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大きな手術後すぐリハビリ開始!

2013-07-28 | 梅肉エキス


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   より良い状態で・・・

     生きたいと願う・・・

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   我が心を知ることこそ・・・

     健やかな日々の始まり・・・

       今日、さらに明日もまた・・・




7月21日付けのブログで「ステントで瘤破裂防止 滋賀医科大」で大動脈の治療法を紹介しましたが、

手術後、寝たきり状態を防ぐために、出来るだけ早い時期にリハビリをやるようになっているのだそうです。

今日は術後のリハビリについての開始時期、方法について紹介してみようと思います。

~以下、7月28日読売新聞朝刊より抜粋~





  医療
 大動脈瘤や解離を治療する大きな手術をした高齢患者に対し、手術後すぐにリハビリを始める病院が増えている。

 筋力低下による寝たきりを防ぐためで、滋賀医科大病院(大津市)でも、医師と理学療法士が中心となって、手術前から患者にリハビリの進め方を説明し、患者の早期回復に効果を上げている。
術後すぐリハビリ開始

滋賀医大心臓血管外科 大動脈治療②

■    □

リハビリの男性患者に付き添う飛田さん
リハビリのため病棟内を歩く男性患者に
付き添う飛田さん(左)(大津市の滋賀医
大病院で)=奥村宗洋撮影
 「起き上がる時、胸の傷口が痛まないよう、しっかり両手で押さえて下さい」

 6月上旬、理学療法士の飛田良(25)は前日胸部を切開し、急性大動脈解離の手術を受けた70歳代の男性患者に、はっきりとした口調で声をかけた。

 飛田は男性の血圧や、体内の酸素の供給が十分かどうかをみる「酸素飽和度」をチェックし心肺機能が正常かどうか確認しながら、病棟廊下での歩行訓練に付き添った。

 男性は、緊張した表情で慎重に歩いていたが、飛田から「息も上がってないし、いい感じですよ」と声をかけられると、顔をほころばせた。

 同病院では、2008年から心臓血管外科で、手術をした患者に手術直後からリハビリを行ってもらうことを基本方針に掲げている。

筋力低下 寝たきり防ぐ

 大動脈に関する手術を受け、リハビリを受けた91人(平均年齢67歳)を調べたところ、入院期間は平均17日。患部を人工血管に置き換える手術を受けた患者では手術から8日目に退院。緊急手術だった患者でも早ければ、11日目に退院していた。

 一般的なメニューでは、手術当日から、足首を動かすなど軽い運動をしてもらい、翌日には歩行訓練を開始。2日目は病棟内の廊下をゆっくりと2~3週(約200メートル)歩くのが目標だ。4日目からは毎日1回、足踏みやかかと上げなどの軽い体操や自転車こぎといった運動療法を行う。

 理学療法士は毎回、適切な運動の強度を評価し、自転車こぎのような負荷の大きい運動では循環器の専門医が、心電図をチェックしている。

 課題は、手術跡に生じる痛みだ。「呼吸時に大きな痛みを感じる」と訴える患者が多く、同病院では手術前から、患者や家族に対し、手術跡に痛みが出ないよう、
  • 起き上がる際はいったん体を横向けにしベッドの柵をつかみながら体を起こす
  • 呼吸は腹式呼吸を意識し、血圧や脈拍の上昇を抑える
などリハビリを受けやすいように細かい点にも気を配っている。

■    □

 昨年7月、胸部大動脈瘤で人工血管置換手術をした80歳代の男性患者は肺に持病があり、人工呼吸器をすぐに外せない可能性があった。しかし、飛田らが容態を観察しながら、手術の翌日から歩行訓練をはじめ、11日目には退院することが出来た。

 飛田は「手術を乗り越えると、毎日をもっと精一杯生きていこうという気持ちになる人が多い。1日でも早く、元の生活に戻してあげることが私達の使命です」と力を込めた。

(敬称略、平井宏一郎)

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