派手じゃないけど、地味に華麗。
ワイルドスピードほど派手なカーアクションと破壊のシーンはない。でも、劇中で使われる車が往年のクラッシック・カー、それもオークションで高値を呼ぶほどの名車ばかりなので、地味でも華麗。
そんなクラッシック・カーを盗む異母兄弟が、知らずにマフィアのボスの車を盗んでしまったから、さあ大変。挙句に捕まり、無理難題を突き付けられる。いかに知恵を絞り、この苦境を乗り越えるのか。
カーアクションはたいして派手ではないが、誰が味方で誰が本当の敵なのか、最後の最後まで観客を迷わせる。もっとも上映時間は、この手の映画にしては短いので、気軽に楽しめます。
ちなみに主人公は、あのクリント・イーストウッドの息子さん。若い頃のクリントの面影を残しつつも、現代風にスマートさを感じさせる。
登場するクラシックカーといい、クリントの面影を残す俳優さんといい、懐かしい様な楽しさを感じる映画でした。あまり積極的に宣伝してないようですけど、観て損はない出来だと思いますよ。