仙台のバイク屋がやっているユーチューブチャンネルで、最近のバイク価格を知るのですが、125ccが軽く50万円オーバーとなり仰天しています。
私が十代だった頃はハンターカブCT110が158000円で売られていましたが、現在では逆輸入で398000円で売られたりしています。大幅な値上がりです。
それで高い。漫画バリバリ伝説に出ていた当時のCB750Fが買えると言ってしまったら、直ぐに炎上してしまいました。「貨幣価格が違うだろ」と言われて。今まで同様なケースを二度ほど経験しています。
まっ、相手はただのバイクマニア。経済には疎い。分かり易く丁寧に説明して優しく論破して差し上げていますが・・・・・。
日本でバイクが高く売られているのは、最盛期に比べ10分の1まで生産台数が減っているからです。
しかも当時のバイクは、毎年モデルチェンジしている。型落ちや生産中止となったら新車価格の半値で売られる事もザラ。だから40万円近いバイクも半値で変えていた。バイクは手軽に買えていたのです。
特にヤマハがホンダに仕掛けたHY戦争時代、最初の50ccスクーターと言えるヤマハ・パッソルが、定価が69800円なのに9800円で売られていた。
それを知っちゃっているから125ccが50万円オーバーなんて高過ぎるよ、やっぱり。
販売台数が10分の1に減った。ここまで減ったら日本でなんかバイクを売っても仕方がない。メーカーの本音は日本からの撤退だと思います。
でも、バイク店との柵がある。バイクメーカーも仕方なく日本での販売を続けている。そんな感じです。
私が現在のバイクに魅力が感じられない理由は、海外で生産している点です。
一番悪名が轟いたのは中国で生産されていたホンダのカブ50と110。
ホンダが設計しているから中国生産でも大丈夫だと思ったのですが、中国で生産されている素材が悪過ぎる。
バイクは金属とゴム、プラスチックで出来ていますが、全てが駄目。劣化が早い。不具合も頻発した。リコールの嵐。生産性重視の為に整備性も悪い。私の知るバイク屋もウンザリすると言ってました。
バイク屋の話では中国製のカブは走行25000キロで寿命を迎えるケースが多い。普通に走っていてホイールが楕円形に曲がって走れなくなると言ってます。そう言われたら買えませんよ。
私のバイク、ヤマハメイトT90Nはメーターが壊れたまま暫く走っていたので、本来の走行距離は90000キロを超えています。エンジンは全然大丈夫。それを考えると買い替える気にはなれないです。
「今のカブは熊本工場で生産されているだろ」と言う人もいますが、ただ単に中国で生産された部品で組み立てているだけです。
それで信頼性は確かに向上しましたが、素材は中国製のまま。ホイールがただ走行しているだけで曲がる可能性が残っている。
それで不安視していましたが、最新のカブはキャストホイールを採用した。
キャストホイールにしないと、やっぱり曲がってしまうと言う事なのだと私は疑っちゃいますね。
続く。