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あくまでも原発ありき・・・福島の人達の苦しみは届かないんでしょうか・・・

2016-09-28 | 梅肉エキス
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9月現在、日本で稼動している(商業用)原子力発電所は

川内原発1号機2号機と伊方原発3号機の3基・・・

昨日の経済産業省電力事業の規制緩和を進める有識者会議で

大規模発電所を持たない新電力が原発による安価な電力を活用できるようにすると同時に

大手の顧客だけが負担してきた原発の廃炉費用も新電力にも負担してもらう・・・と


これって、今まで大手電力会社が廃炉費用の一部を国民に負担させていたのを

原発の電力を使わせるからと新電力会社に国民に負担させるよう仕向けているんですよね。

難しいことは解らないですが・・・これじゃ、今までと何ら変わりがない・・・

国の方針としては、やはり、原発ありきが大前提となっているわけですね・・・


万が一のことがあった時には、

またまた、国民の犠牲の上にあぐらをかこうとしているとしか云いようがありません・・・

原発事故により、未だ、苦しんでいる福島の人達の声は届かないんでしょうか・・・


今朝は、原発事故以来強度のストレスにさらされている人の話を転載させて頂こうと思います。

~以下、9月28日読売新聞朝刊より抜粋~

 医療ルネサンス
福島 回復する力  


放射能不安 頻繁に手洗い
女性が作ったペーパークラフト
ペパークラフトを作る女性(右)と見守る看護師の
佐藤さん(福島県南相馬市で)=冨田大介撮影

 この手が感染源にならないか。子供が病気にならないか。手を洗いたい。生ゴミや物置の扉にふれるたび、1日20回近く蛇口をひねった。「洗わなくていいの?洗えばいいの?」。会う人ごとにそう尋ねた。

 福島県沿岸部、南相馬市の主婦(56)に異変が起きたのは、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から4か月後、2011年7月のことだ。
 原発から20㌔以上北にいるが、夫は放射能を強く心配していた。水道水は飲まない。多くの決まり事ができた。夫も不安なのだろう、強くあたってくる。

 本当は、高校1年の長女を避難先から戻したくなかった。ペーパークラフトづくりの友人たちもまだ帰還しない。
 多忙な夫に変わり、日常の一つ一つに決断を強いられる。一つ決めれば、他の可能性を消してしまう。正解が分からない。決めることに怖さすら感じた。

 それでも、長女の弁当だけは作った。思考がまとまらず、紙に料理の手順を書いて壁に貼った。卵を焼く。冷凍食品を温める・・・。長女を送り出し、布団に倒れ込む。地元の医院で、重度のストレス障害と診断された。

 洗い流したかったのは、放射性物質だけではない。自分の中にあるいろんな恐怖だった、と思う。
 2012年春、優しかった長男が大学進学で県外に出ると、家庭内の空気はさらにこわばった。

 7月、精神科分野の訪問看護ステーション「なごみ」(相馬市)に電話し、「助けてほしい」と訴えた。精神科認定看護師の佐藤照美さん(51)が担当になった。それから1年――。週2回通ってくる佐藤さんを頼りに、最も困っていた家事を少しずつこなした。

 メニューを決められない。「おみそ汁、一緒に作ろうか」と声をかけてもらう食器洗い。草むしり。洗いもの。さわれない。手を洗いたい。後押しされ、家事のレベルと広げていく。「できたね」と言われるのが嬉しくて、先に進む。

 実にゆっくりした変化だった。体の動きを味わってみることで、生命のリズムや生き生きとした記憶がよみがえる。かじかんだ心もほぐれていくような。
 佐藤さんに「趣味のペーパークラフト、やってみよう」と言われた。作り方など忘れたはずが、不思議と体が覚えていた。だが、日常を取り戻すまでには、まだ困難が待ち受けていた。
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