SF版ドリトル先生、航海記とでも称したら良いのか。
人類が宇宙に飛び出して300年。しかし、広大な宇宙に互いに理解しあえる異星人と出会えることはなかった。寂しかった人類は、同じ地球の動物たちを改良して、二足歩行と会話を可能にした「働く動物たち」通称ブレーメンを生み出した。労働力不足の解消という社会的需要もあり、彼らブレーメンは、人間が嫌がる3K職場へ投入された。
宇宙を航行する超大型貨物船ブレーメンⅡ号は、人間のキラ船長と86名のブレーメンで宇宙を飛ぶ。マウンテンゴリラの副艦長に、ウサギの航宙士官、カンガルーの船医、カエルの船員さんと多種多様なブレーメンたち。
彼らは、人間に奉仕することに無常の喜びを見出す善良なる労働者。一歩間違うと、新・奴隷階級の創設とか、あらたなる差別と軋轢から暗い話題に振れそうになるが、そこはあのカーラ教授の漫画だ。独特のホニャホニャ・ワールドに読者を引きずり込む。
途中の間幕劇に、銀英伝のパロディがあり大笑い。
SF好きの私からすると、つっこみたい部分かなりあるのだが、とりあえず無邪気に楽しませてもらいました。本当にきわどいネタがかなりあるのだが、そこを上手にハッピーエンドへ結ばせてあるあたり、さすが哲学好きが顔を覗かす川原泉である。嗚呼、楽しかった~♪
人類が宇宙に飛び出して300年。しかし、広大な宇宙に互いに理解しあえる異星人と出会えることはなかった。寂しかった人類は、同じ地球の動物たちを改良して、二足歩行と会話を可能にした「働く動物たち」通称ブレーメンを生み出した。労働力不足の解消という社会的需要もあり、彼らブレーメンは、人間が嫌がる3K職場へ投入された。
宇宙を航行する超大型貨物船ブレーメンⅡ号は、人間のキラ船長と86名のブレーメンで宇宙を飛ぶ。マウンテンゴリラの副艦長に、ウサギの航宙士官、カンガルーの船医、カエルの船員さんと多種多様なブレーメンたち。
彼らは、人間に奉仕することに無常の喜びを見出す善良なる労働者。一歩間違うと、新・奴隷階級の創設とか、あらたなる差別と軋轢から暗い話題に振れそうになるが、そこはあのカーラ教授の漫画だ。独特のホニャホニャ・ワールドに読者を引きずり込む。
途中の間幕劇に、銀英伝のパロディがあり大笑い。
SF好きの私からすると、つっこみたい部分かなりあるのだが、とりあえず無邪気に楽しませてもらいました。本当にきわどいネタがかなりあるのだが、そこを上手にハッピーエンドへ結ばせてあるあたり、さすが哲学好きが顔を覗かす川原泉である。嗚呼、楽しかった~♪