草加雅人だったなという印象を、ここまでファイズを見てきて抱きました。
 巧は「理想(夢)」、三原は「安定(日常)」のために戦っている印象です。

 戦いにおいては頼もしく、日常においては厄介極まりない。それでも人間のため、自分の復讐のため、オルフェノクと戦い続けた男・草加雅人。
 そんな彼の最期は孤独なものでした。真理がさらわれたと知った時点で、巧か三原に協力を要請していれば、あるいは・・・オルフェノクであっても「乾巧」を信じていれば、もしかして・・・と思わずにはいられません。ですが、真理を助けるためとはいえ、草加が三原はともかく巧に助けを求めるとは考えづらいところはありますし、真理は自分の手で救うという強い意志があったんでしょうね。

 草加からの執拗なアプローチに辟易した時もありましたが、行方不明になった草加を必死に探す真理の声を聴いて、草加は少しは救われたのでしょうか。それとも、真理の目に自分が映らない、真理が自分を見つけてくれないことに絶望したのでしょうか・・・


 ともあれ、仮面ライダー555に欠かせない、物語を良くも悪くも動かした存在・草加雅人が今回で退場。残り話数もあと僅か。どうなることやら・・・
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