スチューダーのA730(D730も)は操作パネルが「斜め」になっています。一般的には写真の様にそのまま使われている。永らく使っていると「モーター音のゴギング」を感じるようになった。雑誌でもA730の設置を水平化すると「音質アップ」する様に書いて有った。
そこで囲碁の台の最高級材の「榧の木」を使った「水平台」を、一体型で彫り込んで作成した。囲碁では「碁石」を打った時の音の良さで榧材が一番と云われていた。ズッシリとした質感で彫るのが大変でしたが、2週間程かけて作成しました。榧材の他にも桂材・檜材・米松材等作成しましたが、榧材が一番音が良かった。
最期は「チーク色」に塗装を施して、現在の姿にしています。この水平台にして音質は「しっとりして音の厚みが増した」様に感じました。また、モーターの負荷が減少しゴギング音もなくなりました。やって見ないと分からない世界です。置台一つでかなり質感・音質が変わります。ノーマルで使うより、水平台で使う方が圧倒的に高音質になります。良い木材で一体型で作って、強度を確保する事も大事です。