Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

CDを立体的な表現に・・・ライントランスの彷徨い

2024年06月25日 | ピュアオーディオ

CDPを買って「ノイズが無い」サウンドを気にいっていたが、良く良く聴いていると「立体感」が無く、「平面的」な音に感じるようになった。アナログプレーヤーでは「立体感」が良く出て心地よい。何とかアナログプレーヤーの様な立体感を出せないか?と試行錯誤したのが「ライントランス」。最初はタムラやタンゴの小さなトランスで作成して見た。音質は良いがスケール感が小さくてイマイチで有った。そこでWE111Cと云うREPトランス(1個/1Kg)を使って見た処、スケール感が「原寸大」で出てく様に感じた。ちなみに111cはパーマロイコアで有る。



WE REP#93F、91AとWEのREPトランスも型番を遡って行く事になった。古いものほど「音質が良い」と云うのが私の感想だ。サイズはいずれも1個/1Kgの重量級だ。


この写真はWE REP#50Aを自分用に木箱を作成し(特注品)片側を配線した状態。この50Aに来る前に#63Aや63Cも確認している。やはり古い型番程音質が良い。(型番が若い程古い型番・・・新しい物ほどコストダウンしていると感じる)



最終的にWE REP#15Aを入手して満足する様なサウンドになった。15Aと50Aは「純鉄サウンド」だと感じた。音のキレ込み方や質感が別次元の完成度だと感じる。ちなみに15Aはベルの電話交換機に使われていた物らしい。既に100年前の代物だ。


それを特注箱に入れて、XLR端子のみの入出力にしてオリンパスシステムで使っている。50Aの方は自宅のSP-707J+αシステムで使っている。このライントランスを使うとCDPでも立体感を手に入れられ、アナログ的なサウンドになる。