私の母親は随分前から認知症だった。その証明と言える出来事があった。宝くじだ。老人会で渡された宝くじが結構出てきたのだ。
当然、母親は当たっているか確認していない。一番古いので、平成28年の年末ジャンボ宝くじがある。既に支払期間は過ぎている。
はぁー、辛い。私は運が悪い。宝くじなんて当たる訳がない。絶対だ。当たったとしても300円だ。そんなの分かり切っている。
しかし、支払期限が終了している宝くじが出て来た。嫌な予感がする。私の人生、こんな時は当たっていたりするのだ。
当たっていたとしても支払期限は終了。換金出来ない。当たっているか見てもしょうがない。
そのまま捨てよう。捨てた方が良い。当たっていたら泣きたくなる。
100万円当たっていたら死にたくなる。1億円当たっていたら死ぬ。6億円当たっていたら、二度と生まれて来るまい。もう人生なんか嫌だ。
っと言いながら直ぐに捨てられないのが私の性。
「当たっていたらどうしよう。ハズレていてくれ。もうこれ以上、悔やみたくない」っと思いながら、ネットで確認しちゃいました。その結果は・・・・・・・・、
当たっていました。
300円が6枚ほど。合わせで1800円。
1800円損したと思いましたが、1800円程度で良かった。1億円位当たっていて、それを流したと分ったら本当に辛い。辛すぎる。1800円で済んで良かった。
だから私は宝くじが嫌いなのだ。私は絶対に宝くじなど買わない。宝くじなど見たくもない。
宝くじなんて、消えて無くなれ。
宝くじのバカヤロー。
ではでは。