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中仙道 木曽11宿ウォーク③ 妻籠宿 ⇒ 柿其水路橋 12年5月29日

2012-05-30 14:18:38 | 中山道 木曽11宿ウオーク

名古屋からバスで出かけ、10回のコースに分けて木曽路を南から北へウオーキングを続けています。
今回は第3回で、参加者は28名でした。
妻籠宿の駐車場をスタートして妻籠宿の入口辺りから歩き始めました。高札場や水車小屋があり昔の街道の雰囲気を作り出していました。
前回のウオーキングは桜の時期でしたが、今回は初夏の陽気で緑が色濃くなっていました。
道端の花々が咲き競っていました。

妻籠宿駐車場(10:13) ― 上久保の一里塚(10:45) ― かぶと観音(10:54)~(11:00) ―  
SL公園(11:08) 一 南木曽駅(11:14) ― 天白公園(11:23)~(12:15) ― 
天白公園(11:23)~(12:15) ― 与川コースの分岐(12:43) ― 柿其水路橋(13:40)


出典。
学研「木曽路をゆく」贄川~馬籠宿 児玉幸多監修



妻籠宿駐車場の奥でストレッチ体操をします。
5月26日にもウオーキングが実施されましたが、その日、駐車場でストレッチ体操をしていて駐車場の方から文句を言われたそうです。それで、こんな狭い場所でのストレッチとなりました。


スタートしました。
宿場町らして雰囲気です。




ウオーキングリーダーが妻籠城の説明をしています。
この場所から10分ほど登ると城跡に着けます。




上久保の一里塚の説明をします。




一里塚の跡。
説明板が有り、両側には小高い土盛りが有り一里塚の跡の形を留めています。




街道の両側の各所にオダマキが咲いていました。
園芸種なのでしょうか。色々のオダマキ。こんなに色があると初めて知りました。




石畳の街道を歩きます。




見晴らしの良い場所で南木曽町が見えます。
遠くにはこれから渡る三留野橋や桃介橋が望めます。




SL公園
南木曽駅の南にSL公園が有ってD51が静態保存してありました。
説明板には昭和15年に日立製作所で製造され、福井機関区や富山機関区など北陸線で活躍していました。各地を転属したこの機関車の記録が書かれていました。
最後は中央西線で活躍し木曽福島機関区で使命を全うしたのです。走行距離は200万キロを超えていました。長い距離を走行し、地球を何周もした名機です。
でも、残念なことに雨曝しの状態で、錆びが目立ち塗装が剥げていました。SL公園と言う立派な石碑が設けられ、開園当時は華々しくスターとを切ったことでしょう。
丁度、通り掛かったときは雑草を刈る人がいて、少しは手を入れている。
そんな気がしましたが、雨曝しにせず、上屋が欲しいと思いました。それが時代を駆けてきた産業遺産への思いやりです。


機関車の脇で雑草を刈っていました。



機関車の塗装が剥がれ錆が目立ちます。




南木曽駅の前を歩きました。




三留野橋から見た桃介橋。
お昼を食べた後、あの橋を渡ります。




今回も元起の弁当です。
煮物の味が濃かったです。




お昼を済ませ、出発します。
これからあの桃介橋に向かいます。



先頭が渡り始めました。

桃介橋
今回の一番のメインは桃介橋です。
福沢桃介が木曽川の電源開発に力を注ぎました。その時、読書(ヨミカキ)発電所の資材を運搬するために設けました。時間が流れ、朽ちて痛んでいた橋を南木曽町が平成5年に復元したもので国指定重要文化財になっています。
国内で最大級の木製吊橋。木曽川の景色にマッチした姿で、橋の脇には5月の風を腹一杯に吸って泳ぐ鯉のぼりが見えました。この地方は月遅れで節句を祝うようです。民家のポールにも泳ぐこいのぼりを見かけました。月遅れの鯉のぼりに風情を感じます。

福沢桃介は電気を生み出すことで、一河川、一会社を唱えたそうです。木曽川の電源開発に努め、地元に電気を売り込んだのですが、地元では買って貰えず、関西に売ることによったようです。
そう言われてみれば、木曽川の発電所は大井、丸山。今渡発電所。すべてが関西電力です。何故、地元で生産し、地元で消費するようにならなかったか。
そんなことを考えるのは変でしようか。





アップで。




橋から上流を望みます。




橋の下を眺めると、下には木曽川の流れが、




橋を渡ります。




鯉のぼりが風を捉えて泳いでいました。





気持ち良さそうに風に身を任せて。





桃介橋の説明板。




三留野宿の中を歩きます。
一月遅れの鯉のぼりが5月の風を捉えて泳ぎます。
尖った山は南木曽岳です。



屋号
三留野宿で各家々の玄関に屋号を書いた表札が張り出されていました。
このような屋号の表札は奈良井宿でも、目にしたことがありました。
「あめや」「米屋」といろいろの表札がありました。かつてはその商いを営んでいたのでしょうか。名前で呼ぶより、屋号で呼ぶ。
そのようなことを考えると、ロマンが広がります。




左から木曽川。
国道19号線。
中山道。
そして右の石垣の上は中央西線です。



歩道を歩いていて、下りの「特急しなの」が追い抜いていきました。
ゆっくりしたウオーキングと特急列車。
江戸時代と現代みたいなものを感じました。



アップで。
写真は瞬間、瞬間を収めます。
歩いていて、その瞬間を収める事が出来ました。



もう少しでゴールです。
この頃から雲行きが怪しくなりました。
時々、ゴロゴロと言う音が聞こえ始めました。



柿其水路橋


ゴール近くの手前で雨が降り出しました。
あと、もう少しでゴールと言う場所です。
歩いていてゴロゴロと音がして、気分の良いものではありません。
最後は柿其橋を渡り、その先に有った柿其水路橋を眺めて終わりとなりました。
この柿其水路橋は下流の読書発電所に水を送る橋で、こちらも文化財に指定されていました。
 


柿其水路橋を上から見ると水が流れているのが判ります。




10時過ぎにスタートしましたが、スタートしてから暫く経って、撮影したため歩数が進んでいます。
1万5千歩余り。今日はこれだけ歩きました。
終わりの時にレインウェアーを着ることになってしまいましたが、無事に終える事が出来ました。


桃介橋のパンフレット。






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