ジャーナリストが聞いて呆れる。
元々は読売新聞社で活躍した故・黒田清の部下であり、黒田が独立した際に追随して退職し、以降黒田グループの一人として活躍していたことは私も知っている。だが、この御仁、師匠に遠く及ばないどころか、ジャーナリストでさえないと思う。
最近読んだ週刊誌の記事には呆れてしまった。
>慰安婦の強制連行があったか、なかったか、わからない段階で、今、日本が元従軍慰安婦の強制連行は「なかった」と言い張ること自体、間違っていると考えます。
強制連行がなかった事実を認めたくないだけでしょう。親家族が娘を人買いに売り払ったことに、娘さんの自由意思があったがどうかは当事者の問題。日本政府及び軍の問題ではないでしょう。
>、「河野談話」まで蒸し返して、口にすることは卑劣ではないでしょうか。
いい加減な談話だからこそ、真摯に検証することが卑劣なのですかね。むしろ自分たちの正義感、良心のアピールを阻害するからこそ卑劣だと思っているだけでしょう。
>加害者と被害者の双方を調べて徹底的に取材を行って、初めて正しい報道と言えます。産経新聞の報道は最初から「元慰安婦はデタラメでウソをついている」という意図に基づいているものです。
まったく同じ理屈で言い返すなら、「元慰安婦は正しくて、真実のみを口にしている」という意図に基づいているのが、大谷の主張でしょうに。
>科学的歴史の検証は、いつ、どこで、誰が調べても同じ答え、結論が出てこなければならない。
やっぱり唯物史観に基づくマルクス主義者なのですね。歴史は科学にあらず。事実をどう解釈するかで結論は如何様にも変わるのが歴史です。当然、同じ答えとなるとは限りません。
>吉田清治氏の著書が、ずさんでデタラメなのは確かでした。でっち上げから従軍慰安婦問題は始まっていますが、強制連行の事実がなかったとは言えません。
科学的歴史の検証はどうなったのですかね。事実を無視して、自らの主張のみに固執するのがジャーナリストなんですかね。故・黒田清が泣きますぞ。
>従軍慰安婦の問題に関しては、ひたすら謝り続けないかぎり、日韓の溝は埋まらないのです。
あなたのような似非ジャーナリストの存在が、むしろ溝を深めているのが実情でしょう。後世のジャーナリストは大谷のような輩を煽動家もしくは情報工作員だと報じるならばまだマシ。多分狂信者と見做し、唾棄すべき存在、もしくは愚かな人間の具体例とするように思えます。
ちなみに掲載された週刊誌はアサヒ芸能・・・スケベなグラビアや下種な芸能情報で読者を楽しませる雑誌です。手に取る人は少ないとは思いますが、このような雑誌だからこそ似非ジャーナリストの本音が掲載されるのでしょう。実に興味深い記事でした。