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最近、冬の熱中症ってよく聞きますが・・・
毎日のように運動している私には、何となく理解はできてました。
というのは、この時期でも運動前や運動後に水分補給しなければ、
喉がカラカラになってしまうんですね。
冬場には、運動してなければあまり水分補給もしないと思うんです。
それが、運動してみて・・・なるほど、
この時期、ほとんど水分とってなかったなと改めて実感していたからなんですね。
でも、ヒートショック対策はしているのですが、
浴室での熱中症というものに関しては、意識すらしてなかったんです・・・
昨日の夕刊で冬の脱水症の見つけ方という箇所を読んでみたら、
口の中がネバネバしてる感じが水分が足りない証拠なんですって・・・
私はまさにそれなんですよっ!
これからは頑張って、水分補給するようにしましょう!!
本日は、冬の熱中症に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、1月20日読売新聞夕刊より抜粋~
冬の熱中症 注意
大阪市で昨年12月下旬、高齢夫婦が入浴中に溺死し、その原因として熱中症が指摘されている。熱中症は夏特有の症状と思われがちだが水分補給が不十分になる冬もリスクは高いという。専門家は「夏と同じくらいの意識で軽快してほしい」と呼びかけている。
熱い湯船に長時間 危険
■ 溺死年4800人
夫婦はいずれも80歳代。昨年12月29日、大阪市西淀川区の集合住宅で、湯船につかってぐったりしているのを同居する次男(58)が見つけたが、すでに死亡していた。大阪府警西淀川署によると、司法解剖の結果、死因は溺死。入浴中に熱中症をおこして意識を失い、溺れたとみられる。捜査関係者によると、1人が気を失った後、もう1人も狭い浴槽で身動きが取れなくなったと考えられる。
取材に応じた次男によると、夫婦とも足腰が弱く、約15年前から助け合って一緒に入浴していた。熱い風呂が好みで、日頃から1時間ほど入浴していたという。次男は「まさか冬に熱中症で亡くなるとは思わなかった」とうなだれた。
水分補給・運動 効果あり
谷口医師らの研究では、高齢者の約2割は常に脱水症の前段階「かくれ脱水」の状態にあるという。体調や気候のわずかな変化で脱水症や熱中症になりやすく、谷口医師らはホームページ「かくれ脱水JOUNAL」で注意を促している。予防で必須なのは水分の摂取。起床や就寝、入浴の前後などに補給することを習慣にすると効果的だという。冬は水分が少ない根菜類を食べることが多く、ホウレンソウや小松菜などの緑黄色野菜や季節の果物を意識して食べたい。さらに、筋肉は水分を蓄えるが、加齢により筋肉量が減るため、適度な運動で保つよう心がけることも重要という。
厚生労働省の人口動態統計によると、2015年に家庭の浴槽で溺死したのは4804人。10年間で約4割増えており、約9割を65歳以上の高齢者が占める。
大阪市消防局が15年に浴槽で溺れた人数を月別で集計したところ、最多は1月の17人で、3月13人、2月11人と続き、冬に集中。8月はゼロだった。
■ 暖房も引き金
冬の事故でこれまで原因とよく言われてきたのは「ヒートショック」だ。冷えた体のまま熱い湯船に入ることで血圧が激しく変動する現象をいい、心筋梗塞や脳卒中につながる危険な状態。脱衣所や浴室を暖めておくことで予防する。カラカラ空気
脱水症リスク
脱水症リスク
今回の夫婦は熱中症とみられている。冬の浴室でなぜ起きるのか。
済生会横浜市東部病院・周術期支援センター長の谷口英喜医師によると、空気が乾きやすい冬は、暖房の使用で乾燥が進むうえ、汗をかいても気付きにくく、皮膚から多くの水分や塩分を失う。水分補給も怠りがちで、脱水症に近づく。
この状態で熱い湯に長時間入ると、脳内の血流が悪くなって血液がドロドロになり、失神を起こしたり、体温の上昇で意識障害を招いたりする熱中症となって、湯船で溺れる危険性が高まるという。
特に高齢者は暑さを感じる神経の働きが弱く、喉の渇きも自覚しにくいため水分補給が不十分で、脱水症や熱中症に陥りやすい。
谷口医師は「冬は脱水症が忍び寄る季節。入浴だけでなく、エアコンや床暖房、ストーブも熱中症の引き金になる」と話している。