昨日の3月11日で東日本大震災から震災から5年が経ちましたね。本当は昨日書こうと思ったのですが、何を書いていいか思い浮かばなかったのです。何も進んでいないような気がして。
正直言いまして私は復興を怠けています。ハッキリ言って恥ずかしい。頑張っている人に対し後ろめたい。自分が情けない。そんな私が何だかんだ言う資格があるのか。そう考えると何も書けなかった。それが書かなかった真相です。
今の時代商売は難しい。とんでもない格差社会になっているので。正社員の生涯賃金は1億5千万円、契約社員で5000万円と言われてますが、仙台ではもっと低い筈。それなのに携帯電話は皆持っている。そうなると外食する者少なくなるだろうし、出来るだけ何も買わないで生きるしかないと思います。チョットの贅沢も許さない時代となっている。この時代を仙台で生きるのは至難の業です。商売を立て直して再開する自信が無いのです。
甘えているのは判っています。でも下手に動いては失敗します。もう失敗が許されない歳になっていますし、怖くてしょうがないのです商売が。
秘密の商売なので詳しくは書けませんが、長年商売して来て客が来ると嫌な気分になっていたのです。客と会話したくないので。やはり原因は私の顔だと思います。話しかけられやすい顔なんだと思います。それが商売のメリットでもありデメリットでもある。私の場合、デメリットが辛くなってきている。
商売を諦めて店舗を賃貸に出した方がいいかも知れない。そうすると妹、弟から責められるし、全部ほっぽりだして東京に戻りたいとも思いますが、もうそんな歳でもない。編集や記者の仕事に戻れるのかも判らない。うーん、八方塞ですわ。どうしたら良いのだろう。
既に仙台の復興バブルは下火になってます。復興関係の仕事は好調のようですが、実際は搾取に搾取が続いて末端の労働者の賃金は低い。これでは家も買えないし、新車にも乗れない。景気なんて良くなる訳が無い。どう考えても日本の将来は暗いとしか思えない。どうしたら良いのでしょー。ホント判らなくなりましたわぁー。
私の商売、30年近く前は医者より儲かっていました。しかし今は最盛期に比べ店は5分の1以下に減っている。否、10分の1以下か。大手でさえ前年比40%の減益。これでどうやって運営したら良いのか。うーん、悩む。
不動産賃貸業は震災で好調に転じたが、借主の収入はまだまだ減っていく筈。何れは賃貸料もまた下落する。
アベノミクスなんて前々から言ってましたが、消費税の駆け込み需要が牽引していただけです。来年10%に上げたら完全に終了。否、既に織り込み済み。大不況は確実。それでどうやれと言うのだろう。本当に消費税上げるつもりなのだろうか。
明るい話題が無い訳ではない。一番は中国が駄目になった事。中国に回っていた金が日本に戻って来る。中国の賃金が上がったら中国で生産する意味は無い。ある程度は日本に返ってくる。ガソリン代も安くなった。それは良かったと思う。
でもそれだけでは駄目。所得税を増税して固定資産税を減税しないと景気は良くならない。必要経費を認めてお金を使わせなければ景気なんて良くなる筈は無い。大手企業だけが好況になってもその他9割りは更に使わなくなる。これだけ格差が広がっては馬鹿馬鹿しくて金なんて使えない。生活保護が羨ましくなるような時代になるのは目に見えている。ホントどうするのだろう。
続く。