作品順からいけば、タイトルは「ゴーストバスターズ3」になるべきでした。
しかし出演者の死亡や監督の交替などの諸事情で、この作品は1のリメイクになっています。時代の流れというべきか、四人組は全員女性で構成され、受付役が男性に様変わりしています。でも、残念ながら1984年公開された1には及びませんでした。
もちろん、最新の特撮技術を駆使しての幽霊たちの映像は見事です。また、ホラーコメディとして上演中、何度となく観客の笑い声が上がったのも確かです。でも、映画としてみると、やはり1には及ばない。
逆に云えば、84年のゴーストバスターズを映画館で観ていない人は、今回観ておいて損はないでしょう。なんといっても最新の特撮技術の凄さは間違いのないところです。これは家庭のTVで観てはあまりにもったいない。やはり映画館の大画面でこそ観るべきなのです。
あと、私的に笑えたのが、アベンジャーズでマイティ・ソーを演じているクリス・ヘムズワースが外見二枚目マッチョながら、中身が残念なおバカキャラを演じていることでした。これは、笑えます。
とてもピープル誌が選んだ2014年最もセクシーな男にはみえません。しかも、微妙に笑いどころをはずしている残念感がたまりません。ある意味、コミカルなゴーストよりもおかしかったです。
しかし、改めて思い出すと、84年に公開された「ゴーストバスターズ」って、凄い作品だったのですねぇ。改めて感心しました。