今年は国政選挙の年である。
衆参同時なんて話もあるが、参議院選は確実にある。ここでどうしても、落選してもらわねばならぬ政治家がいる。それが、福島瑞穂議員である。
日韓関係のこじれた一因である、いわゆる従軍慰安婦問題は、この人が担当したある裁判から始まっている。元々は、売春婦であった金学順さんが、客である日本軍兵士からもらった軍票が、日本の敗戦ににより無効になったので、その補償をしてほしいとの訴えであった。
それを、例の嘘吐き兵士の吉田清治が、済州島で軍が女性を強制的に連行したなどと虚偽の発言をしたことで、事態がややこしくなった。ややこしくなったのは、吉田の嘘を真に受けた朝日新聞の若手記者である植村が、従軍慰安婦なる造語をしてまでして拡散したからだ。
植村記者の配偶者の親族が、補償金目当ての在日コリアであったことは伏せられていたので、余計に面倒になったのは言うまでもない。この強制連行による性慰安婦との朝日新聞の誤報が、先の訴訟を大きく変えた。
本来は、無効になった軍票の補償請求であったのが、従軍慰安婦に対する補償にすり替わってしまった。この訴訟を担当していた高木弁護士と福島弁護士は、当然にこの訴訟に初めから関わっており、このすり替えも、弁護士らの主導が疑われている。
この従軍慰安婦問題で、人権派弁護士として名を挙げた福島は、やがて社会党の議員となり、社民党になってからは主導的立場にあったことは、よく知られている。当然に、従軍慰安婦問題でも、盛んに声を上げていた。
ところがだ、朝日新聞が、吉田の証言を虚偽と認め、誤報であることを公表してから、人権派の福島議員は、さっぱり、この問題に声を上げなくなってしまった。植村記者が朝日を退職し、大学講師になり、物議を醸してからも、一向に沈黙を守ったままである。
日本と韓国との間に深い溝を作った、従軍慰安婦問題に当初から関わっていた人物として、その沈黙は不自然である以上に、道義的にもおかしい。植村のように、あくまで誤報でないと言い張るでもなければ、間違いだと謝罪するでもない。
福島が弁護士当時、その訴訟で少しでも依頼者の有利になるように主導したのかもしれないが、それは虚偽に基づくものであり、金学順が単なる売春婦であったことは、当然に知っていたはずだ。
今や、誤報であり、虚報であることが明白である以上、何か発言すべきではないのか。
それなのに、福島議員は沈黙を守ったままである。このような人物を、国会議員にしておいてはいけないと、私は確信しています。是非とも、今回の選挙では落選して頂きたいものです。