食わず嫌いは良くない。
それは分っている。私の場合、食べるものに関する限り、食わず嫌いはないと思う。ところが、読書に関しては、案外食わず嫌いが少なくない。
ハーレクインロマンスなどの恋愛ものは手を出しにくいし、家族ドラマもいささか苦手だ。まあ、趣味とか嗜好というものは、どうしても偏りが出来るものなのだろう。
私が気の毒に思うのは、SF小説でありホラー小説だ。くだらないとの先入観からか、食わず嫌いの人は、けっこう多いと感じている。
なかには子供向けの読み物に過ぎないと唾棄するように、関心を持たない姿勢を高尚なものだと錯覚している人も見受けられる。もったいない話だと思う。
たしかにSFやホラーには娯楽性が求められる。それが悪いのか?額にしわ寄せて、小難しい問題を悩ましげに語るだけが人間ではあるまい。どんな人でも人生を楽しく生きたいと願うものだ。その需要に応えることを軽視してないか?
実際、純文学の大家の作家先生が書かれた娯楽性の高い作品は、つまらないものが多い。読者を楽しませることを軽視していると私は思う。
その点、ディーン・R・クーンツは偉い。読者を楽しませることに徹底している。ホラー小説でありながら、必ずハッピーエンドを用意してくれる。安心して読めるホラー作家、No1だと思う。
唯一、不幸な点は映画化に恵まれていないことだ。何作もハリウッドで映画化されているが、どいつもこいつも駄作ばかり。私の好きな「ウォッチャーズ」なんて、観るのが苦痛なぐらいだ。
表題の作は、その点多少は恵まれていた。正直、B級ホラー映画の域を出ないと思うが、観るのが苦痛ではない。でも、いや、だからこそ原作を読んで欲しい。だって、数段面白さが上だもの。
もし、ホラー小説なんて読んだことがない方がいらしたら、是非どうぞ。
それは分っている。私の場合、食べるものに関する限り、食わず嫌いはないと思う。ところが、読書に関しては、案外食わず嫌いが少なくない。
ハーレクインロマンスなどの恋愛ものは手を出しにくいし、家族ドラマもいささか苦手だ。まあ、趣味とか嗜好というものは、どうしても偏りが出来るものなのだろう。
私が気の毒に思うのは、SF小説でありホラー小説だ。くだらないとの先入観からか、食わず嫌いの人は、けっこう多いと感じている。
なかには子供向けの読み物に過ぎないと唾棄するように、関心を持たない姿勢を高尚なものだと錯覚している人も見受けられる。もったいない話だと思う。
たしかにSFやホラーには娯楽性が求められる。それが悪いのか?額にしわ寄せて、小難しい問題を悩ましげに語るだけが人間ではあるまい。どんな人でも人生を楽しく生きたいと願うものだ。その需要に応えることを軽視してないか?
実際、純文学の大家の作家先生が書かれた娯楽性の高い作品は、つまらないものが多い。読者を楽しませることを軽視していると私は思う。
その点、ディーン・R・クーンツは偉い。読者を楽しませることに徹底している。ホラー小説でありながら、必ずハッピーエンドを用意してくれる。安心して読めるホラー作家、No1だと思う。
唯一、不幸な点は映画化に恵まれていないことだ。何作もハリウッドで映画化されているが、どいつもこいつも駄作ばかり。私の好きな「ウォッチャーズ」なんて、観るのが苦痛なぐらいだ。
表題の作は、その点多少は恵まれていた。正直、B級ホラー映画の域を出ないと思うが、観るのが苦痛ではない。でも、いや、だからこそ原作を読んで欲しい。だって、数段面白さが上だもの。
もし、ホラー小説なんて読んだことがない方がいらしたら、是非どうぞ。