日暮らし通信


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もしも私に・・・・・

2014年06月28日 10時56分51秒 | ちょっと一言

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

名知らずの花

空堀川沿いにて



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要介護の妻との二人暮らしは考えようによっては幸せな時が過ぎていると感じているが、それには妻の容態が安定しているとの条件が満たされていることが前提でもある。

そんな私も時にはどうしようもない不安の気持ちに陥ることがある。

それはもし私に何かが起こった時には、妻は外部へSOSを発信できないことへの不安だ。

いわゆる世間で言う 「高齢者の安否確認」 は私たちにとっては最も重要なことでもある。

特に私のように身内との関係が薄い場合は余計にその不安が増すばかりだ。

ここに転居した時、私はその不安が少しは減るような施策が行政側にあるのか確かめたのだが、残念ながら妻の年齢が低いために適用されることは無いとのことだった。

極く近くには老人相談員を兼ねた民生委員がいたので電話で訊ねてみた。

だが来宅したその女性が持ってきたのは 「宅配弁当業者のリスト」 だった。

宅配弁当を利用してその業者に 「安否確認」 を頼めと言うのだろうか?

 「何でも相談してください」 がキャッチフレーズの老人相談員だが、そのような態度にはいささか不満な私だった。

もし 「行政としては何もできませんが、私が近くに住んでいるので見守っていますから」 と、言って貰えたらどんなに安心したことだろうか。

私は過度なサービスを求める気持ちは毛頭ない。

そして男は妙なプライドがあって困ることがあっても何とか自己処理しようと我慢を続け、SOSを発信するのは余程の時だけである。

そんな経緯(いきさつ)があった後は私は行政側に頼ることを諦めて自らに誓ったことがある。

それは ”これからも私が元気であること、妻より先に逝かないこと” を目標にすることだった。

でもそんな目標も神様からは ”保証する” とのお墨付きは貰っていないので少し不安なのだが、私が頑張るしかないと思いながら毎日妻を介護している。