ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

週末のお楽しみ

2018-01-30 12:32:00 | 日記

日頃、あまりTVを観ない私だが、不用と思っている訳ではない。

主に週末だが、CS放送を集中的に視ている。特に注目しているのは、BBCとCNN、CBSの報道番組だ。別に欧米のマスメディアが日本よりも優秀だと上げへつらう気はない。

トランプ大統領が散々不満を漏らしているように、欧米のマスメディアだってかなり偏向しているのは分かっている。だが、日本のマスコミとの視点というか、視座の違いが興味深いと思い、なるべく視るようにしている。

当たり前のことだが、BBCならば英国の視聴者を対象にした番組作りになるし、CNNやCBSならばアメリカである。だから、日本のニュースとは、まるで関係ないものに多くの時間が割かれる。

だが、それだけでも欧米が何に関心を持っているかが分かる。国内ニュースはいざしらず、私が注意して視るようにしているのが国際ニュースである。当然ではあるが、やはり日本とは視座が異なる。

そのなかでも、日本ではほとんど報じられないが、欧米では強く関心を持たれているニュースが気になる。以下順不同ではあるが、紹介したい。

1 サウジアラビア主導のアラブ諸国によるカタール封鎖。

2 トルコのエルドアン大統領の動向

3 ウクライナ及びバルト三国とロシアの動向

4 アフリカにおける中国企業の活躍

まず4だが、これは所謂企業広告報道的なものだと思う。トランプはいざ知らず、グローバリズムを推進させることを目論む方々にとって、中国の経済成長は投資の呼び水であり、世界経済を推進させていく大きな流れと設定しているがゆえの報道だと想像できる。

ちなみに、当のアフリカの現地の人々からは、中国企業はきわめて悪評が高い。なにせ、人も物もすべて中国から持ち込み、現地に金を落さない。太陽光発電設備もインターネット送受信網設備も、すべて中国企業の管理下にあるため、人材育成にもならない。

でも、そのような視点からの報道にはあまり積極的ではないようだ。もっともニュースでは取り上げていなかったが、CBSのドキュメンタリー番組では取り上げている辺りが、マスコミとしての良心の顕れなのだろう。

1と2は、相互に関係が深いので、また改めて近日中に取り上げたい。

で、3なのだが、これは拙ブログでも一度取り上げているが、かつてのソ連圏の奪還を目指すロシアが本気であることを、既に欧州の人たちは意識しているようだ。日本にとって関係ないと言いたいところだが、アメリカの干渉を防ぐため、ロシアが北朝鮮を支援して危機を煽っていると私は推測しているので、無関心ではいられない。

毎週、やっている訳ではないのだが、日本の視点を離れて、欧米の視点から世界情勢を俯瞰することも有益だと考えています。まァ、無用なニュースも多いのも確かなんですけどね。

コメント
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