続いて行きます。
結婚して幸せに成ったら老ける。人生に満足したら老ける。それはどう言う意味なのか。
結婚は或る意味勝負に勝った。勝ち抜いた結果であります。競争して勝ったから結婚できたのです。つまり勝つ事、達成する事が老ける原因なのではないか。
そう考えて自分の人生を振り返ってみました。唖然としました、私。殆ど勝負して来なかったし、勝った事も無い。負け続けの人生だったので。
私は劣等生でありました。まぐれでエスカレートで大学に上がれる中学に入学してしまったのが元凶です。私の周りの生徒は皆頭が良い。勝ち抜いて入学した。私はまぐれ。その差がでました。
私は大変真面目な生徒でした。中学・高校は一年二学期制でしたが、前期は成績優秀者が学級委員に先生から任命。後期は生徒で選挙で選ばれますが、中学から高校までの六年間、後期はズッーと私が学級委員に選ばれてました。
真面目ではあったのですが兎に角行動が可笑しい。動作が可笑しい。発想が可笑しい。顔が気安い。人に笑われやすい。そして成績が余りにも悪い等々が選ばれた理由だと思います。
つまり私が学級委員に選ばれたのは勝ったのでは無く負けたから選ばれた。学級委員は私が負け続け、ワーストワンにされた証明だったのです。
実際、中学時代は兎も角、県内のナンバースクールを受験して落ちて入ってきた生徒が合流する高校時代は何度もクラスでビリの成績になりました。一学年186人中でビリから二番目になった事もあります。私は徹底的に負け続けて来たのです。
お陰で大学にエスカレートで上がれる権利は頂けませんでした。受験しなければならなくなったのです。私を含めて七名が受験しました。ここまで私は頭が悪かった。
先生からは「大学に行っても大抵留年し続け最後は退学する事になる。大学に行かずに家業を継いだ方が良いぞ」と言われました(高校からエスカレートで進学した約二割の学生か留年・退学します。私は120単位を取るところ198単位も取ってちゃんと卒業しましたど・・・・・)。
更に「お前よりも知能指数が低い者もいるのだから頑張れ」とも言われました。
私よりも知能指数が低い者もいる。それって私、かなり知能指数が低いと暗に言われているのと同じですよね。もう駄目出しを喰らわされたのと同じですよ、これ。本当にガッカリしました。辛かったですよ本当に。
勉強しなかったから成績が悪いのではありません。塾にも家庭教師にもかかっていたのです。勉強しても覚えられない。理解出来なかったのです。自分の才能の無さに自分で呆れました。負ける為に生まれて来た。それが私なのではと思いたわ。
負け続けることは立ち止まる事。一歩も進まない事です。だから若く見られるのではないか。そう考えると何事にも自信の無い私は、誰か私と同じ意見の者はいないか調べました。いました。私と同意見の方が。
その方は全国的にも超有名な美容整形外科の先生です。CMでよく見る人です。「競技をする者は老ける」と言ってます。勝ち負けを競うストレスが人を老けさせるのだそうです。過度の有酸素運動も老ける要因だそうです。
子供の頃から新聞配達していた私ですから有酸素運動はしていたと思いますが、勝ち負けを競う競技は体育の授業以外したことが無いですね、私。
勝ちを争ってストレスを感じた事も極端に少ないと思います。殆ど勝った経験が無いですので。
負けてしまうストレスはどうか。うーん、何時も負けると思いながら負けていたので諦めが付いていたと言うか、ガッカリはしましたがストレスだったかどうか・・・・・・。
否、やっぱりストレスは感じていましたが、負け続けて慣れてしまった。それで気にならなくなったのでしょうか。うーん、どうなのだろう。言われてみれば確かに負け続けても平気だった様な。これが私の若さの秘訣と言う事なのでしょうか。大変ゲンナリしちゃいますが・・・・・。
それ以上に私、勝負事が嫌いです。スポーツをするのは好きでしたが見るのは嫌い。勝ち負けに興味が無いから応援したいと言う気も起きない。ギャンブルも嫌い。考えてみたら勝負を避けてきた人生だったのは間違いない。
この世の中、大変残念ながら勝負に勝ってこそ上に進めるのです。豊かな生活が出来るのです。私みたいな性格で低性能の男は生き辛い。幸せに成れない様な気がします。実際、今の私がそれを証明していますし・・・・・・。
ここで思うのでありすが、結婚を考えている独身女性の皆さん。歳より若く見られる男は多分、私のような駄目人間だと思われます。幸せとは程遠い選択だと思います。避けた方が賢明です。
歳より老けて見える男は人生に勝ち続けて生きてきた事の証明です。貴女を幸せにする目印であります。幸せな結婚生活を夢見るのでしたら、老けた男をターゲットにすべきだと身を持って断言します。
これ、かなりの確率で当たっていると思いますよぉー。
もしかしたらそんなの常識。誰だって知っている。だからこそ私は選ばれなかったのかも知れませんけど・・・・・。
ではでは。