Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

サブシステム用のアンプを一旦取り止めに

2017年10月21日 | ピュアオーディオ
#4311システム用にアンプを考えていたが、一旦取り止めにしようと思う。増やす事ばかりに熱中して、MD機の残骸が5~6台も溜まっている。こちらを処分してしまわないと落ち着かない。気分が落ち着かない状態では喜びも半分にしかならない。

物色してきたアンプ類は、国産オーディオの全盛時代のフラッグシップ機。ダイヤトーン、ケンソニック、エクスクルーシブ、サプリーム等の当時のフラッグシップ機達。当時は高根の花でとても買えなかったが、30~40年も経つと価格もこなれて入手しやすい価格になっている。但し、「状態」がどのレベルに有るかは使って見るまでは判らない。出来るだけオーバーホールしたモノを選びたいと思うが、オーバーホールと云っても各人各様の「自称」で有るので絶対はない。

当時の機器達は「電源ケーブル」が殆ど直出しの状態。この部分はインレット化で現在の最高級クラスの電源ケーブルにすると見違える様なサウンドになる事は間違いないと思っている。しかし、性急に急いではならないと思う。何故なら「ショック」を与える事になるから、少しづつショックを与えない様に時間をかけてグレードアップをして行かないといけない。

3軒目の家には自宅のSP-707J+αのシステムを持って行きたい処。このSPシステムはまだ潜在能力を味わったことが無い。今の自宅では大音量再生が出来ないのでか細く鳴らしている。

サブシステムが居るのか?いらないか?も含めて再検討したい。現実的には「音質」や「表現力」でメインシステムに対抗するのは困難だと思うので、処分してしまった方が良いのかも知れない。

システムを沢山持つと云う事は「所有欲」を満たしてくれるが・・・

2017年10月20日 | ピュアオーディオ
現在メインシステム3セット、サブシステム2セットをそれぞれ組んで所有している。多種の機器を沢山持っている事は「所有欲」を満たしてくれるが、各システムを同一グレードに近づける事には資金的な問題や置き場所(部屋)の問題も絡んでくる。

個人的には幸いにも「3軒目」の家を確保したので、設置することに関しては問題ない様に思う。しかし、機器は使ってやらないと直ぐに不機嫌になる。最悪故障と云った事態にもなる。毎日「お守り」(使ってやる事)も維持管理として時間的に大変束縛を受ける。

現在は、自宅システムはどうしても手が回らないので日曜日のTV音声に使っている。通常の毎日は、午前中に#4311システムを鳴らす。午後はメインのオリンパスシステムで録音を2時間する。その後、第二の音楽部屋(3軒目)へ行き、D208システムを鳴らしてやっている。

「音楽」を楽しむはずが機器のお守りに追われて、音楽を楽しむ余裕がない。40年もオーディオをやっていると色々な曲を聴きあさって来た訳で、「これを聴きたい」と云った具体的な欲求がないと今ではCDを引っ張り出す事も無くなった。その点FM放送の録音は「未知の音楽」を聴けて楽しい部分も有る。その為、今ではMD再生がメインになって来た。

そんな中でサブシステムのグレードアップを考えてアンプ探しをしたりしている。何か自分自身「矛盾」した様なことをしている様な・・・。「最後は1セット」と持ってはいるが、煩悩が強く「物欲」に溺れそうになる。

管球アンプのブーンと云うノイズについて

2017年10月19日 | ピュアオーディオ
管球アンプを自作したり、使って有る処を訪ねてみると、「ブーン」と云うノイズが殆どの所で入っている。私はこのノイズを出す事を許せない。音楽を楽しむのに邪魔だからだ。

大体ノイズが出る原因は5つ位に原因が有る。複合型ももちろん有る。

1)電源ケーブルでノイズを拾う・・・グレードの低い直出し電源ケーブル自体がノイズを拾う
2)内部配線がノイズを拾う・・・・内部配線のグレードが低いので配線自体がノイズを拾う
3)グランドラインに粗末な配線を使って有る・・・グランドラインにも信号は流れている
4)真空管ソケットと真空管のピンとの馴染みが取れていない・・・クリアランスが有る。使用頻度を上げて使ってやる事。
5)真空管自体がノイズを発生させている・・・出来の悪い真空管では止まらない

以上がノイズの大きな原因だと自分の経験で知っている。それぞれに対策が必要で、特に真空管自体がジーっというノイズを出すのはロシア製・中国製に多い。真空管の場合は致命的だ。他の真空管に変えるべきだ。手作りの時代の真空管は結構作りが良い。古典管と呼ばれるものはノイズが出ないか少ない傾向にある。合わせて長寿命だ。

キチンと理解し対策を摂ればノイズは皆無に出来るし、¥100万円超のTr型アンプに引けを取らないSN比の管球アンプも作れる。

「思い入れ」を入れた機器は手放せない

2017年10月18日 | ピュアオーディオ
オーディオを長くやって来て、自分で手を入れた具合の大きい機器は「思い入れ」が強く、中々手放せない。手放すこと自体を全く考えない。

自分の場合、殆どの機器に自分で手を加えて「音質アップ」をさせているので、基本的には全ての機器・・・と云いたいところだが、手の入れ方が極端に違い「二度と作れない」モノには一層愛着が深い。その代表は「管球アンプ群」です。内部の配線を自分の作った最高級ケーブルで全て配線交換したモノです。その手間と時間はとても2度とやりたくないと云う程大変だった事が記憶に残っています。



例えば、WE101Dppパワーアンプ、自宅管球プリ(C22モドキ)、3B252Bシングルアンプ等々、現在8台(プリ2台、パワー6台)所有しています。この8台は死ぬまで使い続けたいと思っている。



実際に私の管球アンプを聴かれた方は、「SN比」がけた違いに良い事に気づかれます。100万円オーバーのTr型アンプと比べても遜色のないSN比であり、音色や音の厚み等Tr型アンプではとんでもない価格でないと再現できない程だと思っています。外見は大したことは有りませんが、中身に手間暇と思想が入っています。

アンプ類に比べてSP類は、ポイントとケーブルグレードで割と簡単に対策できます。その分愛着も管球アンプほどではないです。

目移りしてしまう・・・

2017年10月17日 | ピュアオーディオ
昨夜は久しぶりに某オクで「アンプ」を買おうとハマっていたが、目移りしてしまってとうとう買えずじまい。何台も「第二順位」で終わった。「何も今無理して買わなくても・・・」と頭の中の理性が押しとどめた。「安物買いの銭失い」になりかねないと思った。狙いのアンプは「人気が無いけど実力が有るもの」を出来るだけ探している。

もう少し筋立てて、はっきりとこのアンプが欲しいと思える様にならなければ手を出してはいけないと考える。現状でも特段「絶対に必要」と云える状況ではない事は判っている。

60歳を超えて、一通りの機器も揃え、「音質アップ」も終わり、後は楽しむだけ・・・にして置きながら、メインシステムだけでは飽き足らずサブシステムまで2セットも作ってしまった。「最後は1セット」と云う思いとは裏腹に、機器が増殖を始めてしまっている、「機器を減らすのが先決だろ?」と心の中で判っていながら、機器を増殖させてしまう自分の愚かさを改めて感じます。

サブシステム用のアンプを・・・

2017年10月16日 | ピュアオーディオ
私の某オクのウォッチリストには、最近アンプ類が沢山並んでいる。サブシステム用にしっかりしたアンプを導入しようと考えているが、「帯に短したすきに長し」・・・の感が有り、今一ターゲットが固まっていない。

1975年~1990年頃の「オーディオ全盛」時代のモノを手に入れたいと思っているが、良さそうだな?と思っても競争相手が多くて価格が高騰してチョッと手を出せない。同じ様な「懐古主義」の方が全国にたくさんいるんだな?と思う次第。

1975年前後のモノはかなり価格もこなれて求めやすいが、内部の「半田付け」部の「半田クラック」が怖くて、これから20年使うには心配な点が多い。1990年頃のモノはどうしても価格が高くなるようで手を出し辛い。

マランツ#7は真空管アンプで、今更良い真空管を集めるのも大変だし、電源部の「セレン整流子」が生き残っているモノは少ないと思う。マランツ#7をトランジスター化した「7T」も考えないではないが、こちらも1960年代モノ。鉛半田のクラックが怖くて手を出せないでいる。「半田付け」(当時は鉛入り半田)の寿命は永遠ではない。今までにも古い機器を購入して「半田クラック」のトラブルを沢山経験している。プリント基板の中でパーツや配線を取り付けて有る部分がクラックにより「断線」や「ルーズコンタクト」している場合が多く、その原因を調べて修理して行く事に手間暇がかかる。特に「ルーズコンタクト」の場合は原因調査が大変だ。

そう考えると次のアンプの選択は1990年以降の機器になる。問題は価格と程度、前オーナーの使い方次第・・・運と云うか縁なのかも知れない。

アメリカと日本のオーディオ全盛時代

2017年10月15日 | ピュアオーディオ
アメリカのオーディオ全盛時代は1950~1970年(20年間)ぐらいだと思う。その頃にマニア懸垂の名器(アンプ・SP・アナログプレーヤー)達が有ります。マランツ#7や8B・#9やマッキントッシュC22・MC275辺りの「管球アンプ」全盛の時代です。フラッグシップクラスのスピーカー達もこの20年の中で生まれています。私は生まれたばかりの赤ん坊から子供の時代です。

日本のオーディオ全盛時代は1970~1990年(20年間)頃だと思います。こちらは「トランジスター化」された機器ばかりになって来ました。その中でも1980年代が全盛期のピークだったように思う。

ここで「オーディオ全盛時代」を取り上げたのは、その時代を知らない方が今後増え続けて行くと云う事。知っている方は既に60歳以上(実質的70代以上)の高齢になって来ています。

1978年から1985年頃の「オーディオ機器一覧」(SS社発行STEREO ガイドブック)を今でも持っていて、時々開いて見ます。この頃はSPユニットが単体で買えた時代でした。今では消滅してしまったメーカーも沢山有ります。

現在の40代・50代のオーディオマニアの方は、殆どオーディオ全盛時代を知らないで(子供時代に相当)オーディオをやっておられます。最近の20㎝ウーハーを使った「トールボーイ型」が多くなって、昔の様に「38㎝ウーハー」を使ったシステムなどは「中古品」でなければ聴く事が出来ません。当然新品販売のオーディオショップにはトールボーイ型のSPばかりになってしまっています。オーディオマニアと一口に言っても、生まれた時代によって「知見」が全く違うので、一様には論じられない。「良い音」の基準も変わって来ているのかな? 「良い音」の基準は不変では有ると思うが・・・。

3軒目の家に「音楽部屋」を引っ越しをしようかと・・・

2017年10月14日 | ピュアオーディオ
3軒目の家のお守りを始めて約2週間。当初は「音楽部屋」を移動する様に考えていたが、天井高2.5mとやや低いのと、間取りが気に入らないので躊躇している。広さは十分すぎる程有る。



現在「音出し確認」の為にD208システムを持って行って、掃除や片付けの時間帯に鳴らしている。一休みの時にD208システムのサウンドを確認して見ると、「以外」と良いサウンドで鳴っている。畳敷の8畳和室なので「残響音」が少ないと予想していたが、天井がしっかりした板材なので結構反響が有る様だ。これなら「いけるかもしれない」と思い始めた。



現在はサトリのアンプにDN-980Fを組み合わせて、MDを鳴らしている。電源系が貧弱な環境なので「それなり」の音では有る。まだどれくらいの音量まで出せるか? お隣さんに迷惑をかけない様に慎重に試している。

現在悩んでいるのは①駐車場(普通車用) ②2階を壊して吹き抜けに出来ないか?等を検討している。駐車場は外のブロック塀を4列ほど壊せば解決しそうだ。植木の除去等が有るがほぼ案が固まった。

家の中には、布団やお人形、よろず品物が沢山残っており、これらを片付ける事が先決ですね。急がずのんびりやって行こうと思います。

今からメインシステムを作るとしたらスピーカーは・・・

2017年10月13日 | ピュアオーディオ
1960年代のフラッグシップSPシステムを選択するなら、JBL:ハーツフィールドを手に入れるだろう。1960年代初期のフラッグシップSPシステムを40年ほど前は、大きなオーディオショップに行けば聴くことが出来た。現在でも「オーディオ道場」に有るので珠に聴かせていただく事が有る。



JBLなら「パラゴン」がマニア懸垂のSPかも知れないが、あの独特のデザインとSPユニットの配置が気に入らない。中音ホーンが極端に内側に向いている処が「難点」だ。リスニングポジションが湾曲部におでこを付けて聴かないと、本来のステレオにならないからだ。

その点「ハーツフィールド」はコーナー型で(設置場所をコーナーに限定する必要はない)ステレオの理想形を持っているように思う。

このSPに今自分の持っているスキルとノウハウを注込めばかなり素晴らしいスピーカーシステムに出来ると思う。アンプ方式は必然的に3ウェイマルチアンプ方式になるだろう。現在のオリンパスシステムのSPシステムだけの交換で行ける。

この時代(1960年代)のフラッグSPには「低音を共鳴板を振動させて」低域を出すシステムが多い。CN191やクリプシュホーンも同じ様に「板材」を振動させて低域を出している。弦楽器のゴーイングなどは非常にリアルだ。



ただ、オリンパスに蜂の巣を載せたスタイルも悪くない。それで今でもメインで使っている。

サブシステムと云えど手抜きはしたくない

2017年10月12日 | ピュアオーディオ
現在3セットのメインスピーカーシステムを所有している。現在は自宅・音楽部屋・息子宅と別々に設置している。すべて基本はオリンパスシステムで採用している「7SPユニットシステム」で、ユニットは揃えている、違いはウーハー箱、ウーハーユニット(LE15orD130)、中音ホーンのみである。その中で唯一「ネットワークシステム」は自宅のSP-707J+αシステムのみ。オリンパスとRCAフロントロード箱(D130×2のWウーハー)は3ウェイマルチアンプシステム。ケーブル類のグレードもすべて揃えている。

現在、「音楽部屋」にはサブシステム(#4311)を設置している。こちらには「メインシステム」の技術をダウンサイジングSPに使える様に工夫を施している。出来るだけメインシステムと同じグレードのケーブル類を使う事や、諸所のキーポイントはメインシステムの技術を水平展開させている。サブシステムと云えど手抜きはしたくない。

持っている機器の性能を「出来るだけ引き出して」使う様にしている。その為の手間暇は惜しまない予定。ただ進捗がのろいのは資金不足が第一の理由。第2の理由は「手間暇」を掛けるタイミングが有ると云う事。機器が入荷して直ぐに手を加える様な事はしない。オリジナルのサウンドを十分に聴いてから進める様にしている。「何が不足しているか?」・「どこを先にしたら効果が大きいか?」等を鳴らしながら考えている。その為の環境の準備も必要であり、材料の確保も必要である。

メインシステムは正にシステムと云える機器の数を揃えている。それに対しサブシステムは「コンポ」の様にシンプルに使える事を目指している。いつでも重厚な音楽ばかりが必要な訳ではない。イージーに扱える機器も必要である。だからと云って「音質」が極端に格下なのは我慢がならない。

私の場合、現在64歳になる。これから20年がせいぜい残された時間だろうと思う。贅沢に「音楽三昧」出来る様に頑張りたい。