諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

東京女子医科大病院「看護師400人退職希望」問題を考える。その3

2020年07月20日 08時12分52秒 | 新型コロナウイルス
続きます。

さて、コロナ禍の現在です。東京女子医大の大学病院の看護師や職員400人が、夏のボーナスが貰えないと言う事で退職を希望しているそうです。

ボーナスが貰えないから辞めると言うより、大学のこれまでの対応に問題があり、夏のボーナスゼロ回答で堪忍袋の緒が切れての決断だったとの事です。

何が大学側の対応が気に喰わなかったのか。

私が先に書いた大学病院は私大です。そして東京女子医大も私大。つまり大学病院の経営に問題が在ったと推測します。私大と国公立大とでは、経営形態が全然違いますからね。

看護師達への給料が高過ぎて経営が維持できない。だから東京女子医科大学病院も、看護師や職員の早期リストラを続けていたのではないでしょうか。

ニュースで東京女子医科大学病院の看護師と思われる女性が、インタビューに応じていました。

「このコロナで手当てが減らされてしまった。寮に入ってはいるが、手取りで14万円しか残らない。その上、ボーナスがゼロでは生活が出来ない」と。

その話を聞いて、私、思いました。「生活出来るだろ」と。

私は26歳の時、東京に出て来て株の業界紙に整理記者として勤めたのですが、給料は額面で19万円台でした。そこから税金や家賃を引くと、残りは手取り11万円。

その11万円からプロパンガス代、電気代、水道代の光熱費。そして食費。もう、本当に何も残りませんよ。

ボーナスだって10ヶ月(基本給は10万円)と聞いて入社したのです。そしたら新社屋を建設すると言う事で一律10万円に減らされた。更に私が辞めてからの話ですが、発行部数の急減でボーナスは10万円も出ず、餅代(一律1万円)に変わったそうです。

これでは本当にやっていけません。結婚する人は、大抵辞めて行きました。子供が出来たら、絶対に生活出来ませんので。

私の話は約30年前の出来事ですが、バブル経済が崩壊した初期の段階です。大底の段階ではない。今より景気が良かった。それでもその金額でした。

それに比べて寮に入っていて手取り14万円って、十分生きて行けるでしょ。住居と光熱費、そして食事代がかからないのだから。

なぁーんて事を書いちゃうと看護師さん達に怒られそうですが、医療の面でもコロナ淘汰は始まると思います。

今、どの病院では患者が本当に少ない。私が糖尿病で通院しているクリニックも、通常の5分の1もいない。

当然、コロナに感染するから来ないのだと思いますが、この患者数の減少は本来の患者数の様な気がします。

病院が老人達のサロンと化していた。それがコロナで行かなくなった。ドラッグストアの薬で十分に賄える。それだけの話の様に思えてならないです。

今はまだ良いです。一番の人口のボリュームゾーンである団塊の世代が70代に突入している。今、一番病院に通院している世代です。

その団塊の世代が亡くなりだしている。10年後、20年後には大半が亡くなる。そうなると病院の経営はどうなるのだろうか。

今回のコロナで、日本の年金運用金が17兆以上消えたとの話を聞いていますが、団塊の世代が消えれば、よっぽどの事がない限り年金は出ると私は考えています。

でも、10年後、20年後は病院も介護職、老人ホームも大幅に減る。

それでなくても病院の必要性がこのコロナで低減している。「何だ、ドラッグストアの薬で十分だ」と認識した人が多く出ている。この現実を医療従事者は考えねばならないと思います。

東京女子医科大学病院を退職すると騒いでいる人達は、他の病院に勤められると甘く考えているみたいですが、そろそろ医療バブルの崩壊が始まると思います。

原資が確保出来て、東京女子医科大学病院のボーナスは出る様になったみたいですが、私が先に書いた私立の大学病院を含めて、近い将来、倒産すると私は考えます。これもコロナの淘汰です。

世の中は諸行無常。私は既に淘汰されてます。そしてこれからは多くの分野が淘汰されて行く。違う分野に乗り出さなければならない。

このコロナ禍をチャンスに変える。

このコロナ禍をチャンスに変えるために、中国は露骨な戦略行意を開始した。それを防ぎ中国経済を潰せば、中国が食んでいたパイが日本に戻って来る。

世の中は諸行無常。ここ数年で全世界が大きく変わる。コロナで変わる。日本の失われた30年が本当に終わる可能性がある。

話は変な方向に行っちゃいましたが、日本にはチャンスを掴んで欲しい。今が本当に絶好のチャンスなのだから。


ではでは。










コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする