ヌマンタの書斎

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民進党代表選挙に思うこと

2017-09-04 12:11:00 | 社会・政治・一般

民進党の代表選挙があったらしい。

正直、今となってはどうでもいいニュースである。蓮舫党首のままで無意味な空騒ぎだけさせておいた方が、日本にとっては良かった気もするが、誰がやっても失敗するのが目に見えている。

これは旧・社会党や共産党に顕著なのだが、自分たちが正しいと信じ、愚かな大衆を導くことこそ政治家の務めだと思い込んでいる節がある。だから、何故大衆が自分たちを支持しないのかが理解できない。

正しいことを言っている自分たちが何故に支持されないのか。その疑問さえ持たずに、ただ労働組合とかの盲目的な信者と、とにかく自民が嫌いな人たちだけに支持されて、かろうじて選挙を生き残ってきた。

たまに自民党が大きな失策をするとか、政治腐敗が露出してしまうとかがあり、反自民党感情が盛り上がった時にだけ、野党勢力として勢力を伸ばすことが出来た。要するに自民党がミスを犯さぬ限り、決して選挙で勝てない。

だからこそ、森友学園や加計学園の問題に固執したのだろう。

実に情けない話である。こんな無様な政党に、次の政権を任せたいと思う有権者が、果たしてどれだけいるのか。この半年の国会論議で、真に国民の生活を考えての議論が、どれだけあったというのか。

今年は内憂外患の年である。アベノミックスは中途半端な成果しか出せず、未だデフレ脱却は果たしていない。実質賃金は役所と大企業のみ増えても、過半数の国民は、むしろ減少しているから、消費は回復していない。

トランプ政権に対しては、上手く対応しているが、北朝鮮情勢は未だ不透明である。にもかかわらず、民進党は軍事的な危機には、まったく触れたがらない。そんな姿勢で、次の政権を目指そうというのだから笑ってしまう。

なにせ、今の民進党にとって、最大の課題は共産党との連携をどうするかだというから失笑するしかない。いくら選挙は数の論理だからといって、共産党と連携して政権がとれると考えるのだから、呆れるほかない。

民進党が考えるべきは、なぜに自分たちは大多数の国民からの支持を失い、それを回復できずにいるかであろう。それをする勇気がないからダメなのですがね。

そう遠からぬうちに、民進党はかつての社会党と同じ道を辿ると思いますよ。

コメント
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