諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

本当に龍が見えるのか、再び考えて見た。その4

2015年08月07日 00時04分41秒 | 神道

続きます。

コブラが八大竜王だったり、エジプトやインドの蛇神である訳ですが、インドにもエジプトにもコブラ以外の蛇はいます。何故コブラが蛇神に選ばれたのか、それが気になります。

コブラで最大となるのはキングコブラです。何故、キングと付くのか。キングコブラは最大5メートル近いくまで大きくなるそうですが、コブラの餌は他の蛇や爬虫類です。つまり蛇や爬虫類の食物連鎖の長に立っている。だから蛇の王としてコブラへの信仰が確立したのだと思います。

そしてコブラは他の蛇とは違う特徴が有ります。それは怒ると団扇の様に広がる頭と鎌首です。あれには私、恐怖を覚えます。

蛇使いの芸でコブラが用いられます。あの壷からコブラが頭を出す芸です。笛とかを吹くとコブラは鎌首を上げます。あれはコブラにしか出来ない芸当と言えます。

普通の蛇はとぐろを巻いているか、バネの様に体を畳んだ状態でしか敵に飛び掛かれません。体を伸ばしている状態では戦えない。鎌首を上げられない。だから逃げるしかないのです。

しかし、コブラはどんな状態でも鎌首を大きく持ち上げる事が出来る。そしてすぐさま飛び掛る。これは凄いです。怖いぃぃぃぃーーーー。

その独自の運動能力に人は恐怖を覚え、神秘性を感じたからコブラが神格化されたと私は考えているのですが、どうでしょうかねぇー。

さてこれは最近、沖縄ではタブーとされる噂なのですが、沖縄でとんでもない蛇が現れているそうです。その蛇の名は「ハブラ」。つまりハブとコブラの合いの子。今流に言うとハイブリッドでしょうか。

コブラはあれで案外気が弱い蛇だそうです。人が危害を加えなければ襲う事は無いとされます。

しかし、ハブは気が荒い。人に襲いかかります。そのハブの気性とコブラの身体能力を備えたのがハブラです。

つまりハブラは体を伸ばしている状態でもコブラの様に鎌首を上げ、人に襲いかかる事が出来る。そしてハブの気性故、とても気が荒い。悪いとこ取りの最凶の蛇、それがハブラです。

しかもハブラに咬まれてもハブの血清が利かない。ハブラの血清はまだ無い。だからハブラに咬まれたら、即、死を意味します。とんでもない蛇です。

沖縄にはハブを捕まえて生計を立てている人がいますが、流石にハブラには恐怖を感じていると聞いています。捕獲するのが難しいからだと思います。捕獲してもお金になるのかは知りませんけど。

まぁーね、ここまでハブラが凄いとインドやエジプトみたいに沖縄でも神格化されるかも知れませんね。もっとも沖縄はコブラの10倍猛毒とされる海蛇がいるから(大人しい様ですけど)、チョット判りませんけど。

それにしても、どこかの馬鹿が沖縄にコブラを放したと考えられますが、とんでもない事したもんです。ハブラの噂が広がると観光に響くから秘密にされている様ですが、私なんかはハブがいるから沖縄に行かないのです(嘘です。金欠が正解です)。ハブを越える恐ろしさのハブラがいると知ったら、沖縄のイメージも暴落するでしょうね。

過去、沖縄にはハブ退治を目的に外来種のマングースを放していますが、マングースはハブを襲わず、貴重なヤンバルクイナ等々の小動物を襲っているようです。やっぱり外来種の日本への持込は規制すべきだと思います。オーストラリアみたいにしっかりと。

まっ、桧原湖でスモールマウスバスを釣りに行っていた私が言える立場ではございませんけど・・・・・。

さて話を龍に戻します。西洋にも龍はいます。ドラゴンと言う奴です。その姿は永井豪原作のデビルマンの背中に生えている蝙蝠の様な翼を持つ恐竜と言って良いでしょう。東洋の龍とは全然違いますね。

このドラゴンですが、キリスト教の考えが流れています。それは翼です。東洋の龍は基本、翼がなくても空を飛べますが(飛龍等、翼が有る東洋の龍もいますけど・・・・)、西洋のドラゴンは翼が有るから空を飛べるとの考えがあります。

例えばエンジェルやペガサスには白い鳥の翼が付いていますね。翼があるから飛べる、翼が無いと飛べないと考えるのです。

聖なる翼は白い鳥の翼。悪の翼は黒い蝙蝠の翼となります。白黒の違いは神と悪魔の違いですが、どちらも翼があるから飛べる。考え方は同じです。

西洋のエンジェルに対して東洋は天女となります。天女は翼か無くても羽衣があれば飛べます。そして東洋の龍も翼が無くても飛べる。くどくなりましたが、これが西洋と東洋の差です。

勿論、西洋の国々に東洋の龍はいません。伝説もありません。東洋の龍が本当に存在するのなら、何故西洋では見かけないのか。不思議ですよね。これは「東洋の龍は西洋にはいない」としか説明が付かないと思いますね。

そう言えば聖書の「ヨハネの黙示録」で、赤い龍が大天使ミカエルに踏み潰されて滅ぶとする記述があります。この赤い龍はサタンと言う事になっていますが、当時のその正体はローマ軍の様です。

もし現代なら赤い龍の正体は中国、そして大天使ミカエルはアメリカの様な気がしますが、どうでしょう。何か近々に結果が出ても可笑しくない時代になっていますけど。

さて、日本の神々の場合、龍とはどの様に関係するのでしょうか。

例えば日本の最高神と言える天照大神の場合、弘法大師・空海は天照大神と題して白蛇の絵を描いています。

また貴船神である高オカミ神、暗オカミ神のオカミですが(私のPCではオカミの漢字が出ず)、大蛇を意味します。つまり天照大神も貴船神も蛇神です。龍ではありません。

 

続く。

 

 

 

コメント (7)
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