先週に発表された豊洲新市場における驚愕のニュース。
本来、盛り土がされてあるはずの場所が、地下空間となっていて、水たまりが出来ていた。この上階で都民だけでなく、関東圏の人たちが口にする魚が並び、保管され、各地に転売される。
元は東京ガスの設備があり、相当な有害物質が地中深く貯まっていることは、かなり前から分かっていたはず。だからこそ、その有害物質が揮発して、鮮魚市場に悪影響が出ないように盛り土をするのではなかったのか。
それが、いつのまにやら、施行工事契約書に手を加えられて、建物の地下に空間が作られ、あげくに、その空間には水たまりができている。雨水の可能性もあるが、地下水が貯まっている可能性のほうが高いという。
いったい、誰が何時、盛り土を止めさせたのか?
今のところ、相変わらず新聞やTVといった大マスコミ様は、知らん顔をしている。報じているのは週刊誌や夕刊紙だけだ。
この20年以上、誰が都議会を牛耳り、都政を私物化し、知事を操ってきたのか。
大マスコミ様は、それを知っているはずだ。知っていても、知らん顔を決めこんでいる。東京都の公共事業を、各ゼネコン各社に割り振る役割を誰が果たしてきたのか。それを知らないはずがない。
盛り土? 地下空間? 彼の了解と決定なしで、工事が決まる訳がない。それを知りつつ、何も報じようとしない大マスコミ様。
日本の新聞、TVが如何に信用が置けないものか、よく分かると思います。
まァ、検察などが動き出せば、如何にも賢しげに報道するでしょうけどね。日本の民主主義が未熟な要因の一つは、間違いなくマスコミの機能不全だと、私は確信しています。