続きです。
長々と将来の不安と言うか、愚痴を書いちゃいました。間違った方向に動いている気がして。
復興とか言いながら高さ10メートル、15メートルの防潮堤を造ったって、それで防げる確証がないですよ。日本には過去に最大で高さ80メートルの津波が来ているんですから。
3.11東日本大震災では、福島第一原発付近の富岡町にとどいた津波の高さの22.1メートルが最大とされていますが、三陸の大船渡では津波が三角波となり40メートルの高さだったと言われてます。10メートル程度の防潮提では不十分。全然足りない。せめて30メートルの高さが欲しいところです。それでも避難すべきですけど。
嵩上げ工事を釈迦力になってやってますが、それだって正直、それが本当に役に立つのかも不明。
陸前高田市では最大12メートルの嵩上げ工事をしているそうですが、一世帯あたり5000万円掛けての工事です。津浪が来なくても人口が大幅に減る事が予想されていた土地に、そんな必要性があるのでしょうか。どう考えたって高台移転で十分だと思います。12メートルで十分なのかも判らないのですから。
ただ単に金を無駄に使っているだけ。実際、過去に津浪対応で造られた世界最大級の10メートルの高さを誇る田老町の防潮堤も超えられています。この防潮堤で安心しきっていた住人は逃げずに亡くなっています。防潮堤が有ったから亡くなったのです。今造られている防潮堤で安心してまたまた逃げずに亡くなる人が出る可能性も十分に考えられます。私は殆ど意味が無いのではないかと思いますね。
まっ、お金を無駄に使って東北にお金が落ちて潤う人が出るのであればそれも良しなのでしょうけど、それだったら震災にあった地域の税金を一時的に免除していただいた方が復興に役に立ちます。その方が有り難いですよ私は。
それでも震災地を支援してくれている人達がいた事。未だにボランティアに来てくれている人達がいた事には有り難いですね。
その反面、心無い罵声を浴びせる人がいる事も事実です。震災にあって得している。津波が来るのなんて判らないのに裁判で慰謝料を分捕ろうとしている。東北なんて熊襲だ。日本人じゃないのにと言っている人までいました。
東北は縄文人の遺伝子が75パーセントの地です。他の地は弥生人の遺伝子が65パーセントなのです。つまり朝鮮から渡って来た人間が元々日本に住んでいたものに対し熊襲だ。日本人じゃないと言ってたのです。
これは私の人生観なのですが、相手を非難すると自分に戻ってくるケースが私の人生に多々見られます。私は心配しています。東北を非難した人達を。ズバリ東京を。そして関東を。
3.11。私は二度目の宮城県沖地震だと思ってました。仙台に限定していた地震だと思っていました。
私は携帯電話を持ってません。停電していた4~5日間はラジオからの情報しか得られませんでした。つまり何が起きているか判らなかった。津浪が来たとラジオが伝えても防波堤を少々超えた程度だと思ってました。
そして次の日、荒浜に数百名の遺体が流されていると伝えていましたが、正直ピンと来ませんでした。事実と信じられなかったのです。
そして電気が繋がりテレビを見た。やっと状況が飲み込めました。これは宮城県沖地震ではなかった。そんなレベルではなかった。私はここまで予想してなかった。ここまで酷くなっていたとは。
私は次ぎも来ると思っています。割と近々に。今度は鹿島当たり。勿論、仙台にも同規模の地震が来る。そして関東は3.11以上になる。その時、東北を非難した人は自分の誤りに気が付くと思います。
誰もが負を避けられない。それが判る日が必ず来る。その時、必ず後悔する。そう思います。
最後に私は福島県いわき市産まれ。現在は仙台市在住。そして足かけ8年間東京で働き、千葉県浦安市に住んでました。つまり人生をどう選択しても地震の影響を受けていた。東京で働き続けても、いわき市から離れなくても、そして今現在も。
宮城県沖地震と東日本大震災の二つの震災を経験した。最初の宮城県沖地震の体験を3.11に十分に生かせなかった。大失敗した。そして二度あることは三度有る。また必ず来る。疑いの余地が無い。次は必ず備えたい。
そしてこの次は貴方も経験するかも知れません。最悪、大津浪を。
楽天的に考えていた人は命を亡くした。貴方は今後どのように生きていくのか。善行をしても生きられない。何に頼って良いか判らない事態が必ず来る。その様にシュミレーションして必ず来る震災に備える必要があると私は考えています。
そう考えないと今度は命が危ないような気がしてならないです。
ではでは。