都政は間違いなく混迷するだろう。いや、混迷に追い込んでやる、きっと、そう考えているに違いない・・・はずだ。
先週、築地市場の豊洲への移転延期を打ち出した小池・新東京都知事の判断は適切だと思う。はじめに公共事業ありきの、土木・建築利権中心の移転策であることが既に判明している以上、今後を考えての延長は当然だろう。
しかし、この莫大な利権にしゃぶりついた金権政治業者たちが、小池都知事に牙を剥くことは間違いない。如何に黒字の東京都にあっても、数千億円の利権は手放せないし、ここを探られたくない。
だからこそ、都議会と馴れ合うことが出来る知事を切望していたのだ。しかし、その希望は潰えた。その潰した当人が、ついに都政の闇と言われた築地市場移転問題に、直接切り込んできた。
絶対に許せない。この利権に口出すことは、断固許せない。幸い、都議会を来年までは牛耳れる。それまでの間に都政を混乱させ、小池のせいにして退陣に追いやる。
そのためになら、なんだってやる。そう、なんだってね。今まで、この都政の闇を追求しようとしてきた新人政治家を幾人も葬ってきたのは伊達ではない。この女政界渡り鳥を、絶対に潰さねばならない。
表向きは慇懃無礼に扱い、裏で陰湿な妨害をするのは得意である。都庁の役人どもを仲間に引き込み、新聞やTV局の記者を接待漬けにして、こちらに都合のいい記事を書かせるなんて簡単なことだ。
今までやってきたことを、今まで以上に、徹底的にやるだけだ。いい気になるのは今のうちだけだ。見ているよ、小池め。後で泣きっ面で土下座しても、絶対に許さないからな。
以上の文章は、全て筆者の邪推、妄想、戯言に過ぎませんから、気にしないように。