横綱・稀勢の里がまた休場。ファンとしては何とも言えない虚しさを感じてしまう。
昨日、報道陣の前では 『一人横綱として迎えた場所でした。応援してくださった方、ファンの方に申し訳ないですけど、休場することになりました』 と、無念さをにじませ、さらに 『もう1回チャンスを下さい』 と語ったのは来場所で進退を懸けるつもりだろう。
だが9回も休場した横綱の 「心技体」 はかつての強い感覚を呼び戻せるのだろうか? 私なファンだがそれはかなり無理なような気がする。
場所前の稽古では順調な仕上がりのようだったが、稽古と本番では全く違うことをこの横綱は知っているはずだ。
後は本人の気力次第だが、横綱在位11場所中9度の休場では引退危機が再燃してもやむを得ない状況にある。
場所中、稀勢の里が会場に現れるだけでも万雷の拍手が起こるが、その人気に答えるのは勝つしかない。
来年の初場所 (1月13日初日、両国国技館) でどのような相撲を取るのか? そこで全てが決まるだろう。
もう体を養生する時間も少ない。横綱・稀勢の里の意地を発揮して乗り切るしかない。初場所での健闘を期待しよう。
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