思うところがあって「人生」のカテゴリーを「霊体・恐怖」にチェンジしました。こんなウンコの話を人生で語っては自分が情けないですからね。
さて続きです。
私の母はウンコの猛烈な臭いで発狂。ウンコ片付けは中止。そして連帯保証人のホステスの母親に電話をしました。
相手の母親はゴルフのキャディーをしています。娘のホステス同様シングルマザーのようです。
私の母は「お宅の娘さんの家賃が滞納している。部屋には帰っていない。行方不明だ。部屋がゴミ屋敷にされた。それどころではない。ウンコだらけになっている。どうしてくれるのだ」と激高。
キャディーの母親は娘を連れて話し合いをすることに同意。そして立会いの日が来ました。
娘のホステスは最初から号泣です。嗚咽を上げて会話になりません。泣きたいのはこっちだと言うのに。
話し合いでは滞納している家賃と部屋のクリーニングを母親に約束させましたが、流石に損害賠償までは言い辛いですね。
どうも娘はお金が無いみたいです。既に30代中頃を過ぎています。ホステスは辞めているのかも。
それと私の家の物件を借りてから10年以上経過しています。それを考えると納得するしかない部分もあります。しかしウンコ部屋ですからね。クリーニングでどれだけ現状が回復出来るものか。うーん。
クリーニングは当然、専門の業者が担当しました。それでも部屋はズタボロです。壁砂はこぼれ落ちているし、畳は全滅ですし。
何しろウンコ部屋でしたから、畳に糞尿が染み込んでいます。再利用なんて不可能。底板剥き出しです。あぁーあ、まいったなぁーもう。
どうもクリーニング代は38万円だか58万円だか掛かったようです。ちょっと覚えていません。慰謝料とクリーニング代を含めて58万円だったような気がします。彼女たちにはそれが限界だったようです。
この部屋を貸すとなるとリホームするしかない。でも借り手は現れないでしょう。しょうがないです。私の商売の倉庫としましたわ。ホント、ついていないわ。
ホステスが部屋から出て行ったのは、ウンコ部屋に住むのが限界になったからでしょうね。あんな部屋、ホームレスだって住みませんよ。お金を貰っても。刑務所の方が絶対まし。よくもまあ、あそこまで汚したもんです。
理由は嗚咽していて聞けませんでしたが、グウタラだからと言うしかないです。
そして女性で部屋を汚すのは、精神面で異常をきたしているケースが多いそうです。反対に男性の場合は潔癖なくらい部屋を綺麗にする方が精神面で問題があるそうです。
私も自分で精神面で問題があると自覚していますが、部屋を綺麗にしているとは言えないから、まだまともなのでしょうか。何とも言えませんけど。
このような出来事を体験して、私トラウマになっています。国分町で客の見送りしているホステスやキャバ嬢を見ると、あのウンコ部屋を思い出すのです。私に取って「ホステス=ウンコ」なのです。
だからキャバレーなんて行きたいとも思いません。あのけばいホステスのドレスを見るのも嫌。胃が痛くなるし、どうしてもウンコを思い出します。
「女の子のいる飲み屋に行こうよ」と度々誘われてはいますが、私が断る理由はこれです。お金が無いのも理由の一つですが。
以上、長々と汚い話を続けてしまいました。でも判って頂けたでしょうか。不動産賃貸業なんて楽な仕事じゃないのです。
今回のウンコ部屋事件も立ち直るのには時間が掛かりました。住人のホステスが腐乱死体となってゴミとウンコの中から見つかり、事故物件になるよりは大分マシと思って納得しました。本当に大変ですよ、不動産賃貸業は。
現在、仙台市の空き室の率は全体の10パーセントだそうですが、横浜市同様、以前の30パーセント台に戻るのは覚悟しなければならないと思います。そうなると本当に大変です。またまた貧乏に陥ります。人は羨むかもしれませんが、不動産賃貸業なんてやるもんじゃないです。精神的に凄く悪いです。廃人になりかけの私が言うのだから間違い有りません。
心も懐も貧乏になるだけですよ。本当に。
ではでは。