諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

天知迦流美豆姫を祀る大鏑神社を考察する。その9

2023年08月19日 15時59分15秒 | 神道
続きます。

記紀を読むと性器がキーワードの神が多く出て来ます。

火の神・加具土命を産んで女性器を火傷して亡くなった伊弉冉尊。

天の岩戸の前で女性器丸出して踊ったアメノウヅメ命。そして男性器を思わせる長い鼻をした猿田彦命。

素戔嗚尊に斑馬の毛皮を投げつけ慣れ、ショックで自分の女性器を刺して自害した稚日女尊等々。

幸神信仰、性器信仰は神道で一番古い神道の根本と言える信仰です。神道の本来の神と言っても良い。

神道と言って記紀は朝廷が編纂したのです。朝廷、つまり天皇家は大陸からの血が流れています。

日本古来の神に対する信仰が続いたら不味い。自分達が日本の侵略者であることがばれてしまう。自分達が攻撃されてしまう。

私、天照大神は天津神ではなく国津神だと考えています。天皇家の祖神では無かった。

しかし、国津神の子孫を妻として迎えることで国津神の血を受け継いだ。それで天皇家の日本での地位を確立させた。

それを表す証明として天照大神は天の岩戸開きの話を創った。つまり国津神を天津神に生まれ変わりさせたと考えます。

では、本来の天照大神とは誰なのか。

単純に考えると天照大神の妹神とされていますが、機織の神である稚日女尊なのは間違いないでしょう。稚日女尊の神名は「幼い太陽の女神」と訳せますから。

素戔嗚尊は国津神とされていますが、私的には天津神だと考えています。

何度か朝鮮へ行き来していますし、稚日女尊と斑馬を殺しているので。

稚日女尊が素戔嗚尊に殺されたショックで天照大神は天の岩戸に身を隠した。それで太陽が昇らず、暗闇の世界となった。

これっ、稚日女尊が本来の天照大神である証明と言えます。

稚日女尊の死因は素戔嗚尊に斑馬を殺されたのが原因です。

斑馬は天馬です。天馬に稚日女尊が跨り天空に昇る。それが日の出です。

しかし、天馬である斑馬は殺された。稚日女尊は斑馬に跨り天空に昇れなくなった。だから女性器を刺して自害した。太陽が昇らなくなった。

幸神は性器信仰です。そして稚日女尊は女性器を刺して自害した。

直接的に言うと国津神である稚日女尊は天津神である素戔嗚尊に殺された。そして天の岩戸に隠れ出て来ることとで、幸神であり国津神である稚日女尊は天津神であり、天皇家の祖神となる天照大神に生まれ変わったと推測します。

民俗の知識がある方ならピンと来ていると思いますが、稚日女尊と斑馬の話は、オシラサマのストーリーと同じです。

馬と結婚したオシラサマ。それに怒ったオシラサマの父親は馬の首を切って殺した。オシラサマは馬の首を抱き天空に昇った。そして父親に絹織りの仕方を教えながら。

ここまで共通点があると稚日女尊がオシラサマのモデルであるのは明白です。そして稚日女尊は織姫。絹織りの方法を教えたオシラサマも織姫。

川の織姫伝説は東北に多く伝わっていますが、それは川で衣類の脱がして川で禊をさせていた水の女、祓いの女が瀬織津姫として神格化し、オシラサマに繋がった可能性はあると思いますね。


続く。



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