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最近、新聞などで再生医療という文字をよく見かけるようになったと感じます。
ケガや病気などで失った機能を再生させることにより、
元の健全な状態に少しでも近づくのであれば、患者にとってはこの上ない喜びとなるわけです。
でも、実際の現場での実用化となれば・・・
日本の安全確保という基準はかなり厳しいものがあるようですね。
25日に再生医療の推進と安全確保を目的とした法律が施行されるらしいのですが・・・
臨床研究へ到達するまでのクリアしなければならない過程が多いようです・・・
人体に悪影響を及ぼさないという条件クリアは、やはり必要ですし
時間はかかっても仕方がないのかも・・・
群馬大病院のような、己のための手術実績をあげることを優先されて
挙句の果てに、命を粗末にされては医療とは言えませんからね。
今朝は、米国の再生医療についての記事を紹介してみようと思います。
~以下、11月20日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
再生医療・海外と日本
豚たんぱく質で筋肉戻る
階段をスムーズに下り、駐車場を歩いて車に乗り込む。米北東部ペンシルベニア州のヤングウッドに住む電気技師ニコラス・クラークさん(34)が、スキーで負った大けがから回復したのは、豚のたんぱく質を使った再生医療のおかげだ。
2005年1月、スキーを楽しんでいた夜だった。斜面の終わりが近づき、クラークさんはターンをしようとして左足を強くひねった。病院に運ばれると、骨が折れ、ふくらはぎの筋肉が傷ついていた。
折れた骨を固定する手術を受け、骨折は時間とともに回復したが、筋肉に力が入らない。だらんとした足首に装具を付けたが、左右のバランスが悪く、ゆっくりとしか歩けなかった。
筋肉の働きを再生させる治療について
語るクラークさん(米ペンシルベニア州で)
ある日、書店で読んだ科学雑誌で、筋肉を治療するピッツバーグ大の臨床研究に関する記事を見つけた。さっそく、同大教授のステファン・バディラックさんに臨床研究への参加を希望する内容のメールを書いた。手術を12月2日に受けることになった。
「細胞外マトリクス」という、細胞同士が正しい位置に並ぶように支えているたんぱく質を患部に移植する方法だった。豚のぼうこうからこの物質を作って移植すると、筋肉を形作るための細胞を患部の周りから呼び寄せて、増殖させる作用があるとみられている。
バディックさんは、クラークさんを含む、スキーの事故や爆発物でけがを負った民間人や兵士5人(20~30歳代)に移植を行い、その後半年間の理学療法を実施した。すると、全員に筋肉や血管が再生する様子が見られた。うち3人は力強さが2割以上高まり、残り2人もバランス感覚が向上した。豚の成分は人体内のものと性質が近く、副作用は出ていないという。
クラークさんは人混みの中でも周囲とほぼ同じ速さで歩けるようになり、自転車で出かけられる距離も伸びた。「劇的な変化だ。世界の人の治療に役立てばいい」と語る。
ピッツバーグ大の手法について、東京大教授で再生医療に詳しい高戸毅さん培養する必要がないので細胞より簡単に使え、理論的には効果が見込める」と評価する。ただ、日本での実用化には、人体に悪影響を及ぼす恐れがあr不要な成分の除去などが必要で、「素材のどの成分がどのように働いているか検証しなければならない」と話す。