日暮らし通信


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朝刊の 「人生案内」 に思う

2014年06月26日 15時25分33秒 | ちょっと一言

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

クレマチス

空堀川沿いの民家にて



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行動範囲が狭くなっている私にとって朝夕の新聞は欠かすことのできない情報収集の手段でもある。

今はパソコンで見ることのできる新聞の電子版もあるが、私は紙に印刷された文字を見ないと気が済まない昔風な男でもある。

新聞の隅から隅までじっくりと見るタイプではないが、私の読書態度と同じように多分に乱読気味に一面からめくりながら新聞を読んでいる。

私が購読しているのはY新聞だが、その朝刊連載の 「人生案内」 だけは記事の最初から終わりまでじっくりと読む。

この記事はいわば 「人生相談」 だが、その相談者の内容を見ると実に様々な悩みがあることに気付く。

 「そうか、世の中にはそういうことで苦しんでいる人がいるんだ」 と、私も感慨深げな気持ちになるが、それに比べて私が置かれている立場を考えると ”まだまだ幸せの範疇(はんちゅう)だ” と今の環境・状況に有難さを感じることもある。

だが相談の中には私が驚いた内容もある。

それは 「要介護のご主人が施設に入ってもセクハラを繰り返す」 との相談だった。

それが原因でいくつもの施設に置いてもらえない、との内容は奥さんとしてはやり切れない切実な問題であろう。

私が驚いた理由は、高齢者で要介護の人が介護ヘルパーさんなどにセクハラ行為をすることは無いだろう、と思っていたからだが、現実にはそうでもないらしい。

この相談に対して示された案内者の回答がどのように効果があったかは判る(すべ)もないが、私にはまだ釈然(しゃくぜん)としないものがある。

それは ”介護の世界でもセクハラがある” との信じ難い現実に対して、私はまだ半信半疑のままで理解できないからだ。

でも考えてみれば幾つ歳を重ねても女性より男性の方があの欲ばかりは抑え切れない人もいるのだろうか?

この 「人生案内」 を読んでいると一件ごとに実に複雑な要素が絡み合いながらも、相談者はその悩みの中で毎日を生きながら何とか活路を見出そうと必死に努力している姿が想像される。

いつも使わせて貰うがやはり 「人生いろいろ」 の四字熟語はまだまだ私たちの周りから消えることは無さそうだ。